とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

スポーツクラブに入って3ヶ月

2016-04-14 23:06:35 | スポーツ
1月初旬からスポーツクラブに入ったが、ほぼ3ヶ月経った。初日から1ヶ月毎にRISOBOという体成分分析機でデータをとっている。この分析器では、体重、筋肉量、体脂肪量が測れるほか体内中の水分、タンパク質、ミネラル分も計る事が出来る。また、筋肉量については、腕の左右、体幹、脚の左右毎の値が出てくる。体の部位についても、首、上腕左右、胸、ウエスト、ヒップ、太腿左右毎の値も出てくる。

1ヶ月目、2ヶ月目では、それほどビックリするようなデータではなかったが、今回の3ヶ月目で、効果が出てきたのが実感できた。初回の体型分析では、体重、筋肉量が何とか適正値の範囲に入っていたが、体脂肪が適正値を超え、“脂肪多め”というカテゴリーに入っていた。今回、体重が初回から比べると2.9キロ減、体脂肪率が2.5%減という結果となり、やっと“理想”というカテゴリーに滑り込みで入った。

体格判定の評価は、「体重、体脂肪率とも標準です。摂取カロリー(飲食)と消費カロリー(運動量)のバランスがとれている状態と思われますので、今後も現在の生活パターンを維持していきましょう。」である。スポーツクラブでは、筋トレ全マシンとバイクマシン15キロを必ず行っていたので、筋肉が増えているかと思ったが、筋肉量はあまり変化なく、むしろ体脂肪が大きく減ったことで体重の減少につながったようだ。3ヶ月くらい続けないと効果は現れないと聞いていたので、その通りの結果となり、納得である。

体成分分析では、体水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪の割合が出てくる。これらの成分は、初回からずっと良好となっており、栄養バランスは問題ない。人によっては、一部の成分が不足していたり、過多になっている事もあるようだが、私の場合はずっと安定しているので安心だ。

体部位ごとの筋肉量は、増えたり減ったりで大きな変化はない。いちおう標準的な範囲の下の方に入っていて、筋肉マンといえるレベルでは到底ない。今後、体重が安定したら筋肉が増えるのだろうか?それでも、基礎代謝量は標準の範囲の高いほうに入っているので、マラソンをやっている事が幸いしているのだろう。

部位別周囲長では、初回値と比べるとヒップ、太腿が2センチ前後減少したのが大きい。最近、“ちょっと締まったみたい”と何人から言われたが、データを見ると間違いなく裏付ける値となっており、これも嬉しい。また、1ヶ月後にデータをとってみるつもりだが、今後どんな結果が出てくるか楽しみになってきた。

2016年もスイカを植える

2016-04-13 18:36:19 | 
そろそろスイカが出ていないかとホームセンターに寄ってみたら、やはりいろいろ出ていた。
畑もスイカを植えるスペースを確保し整地もしておいたので、すぐにでも植えられる状況だ。
早速、小玉スイカを5株購入した。防草シートを張って、5株を植え付ける。
霜よけカバーで覆い、無事植え付け完了だ。
今夜は雨が降りそうなので、しっかり根付くことだろう。




また、反対側の一角には、ひまわりの苗を植える。
昨年、畑の一角に落ちこぼれた種から、数多く葉っぱが出てきたので、
そのままこいでしまうには、もったいない。
元気な苗を掘り起こし、並べて植え替えた。
17本ずつで5列となり、85本になる。これが全部咲きだしたら、壮観だろう。




スイカの隣では、コデマリが咲きだした。中国原産の落葉低木で、名前は小さな手毬状の花姿に由来する。
樹高は1m~1.5mで枝は細く、長く伸びたものはゆるく弓状にしなりる。
5枚の花びらをもつ径7mm程の小花がまとまって咲き、およそ3cmの手毬状になる。
満開時は枝に沿ってびっしりと手毬状の花が付き、その姿は見事である。



マイナンバーカードやっと手に入る

2016-04-12 21:42:08 | いろいろ
1月下旬に交付申請を行っていたマイナンバーの個人カードが、先日交付できるという通知が来て、早速地元の区役所に取りに行った。なかなか来ないなあと思っていたが、やはり2ヶ月~3ヶ月はかかるようだ。

