吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈催事〉0317:「ティーハウス ミヤ」閉店

2014-12-07 06:16:35 | 行楽催事

 

写真①:ハーブティーを主としたカフェ「Teahouse miya」の入口

      =福津市津屋崎4丁目12-23の「津屋崎千軒古民家」で、2014年12月6日撮影

 

福津市・〈津屋崎千軒古民家〉で営業の

「ティーハウス ミヤ」きょう7日で閉店です

  福津市津屋崎4丁目(旧新町)の〈津屋崎千軒〉の一角に2012年11月1日オープンした、ハーブティーを主としたカフェ「Teahouse miya(ティーハウス ミヤ)」=写真①=がきょう7日で閉店します。

 2012年6月30日で店じまいしたフランス料理店「Chez Oomae シェ・オオマエ」が入居していた福津市所有の「津屋崎千軒古民家」(大正時代建築の木造2階建て)の新たな運営者を市が公募し、応募した「津屋崎の豊かな自然や海が大好きな」運営者の中宮好恵さんとスタッフの小形(おがた)美幸さんの二人で営業。私の所属する福津市の町興しボランティア団体、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の〈津屋崎千軒そうつこう〉ガイドのメンバー3人で同年11月2日、初訪問してみました=写真②=。

  1階和室のちゃぶ台を囲んで座り、「ハーブティー」や「ケーキセット」、「お結び膳」などのメニューがあり、「ハーブティー」を注文。この日は、太宰府市からの〈津屋崎千軒〉視察団のご一行を町並みガイドしての帰りで、「ハーブティー」を飲み、体の中が温まったのを覚えています。

 

写真②:「津屋崎千軒古民家」で開店翌日の「Teahouse miya」

     =2012年11月2日撮影

  「津屋崎千軒古民家」では、福津市の公募に応じた新しい営業者が入居の予定。2011年1月15日開店した「シェ・オオマエ」、「ティーハウス ミヤ」両店とも、観光客や市民に親しまれながら1年5か月~2年で閉店され、〈津屋崎千軒〉内での継続営業がないのは寂しいことです。

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2014年12月7日/〈大川・町歩き〉012・吉原義朗家住宅

2014-12-07 04:24:22 | 〈大川・町歩き〉

 

写真①:江戸時代の大型町家・「吉原義朗家住宅」

      =大川市小保で、2014年11月29日午前11時45分撮影

 

〈大川・町歩きスポット〉 12

:吉原義朗家住宅

  福岡県大川市小保(こぼ)・榎津(えのきづ)にある旧柳河藩医の「緒方家住宅」近くに建つ「吉原義朗家住宅」=写真①=は、江戸時代の大型町家です。

  「吉原義朗家住宅」は、主家の屋根勾配が急で棟高は約9mと小保町の通りでは最も高い。別棟の離れ座敷は、棟門と式台玄関を構えた屋敷造りです。丸太を組み合わせた主屋屋根裏の小屋組の構造に江戸時代の建築技術の素晴らしさが伺え、座敷床の間の柱の奥には刀による抜打ちに備えた身隠しの空間が設けられています。

 式台玄関蟇股に天保9年(1838年)の墨書銘があり、当家所有の木板に享和元年(1801年)、桐箪笥の木片に文化3年(1806年)の銘が残っていることや、蟇股の彫りが国指定重要文化財・「旧吉原家住宅」(大川市小保にある旧柳河藩小保町の行政的支配者の別当職を代々務め、後に同藩の大庄屋となった吉原家の居宅)のものとよく似ていることから、19世紀前半頃に主屋=写真②=が建てられた後、離れ座敷が建てられたと思われるという。

 

写真②:「吉原義朗家住宅」1階土間から見た板の間

  吉原義朗家は、本家より分家された当時、「吉原氏(うじ)酒場」=写真③=という屋号の造り酒屋で「まひ(舞)鶴」という銘柄の純米地酒を醸造していたため、地元では酒場(屋号)と呼ばれてきました。毎年4月に開催される町興しイベント・「肥後街道宿場を歩く」の時だけ、地元の酒店で江戸時代の〝幻の酒〟「まひ鶴」として平成13年から復活醸造し、限定販売されているという。現在の住宅は、平成3年9月の台風で被害を受けた屋根瓦の全面葺替えを同6年に行い、ほぼ旧状どおりに修復されました。

 

写真③:1階に貼り出された「吉原氏酒場」と江戸時代の〝幻の酒〟「まひ鶴」復活の説明文

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