吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

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2014年12月7日/〈大川・町歩き〉012・吉原義朗家住宅

2014-12-07 04:24:22 | 〈大川・町歩き〉

 

写真①:江戸時代の大型町家・「吉原義朗家住宅」

      =大川市小保で、2014年11月29日午前11時45分撮影

 

〈大川・町歩きスポット〉 12

:吉原義朗家住宅

  福岡県大川市小保(こぼ)・榎津(えのきづ)にある旧柳河藩医の「緒方家住宅」近くに建つ「吉原義朗家住宅」=写真①=は、江戸時代の大型町家です。

  「吉原義朗家住宅」は、主家の屋根勾配が急で棟高は約9mと小保町の通りでは最も高い。別棟の離れ座敷は、棟門と式台玄関を構えた屋敷造りです。丸太を組み合わせた主屋屋根裏の小屋組の構造に江戸時代の建築技術の素晴らしさが伺え、座敷床の間の柱の奥には刀による抜打ちに備えた身隠しの空間が設けられています。

 式台玄関蟇股に天保9年(1838年)の墨書銘があり、当家所有の木板に享和元年(1801年)、桐箪笥の木片に文化3年(1806年)の銘が残っていることや、蟇股の彫りが国指定重要文化財・「旧吉原家住宅」(大川市小保にある旧柳河藩小保町の行政的支配者の別当職を代々務め、後に同藩の大庄屋となった吉原家の居宅)のものとよく似ていることから、19世紀前半頃に主屋=写真②=が建てられた後、離れ座敷が建てられたと思われるという。

 

写真②:「吉原義朗家住宅」1階土間から見た板の間

  吉原義朗家は、本家より分家された当時、「吉原氏(うじ)酒場」=写真③=という屋号の造り酒屋で「まひ(舞)鶴」という銘柄の純米地酒を醸造していたため、地元では酒場(屋号)と呼ばれてきました。毎年4月に開催される町興しイベント・「肥後街道宿場を歩く」の時だけ、地元の酒店で江戸時代の〝幻の酒〟「まひ鶴」として平成13年から復活醸造し、限定販売されているという。現在の住宅は、平成3年9月の台風で被害を受けた屋根瓦の全面葺替えを同6年に行い、ほぼ旧状どおりに修復されました。

 

写真③:1階に貼り出された「吉原氏酒場」と江戸時代の〝幻の酒〟「まひ鶴」復活の説明文

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