交付に当たっては、交付通知書と通知カード、運転免許証などが必要となる。健康保険証、年金手帳などは写真がないので不適当となる。つまり身分を証明するものとして、写真付きで氏名、生年月日、住所が記入されているものである。この個人カードは、原則的に本人でなければ受け取ることができない。ただし、15歳未満の子供がいる場合は、戸籍謄本を持参すれば、代理で受領できる。また、15歳以上であるが、どうしても受け取りに行くことができない場合も代理人として確認できる書類があれば受領できるが、病気や障害で交付場所に行くことができない場合とされており、単に行くのが面倒くさいとか忙しくて行く時間がないという理由だけでは、代理人に頼むことはできない。健康な大人なら、本人が行くしかないというのが、厳格な決まりである。

さて、受け取りに行くとしても、勝手に行ってもダメなようだ。事前に電話をして予約をしなければいけないという。一気に申請者が押し寄せると、システムがダウンしてしまうのかもしれない。まずは、日時と時間を予約して、対応する区役所に出向いた。予約制なので、待って居る人は2人だった。10分ほどで名前を呼ばれ、パソコンの前に座った。まず、カードを受け取り、氏名、生年月日、住所があっているか確認する。次に、ICチップへの暗証番号の入力だ。入力画面は、自分側にあり、窓口担当者はみることができない。暗証番号を本人以外には見せないという配慮のようだ。

さて、この暗証番号の入力が厄介だ。入力する暗証番号は4種類もある。署名用電子証明暗証番号、利用者証明用電子証明書暗証番号、住民基本台帳用暗証番号、券面事項入力補助用暗証番号の4つだ。署名用電子証明暗証番号は大文字英数字6文字以上16文字以下と結構考えるのが面倒くさい。その他は、数字4桁ですべて同じでもよい。事前に用紙にそれぞれの暗証番号を記入したものを、何度も見ながら画面から入力し終えた。これだけで5分ほどかかった。ほぼ、順調にいっても、このくらいは時間がかかるようだ。

それにしても、この暗証番号入力がパソコンに慣れないお年寄りとかは、きっと戸惑うだろうなと思った。自分の場合は、特にどうってことはなかったが、日本国民すべてに交付するとなると大変な手間がかかるだろうという事は明らかだ。国の制度だから対応できるようにするしかないのだが、このシステムが順調に回りだすのは、まだまだ先かもしれない。

賤ヶ岳登山&余呉川お花見

2016-04-11 22:12:13 | 観光
天女の羽衣伝説ウルトラマラソンの翌日は、決まって周辺を観光してから帰っている。今回は、初参加の人が多かったので、ぜひ一度は登って欲しいと思い、余呉湖から登れる賤ヶ岳にメンバーを誘う。賤ヶ岳(しずがたけ)は滋賀県長浜市にある標高421 mの山である。登山口は、いくつかあるが、最も早く上れる国民宿舎余呉湖荘(廃業)横の登山口から登る。登山口前にも、見事な桜並木がある。


山頂へは、35分くらいで到着する。山頂から南側には琵琶湖の北端部が見える。小さな島は、竹生島だ。


賤ヶ岳といえば、天正11年(1583年)、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)と柴田勝家が戦った“賤ヶ岳の戦い”で有名である。秀吉は、この戦いに勝利することによって織田信長が築き上げた権力と体制の正統な継承者となることを決定づけたと言われている。山頂には、それらの名残を示すように“七本槍古戦場”の標識が建っている。


そして、土塁の上には、賤ヶ岳の戦い”で活躍した七人の武将と秀吉の幟が立っている。七人の武将が、いわゆる七本槍と呼ばれている由縁だ。


北側には、前日走った余呉湖の全貌がはっきり見える。賤ヶ岳は、琵琶湖と余呉湖を分けているのだ。


一緒に登った仲間たちと余呉湖をバックに記念写真を撮る。


その後、物好きにも幟を持って、七本槍の武将と秀吉になった気分に浸る。


一通り景色を楽しみ、本来た道を下山する。下りは20分くらいだった。

余呉湖から木之本インターへ向かう途中、菜の花と桜のコラボレーションが素晴らしい場所がある。今回、余呉湖周辺の菜の花が今一つの咲き方だったので、ここのほうがとても良かった。余呉川沿いに植えられた桜の木と堤や中州まで広がった菜の花が凄い。路肩には、多くの車が止まり、写真撮影の人で賑わっていた。






その後、琵琶湖周辺をドライブして無事帰宅。今回も、マラソンとお花見を十分満喫できて楽しいマラソンツアーとなった。

2016天女の羽衣伝説ウルトラマラソン

2016-04-10 22:44:28 | マラソン
9日、10日と滋賀県の余呉湖で行われた「天女の羽衣伝説ウルトラマラソン」に参加してきた。今回で6回目の出場となる。
この大会は、1周7キロほどの余呉湖の周りを10周して、70キロほどの距離を走るウルトラマラソンだ。
4~5月にかけて行われる100キロマラソン等の練習にはうってつけの大会といえる

