新年あけましておめでとうございます
本年も どうぞよろしくお願いいたします
新しい年を迎えました。
まっさらの1年、さて何をしよう?と考えるのは楽しいものですね。
私は、とりあえず“健康第一”(笑)
健康で元気であれば、できることは、きっとたくさんあるはずです。
皆さんも、健康で素晴らしい1年を過ごせますように!
I hope you'll have a great year!
さて、早速ですが、ワインの話題を。
人間というのは面白いもので、最先端のものを追求していたかと思うと、その反動なのか、古き良きものに憧れたりします。
ワインの世界はまさにそれが当てはまるかと思います。
栽培の生産性を上げる農薬や肥料を開発し、ハイテクを駆使しながら、国際市場で通用する国際品種のワインにフォーカスしていた時代がありました。
その後、祖父の時代のワインづくりに戻るナチュラル志向、その土地の固有品種を再発見するローカル品種志向という揺り戻しがあり、さらに、アンフォラなどの古代の器を使うところまで戻ってきました。
今後のトレンドの中心となっていくのは、「ワイン誕生の地」への興味でしょう。
初めてワインが生まれた時期、場所については、著名イギリス人ワインライターのヒュー・ジョンソン氏でさえも、その著書の中で「いつ、どこでなのかを正確にいうことはできない」と書いています。(出展「The Story of Wine」Hugh Jhonson)
考古学的な発掘などから、場所は、おそらく、黒海周辺、特に、現在のジョージア(旧国名グルジア)とアルメニアのあるトランスコーカサス(コーカサス山脈の南側)周辺ではないか、といわれています。
ジョージアでは、栽培されていたと思われる紀元前7000年以上前のブドウの種子が、コーカサス山脈の南側で見つかっています。
また、トルコ(チャタル・フュック:世界で最古の都市といわれています)、レバノン(ビュブロス)、シリア(ダマスカス)、ヨルダン の紀元前8000年前の地層からもブドウの種子が見つかっています。
これらの場所は、地中海の東岸エリアで、トランスコーカサスの南西方向に位置しています。
種の形から、これらの地で発掘されたものは、栽培されていたブドウではないそうです。
最初のワインは、いつ、どこで? ―正確にはわからない、とはいえ、黒海周辺から地中海東岸地域のエリアが非常に怪しいわけです。
特に、ジョージアでは、地中に甕(クヴェヴリ)を埋めて醸造する製法が今も伝統的に残っていることから、クヴェヴリへの関心、ジョージアへの興味が高まってきています。
さらには、その土地の古代のブドウ品種への関心もです。
クヴェヴリで醸造された白ブドウ品種“ルカツィテリ”、同じく“キシ”の白ワイン(Georgia)
イスラエルワインの記事の中で書きましたが、イスラエルでも、失われた古代品種を探り、研究するプロジェクトが始まっていて、いくつかのワイナリーが古いブドウ品種からのワインをつくり始めました。
今後は、ワインのはじまりの土地、古代品種、古代製法、への関心が、新しいトレンドとなっていくはずです。
中でも、黒海周辺(Black Sea Region)は、過日も紹介したように(Black Sea Region Wines & Spirits Contest 2016)、今後のトレンドのキーワードとなっていくでしょう。
我々の心を動かすのは、「いにしえへの“ロマン”」なのかもしれません
ジョージアのワインは日本にもだんだんと入ってきています。
【参考記事】
個性派ワインを探している方にオススメのジョージア(旧グルジア) → コチラ
地中海東岸エリアも注目 → 「レバノンワインの可能性」
2015年に注目したいワイン → 2年前にも「1.ジョージアワイン(グルジアワイン)」と予測!(笑)
本年も どうぞよろしくお願いいたします
新しい年を迎えました。
まっさらの1年、さて何をしよう?と考えるのは楽しいものですね。
私は、とりあえず“健康第一”(笑)
健康で元気であれば、できることは、きっとたくさんあるはずです。
皆さんも、健康で素晴らしい1年を過ごせますように!
I hope you'll have a great year!
さて、早速ですが、ワインの話題を。
人間というのは面白いもので、最先端のものを追求していたかと思うと、その反動なのか、古き良きものに憧れたりします。
ワインの世界はまさにそれが当てはまるかと思います。
栽培の生産性を上げる農薬や肥料を開発し、ハイテクを駆使しながら、国際市場で通用する国際品種のワインにフォーカスしていた時代がありました。
その後、祖父の時代のワインづくりに戻るナチュラル志向、その土地の固有品種を再発見するローカル品種志向という揺り戻しがあり、さらに、アンフォラなどの古代の器を使うところまで戻ってきました。
今後のトレンドの中心となっていくのは、「ワイン誕生の地」への興味でしょう。
初めてワインが生まれた時期、場所については、著名イギリス人ワインライターのヒュー・ジョンソン氏でさえも、その著書の中で「いつ、どこでなのかを正確にいうことはできない」と書いています。(出展「The Story of Wine」Hugh Jhonson)
考古学的な発掘などから、場所は、おそらく、黒海周辺、特に、現在のジョージア(旧国名グルジア)とアルメニアのあるトランスコーカサス(コーカサス山脈の南側)周辺ではないか、といわれています。
ジョージアでは、栽培されていたと思われる紀元前7000年以上前のブドウの種子が、コーカサス山脈の南側で見つかっています。
また、トルコ(チャタル・フュック:世界で最古の都市といわれています)、レバノン(ビュブロス)、シリア(ダマスカス)、ヨルダン の紀元前8000年前の地層からもブドウの種子が見つかっています。
これらの場所は、地中海の東岸エリアで、トランスコーカサスの南西方向に位置しています。
種の形から、これらの地で発掘されたものは、栽培されていたブドウではないそうです。
最初のワインは、いつ、どこで? ―正確にはわからない、とはいえ、黒海周辺から地中海東岸地域のエリアが非常に怪しいわけです。
特に、ジョージアでは、地中に甕(クヴェヴリ)を埋めて醸造する製法が今も伝統的に残っていることから、クヴェヴリへの関心、ジョージアへの興味が高まってきています。
さらには、その土地の古代のブドウ品種への関心もです。
クヴェヴリで醸造された白ブドウ品種“ルカツィテリ”、同じく“キシ”の白ワイン(Georgia)
イスラエルワインの記事の中で書きましたが、イスラエルでも、失われた古代品種を探り、研究するプロジェクトが始まっていて、いくつかのワイナリーが古いブドウ品種からのワインをつくり始めました。
今後は、ワインのはじまりの土地、古代品種、古代製法、への関心が、新しいトレンドとなっていくはずです。
中でも、黒海周辺(Black Sea Region)は、過日も紹介したように(Black Sea Region Wines & Spirits Contest 2016)、今後のトレンドのキーワードとなっていくでしょう。
我々の心を動かすのは、「いにしえへの“ロマン”」なのかもしれません
ジョージアのワインは日本にもだんだんと入ってきています。
【参考記事】
個性派ワインを探している方にオススメのジョージア(旧グルジア) → コチラ
地中海東岸エリアも注目 → 「レバノンワインの可能性」
2015年に注目したいワイン → 2年前にも「1.ジョージアワイン(グルジアワイン)」と予測!(笑)