日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

台風が過ぎると、…熱風がやってきた…。

2016-08-17 09:20:14 | 日本語学校
晴れ。

早朝は雨が降っていたのですけれども…。

昨日というか、今日の台風はダムにそれほどの雨を落とさずに去って行こうとしています。ここは海の近くなので、被害が出るかなと思ったのですが、学校の植木も倒れておらず、それほどの風ではなかったのかと錯覚させられてしまいます。…でも、やはり風は強かったのでしょうね。夜は、電線が軋んでいましたもの。

ところで、今朝、来る途中、きちんとセミが啼いていました。昨日はセミの鳴き声を聞かず、草むらからの虫たちの声が聞こえていました…ので、もう「お盆も過ぎたことだし」と勘違いしてしまいました。これも台風の影響だったのかしらん。

台風が来る毎に、涼しくなる…というのは、まだまだ先のようで、今日など、台風一過、途端に、南からの熱風が関東地方を襲うそうです。もしかしたら、もうやって来ているのかもしれません。学校の中にいると、そして来てから一段落してしまうと、汗も退き、風を感じるようになっていますから、もうわかりません。

これがお日様の下であると、イヌのように舌を出してあえいでいるかもしれませんけれども。

さて、最近、ハズキの「メガネ」を使うようになりました。けれども、学生達は、私の「メガネ」イコール、「虫眼鏡」であると信じていますから、(忘れたときなど)「メガネを持って来てね」と頼むと、ニコニコしながら、虫眼鏡を持って来てくれたりするのです。

それで、上のクラスなどでは、「メガネを替えてね云々」とボソリボソリと言っているのですが、下のクラスにはまだこれがわかりません。しばらくは「虫眼鏡」が送られてくるかな…。

まあ、これはこれとして、このハズキの「メガネ」、いわゆる「虫眼鏡」なのです。だから、私のような者にとっては、必需品。二つ買ったのは正解でした。

うち用のがまた役に立つ。だんだん小さい字を見るのが億劫になって、しばらく雑にしか見ていなかったのです。が、このお盆休みで、たまっていた新聞をあらかた片付けることができました。それに、久しぶりに、辞書を読んで、何だか感動することもできましたし。

やはり、紙のものはいいですねえ。最近は、ほとんど、パソコンで調べていたのですが、やはり紙のものは違います。学校ではパソコン…広げると面倒です。うちでは紙というふうに使い分けられそうです。学校に置いておいた辞書も持って帰ろうかな。

これも、ハズキの「メガネ」のおかげ。こんなに使い勝手がいいなら、もっと早くに使っておけば良かった。

実は、目のためにはいいと言われながらも、サングラスでさえも、あまり使っていなかったのです。メガネに慣れていない者というのは、鼻に何かをかけるというのに辛抱できない…ようですから。

ただ、急に目が悪くなったような気もするので、ちょっとそれが気がかりです。

新学期が始まるまでに、やっておかねばならないことが、まだまだたくさんあります…まあ、やった方がいいくらいのもの…が、大半なのですけれども。

実は、ベトナムの、真面目な学生に頭を抱えているのです。スリランカの学生は、それなりに、本人の資質ややる気の問題と考えられるのです(ヒアリング力があるので、理解ができないというのは、多分シンハラ語で説明されてもわからないから)が、ベトナムの学生は、懸命に頑張っているのですが、ヒアリング力がなかなか育たない。

この、懸命に頑張っているのに、結果が伴わない…、資質も普通であるし、やる気もあるのに、伴わない…というのが、つらい。

で、「あの手この手」を考えているのです。もちろん、普通の学生です。「ふつうの子」が、日本に来て、母国ではできなかったことができるようになったり、わからなかったことがわかるようになる…なれればいい…というのが私たちの希望なのです。が、ヒアリング力に難があると、それがどうにもこうにもうまくいかない。

せめて、スリランカの学生のようにヒアリング力でもあれば、映像を見せ、説明を加えていけば、知識は増やすことができる。中国人のように漢字でどうにかなるなら、読ませ、映像を見せていけばいい(もちろん、「普通の能力を持っており、やる気があれば」ですが)。

ところが、ベトナム人はそのどちらでもやれないのです(ヒアリング力にも劣る、漢字も中国人のようにはいかない)。

とはいえ、頑張る人がいる限り、こちらの試行錯誤は続きます。

日々是好日
コメント
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