写真①:桜並木約1.8㌔の散策路・「哲学の道」
=京都市左京区 で、2011年8月19日午前10時30分撮影
〈京都・町歩きスポット〉 3
:哲学の道
久しぶりに「哲学の道」=写真①=を歩きました。明治23年(1890年)、京都市左京区 の東山山麓に完成された琵琶湖疏水に続く、分線沿いの桜並木約1.8㌔の散策路です。近くにある銀閣寺に行く途中、そぞろ歩きしました。
昭和43年(1968年)、地元住民の環境保全整備を求める声に京都市がこたえ、「哲学の道」として整備。以来、地元住民や市水道局による清掃と環境保全整備がはかられ、春の桜、初夏のホタル、秋の紅葉と四季折々に、市民の散策路として親しまれています。哲学者西田幾多郎が思案しながら歩いた事から、「哲学の道」と名付けられたという。私も、人生の越し方、行く末を案じながら歩いてみました。
「哲学の道」の案内板の近くに、「京都一周トレイル」の道標もありました=写真②=。トレイルとは、森林・原野・山地などの踏み分け道、山の小道のこと。「京都一周トレイル」は、京都市交通局や同市観光協会などが散策の小道として整備した京都の南東・伏見稲荷から比叡山、大原、鞍馬を経て、嵐山、苔寺へ至る全長約70㌔のコースです。
写真②:「京都一周トレイル」の道標
=京都市左京区 で、8月19日午前10時30分撮影
「哲学の道」を散策していくと、お目当ての「銀閣寺」の方向を示す案内板=写真③=が立っている分岐点に差し掛かりました。
写真③:「銀閣寺」の方向を示す案内板
=京都市左京区で、19日午前10時30分撮影
道路の向こうに、「白沙村荘(はくさそんそう)橋本関雪記念館」=写真④=がありました。大正・昭和の京都画壇で活躍した日本画家・橋本関雪大正5年(1916年)年から30年かけて造営した邸宅「白沙村荘」を利用した記念館。関雪の作品やスケッチ、収集した陶器、中国・日本の文人画などの古美術コレクションを収蔵、随時公開展示しており、建物や3千5百坪の庭園も関雪自身が設計しています。大文字山を借景とした庭園には、平安・鎌倉から桃山時代の石仏や石灯籠などの石造美術が配置されています。
写真④:「橋本関雪記念館」
=京都市左京区浄土寺石橋町で、19日午前10時30分撮影