吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈津屋崎の四季〉1191:「津屋崎干潟」のハマボウ自生樹

2018-07-14 09:38:59 | 風物

 

写真①:黄色い花を開いたハマボウの自生樹

     =福津市渡の「津屋崎干潟」で、2018年7月14日午前6時10分撮影

 「津屋崎干潟」のハマボウ自生樹の花見ごろ過ぎる

そばに希少種・干潟の生き物たちの保護を呼び掛ける立札

  福津市渡の「津屋崎干潟」の岸辺にある海浜植物・ハマボウ(アオイ科)の自生樹に咲いた花の見ごろが過ぎました=写真①=。暑さ前出しの気候異変で、例年より開花時期が早まったようです。

 ハマボウは、樹高約3㍍の落葉低木。フヨウやムクゲの仲間の南方系植物です。神奈川県三浦半島が自生北限で、福岡県のレッドデータブックでは、「絶滅危惧Ⅱ類」に指定。

 かつて津屋崎の浜辺にも多く自生していましたが、護岸工事などで激減し、自生樹は末広の市営津屋崎浄化センター前の「千間橋」下を流れる黒石川の西岸に残る高さ約3㍍の2株のほか、近くの「津屋崎干潟」奥の西岸にあるこの花を付けた株を含む8株だけ。この自生樹のそばには、福津市うみがめ課と市民ボランティア「津屋崎干潟みまもり隊」が保護を呼び掛ける立札「生きものたちからのお願い」が設置されています=写真②=。

  

写真②:希少種・ハマボウなど干潟の生き物の保護を呼び掛ける立札
        =「津屋崎干潟」岸辺にあるハマボウ自生樹そばで、14日撮影

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