吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2008年5月12日/〈津屋崎の四季〉239・鉄輪樹

2008-05-12 08:15:04 | 風物
写真①:多数の白い小花を咲かせた珍しい「鉄輪樹」
     =福津市宮司元町の宮地嶽神社で、2008年4月30日午後2時41分撮影

 福津市宮司元町の宮地嶽神社で、珍しい「鉄輪樹(てつりんじゅ)」の花が咲いていました=写真①=。(5月12日午前、再訪したところ、残念ながら花の時季は終わっていました)

 4月30日、「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が行った第1回車いすガイドで神社を訪れた際、境内北側の社務所前に「鉄輪樹」についての説明書き=写真②=が立てられているのに気付きました。それによると、〈一名オオカナメモチ 固さと強さから昔は扇のカナメや車輌材にされた貴重な木である〉とあります。


写真②:「鉄輪樹」についての説明書き
     =宮地嶽神社で、4月30日午後2時42分撮影

 オオカナメモチはバラ科の常緑低木で、高さ4-6㍍になります。ごく近い将来に絶滅する危険性が極めて高い種として、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧IA類に搭載されています。自生は本州では希で、愛媛県、奄美大島、沖縄などに分布。葉はカナメモチよりも大型で、長さが10~20㌢。5~6月に5個の花弁を持つ多数の白い小花を開き、10月に直径約6㍉の赤い実が生ります。
コメント
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