「チーズフェスタ2014」 に、今年も出かけてきました。
今年は会場が恵比寿に変わり、駅からも近くなり(私は迷子になりましたが)、スペースは若干少し広くなったような感じもしました。
新しくてキレイですし、これまでの会場よりはいいんじゃないでしょうか?
私は初日の夕方に出かけてきましたが、相変わらず賑わっていました。
ABCDと4つのブロックに分けたエリアごとに無料試食のチーズが配布され、各ブロックでは、お値打ち価格でチーズが購入できます。
お値打ち価格でのチーズ購入 が、このイベントのひとつの目玉に思います。
私は滞在時間があまりなかったことと、この後も予定があったため、チーズは購入せず、ざっと会場を見るのみ。
とはいえ、いつも必ずチェックするのは、日本のチーズ輸入の状況と、消費の動向です。
一時的に下がった年もありますが、チーズの消費は順調に伸びているのがわかります。
次に、最新の輸入状況を、4年前、2年前のチーズフェスタで得たデータで比較してみてください。
数字が見えにくいので、拡大します。
2014年 -2013年の実績
2012年 -2011年の実績
2010年 ―2009年の実績
4年前と比べてみると、上位2カ国は、豪州、ニュージーランドと変化ありませんが、2011年を見ると、アメリカが飛躍的に伸びているのがわかります。
アメリカの快進撃は、そのまま2013年にも続きます。
他では、イタリア、オランダが伸び、ドイツ、デンマーク、アルゼンチンがやや後退傾向。
フランスは日本への輸入が多い印象ですが、数字的には多くないのが意外でしょうか。
豪州のチーズは、目に見える姿は少ないかもしれませんが、業務用チーズや、日本で加工されるチーズの原料用が多いのです。
豪州の原料用チーズは、こんな形のブロックチーズとして入っているんですね。
チーズフェスタの会場には、一般消費者の来場が多いのですが、ビジネス目的の人の来場もあり、ビジネス向けのセミナーや、業務用の提案のパネルなどもありました。
例えば、上記は「お寿司の具材に合うチーズ」の提案ですが、やわらかく仕上げたソフトタイプの小容量チーズや、ゴルゴンゾーラ入りのペーストやソースなどが紹介されていました。モダンスタイルのお寿司なら(カリフォルニアロールなど)、なめらかでクリーミーなチーズを組み合わせるのは良さそうですね。
特にイタリアのブルーチーズ“ゴルゴンゾーラ”の提案がお寿司にされていたのも面白いと思いました。独特のピリリとした味わいと塩気があるチーズですが、クリーミーに仕上げれば、お寿司と絶妙にマッチするかもしれません。これは家庭でも応用できそうだと思いました。
気になったコーナーとしては、「おもちとチーズのコラボ」
これは確実に合いそうなので、これからの季節、家でも試してみるのもよいのでは?
ドリンクコーナーでは、スパークリングワインやオーガニックビールが1杯300円から。
どれも300~500円前後でしたので、気軽に試せそうです。
スパークリングワインが300円は嬉しい
展示コーナーには、普段なかなか目にできない大きなチーズが並び、テンションが上がります(笑)
小ぶりながら個性あるチーズたちも多彩に並び、目を惹きます。
ドリンクコーナーとチーズ販売コーナーは有料ですが、ほかは無料で楽しめるのが、このイベントの良いところだと思います。
今年行きはぐってしまった方は、来年はぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか?