写真①:海浜植物・スナビキソウの葉に口を当てているアサギマダラ
=福津市の「津屋崎浜」で、2015年7月19日午前6時50分撮影
"海を渡る蝶〟・アサギマダラが「津屋崎浜」に出現
一体、この時季になぜ?
〝海を渡る蝶〟・アサギマダラが5月11日、福津市・「津屋崎浜」に今季初渡来したのを確認、6月11日を最後に姿を見かけなくなっていましたが、7月19日朝、約1か月ぶりに4匹が同砂浜を飛び回っているのを確認しました。
私が所属する「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が5月27日開催した初夏の「津屋崎里歩きフットパス」ウオークでは、福岡、北九州、筑紫野、春日、古賀、福津の6市と福岡県粕屋町から参加の31人の方に、「津屋崎浜」で海浜植物・スナビキソウ(砂引草)の花の蜜を吸うアサギマダラを観察いただき、女性グループやご夫婦などから「初めて見た」「感動した」と歓声が上がりました。この様子を取材したFBS福岡放送の同日夕のテレビ番組「めんたいPlus」や、KBC九州朝日放送のテレビ番組「ニュースピア」で放送されました。
アサギマダラは、初夏に本州方面へ北上するとされ、「津屋崎浜」に飛来の個体も北方へ渡って行ったと思われていましたが、私の知人から7月18日に同浜のスナビキソウに止まっている個体を見たとの情報が寄せられ、半信半疑で19日朝、現場調査して花の枯れたスナビキソウの葉に口にあたる口吻(こうふん)を当てている個体=写真①=や、そばを飛び交う計4匹を確認=写真②=。
写真②:翅を閉じてスナビキソウの葉に止まったアサギマダラ
=「津屋崎浜」で、午前6時45分撮影
この個体は、どこから「津屋崎浜」に飛来し、いつまで滞在するのか、謎の解明に観察の継続が必要のようです。