余呉湖の春は遅く、太平洋沿岸では桜の見ごろは既に終わっているが、この場所に来るとちょうどいいお花見の時期に当たる。
満開の桜の下を1日中お花見気分で走る事が出来るというのが、大きな魅力の一つである。
また、手作りの大会という雰囲気がアットホーム的で気楽であり、リピーターが多いというのが特徴だ。

朝7時。小高い丘にあるウッディパル余呉をスタートして、余呉湖へ向かっていくと、余呉湖方面には白い霧が立ち込めていた。


山の麓には、うっすらと雲がかかり、桜並木も見え始めている。


余呉湖をほぼ半周したころ、湖岸南部から北部方面を眺めてみる。風がなく、さざ波が立っていない余呉湖の湖面は、まるで鏡のように光っている。朝一番の1周目は、余呉湖の幻想的な風景が唯一見られる時間帯である。


その後、数周回ったあと、陽が上ってくると青空に桜が映えるようになってきた。


東岸の最も桜並木が美しい場所では、ヒロボーさんに写真を撮ってもらう。今まで参加した中でも、お花見には最適の時期だったといえる。桜は満開、気温は例年に比べ暖かく風もほとんどない。気持ちよいマラソンコースになっていた。




前半は、けっこういいペースで走る事ができていたが、6週目あたりから急にきつくなってきた。例年に比べ気温が高かった事が影響したのかもしれない。8周目くらいまでかなりペースダウンとなってしまった。しかし、9周目となり赤いタスキを掛けてもらうと、再び力が湧いてきた。しかも、最後の周回は、エイドスタッフのKちゃんともう一人の女性が伴走してくれたので、なおさら頑張ってしまった。天女の衣掛け柳前では、ちょっと一休み。


最終周回を頑張り、結局71キロを8時間57分ほどでゴールできた。これで、6年間で余呉湖を60周したことになった。

今回は、ウッディパルのコテージを3棟予約して、25名ほどの仲間で借り切った。ゴール後は、後夜祭前の開始時間待ちで、コテージ内で盛り上がる。




後夜祭の会場では、鍋料理を前にして盛り上がっていた。


二次会の抽選会では、お米、地酒、バッグ、シャツ等が当たった人もいれば、残念賞で終わった人もいたが、全員何かしらを貰い気を良くして集合写真を撮る。


その後は、コテージに戻り、三次会まで弾んだメンバーもいれば、二次会でお休みになったメンバーもいる。マラソンは大変だったが、それぞれ楽しんだ1日になったようだ。この大会は、走る事だけでなくその後の懇親会もセットになっているのが一番の魅力である。


ボウリング教室に入る

2016-04-08 19:45:30 | スポーツ
今日から、毎週1回近くのボウリング場に行くことになった。しばらく前にチラシが入り、無料のボウリング教室があるというので、これはいい機会だと思い、すぐに参加を申し込んだのだ。毎週1回とは言え、トータル5回で終わりだが、講師はプロボウラーなので、基礎から教えてもらえそうだ。

今日は初回ということで、教室に参加する生徒たちの自己紹介があり、その後、DVDを見て座学を行う。一通り座学を終え、いよいよレーンに移動する。まず、シューズを履いてから、ボールを選びに行く。準備が整うと、レーン前にあつまり、講師から投げる位置や投げ方の説明があった。とりあえず、ボールを持たずに投げ方の練習を数回行う。何度もやっていると何となく投げ方がわかったような気がした。

そして、次はいよいよ本番だ。実際にボールを持って、ピンめがけて投げてみる。最後にボウリングをやったのは、もう5~6年も前だ。しかも、2ゲームくらい。それ以前だって、ほとんどやったことがなく、もうまったくやってないに等しい。せっかく投げ方を教わったのに、実際にボールを持ってみると、まったくその通りに出来ていない。力が入りすぎてガーターになったり、真ん中に入ってスプリットになったりして、ストライクが取れない。1レーン二人で交互に投げ合い、1ゲーム分くらいは投げただろうか。久しぶりのボウリングだったが、結構体が暑くなった。ボウリングは、有酸素運動としてトレーニング効果が大きいのだという。

次回以降は、スペアの取り方やゲームを行うらしく、最終日は3ゲームの卒業試合があるそうだ。残り4回でどれほど上達するのかわからないが、この機会に、ボウリングの楽しさを充分味わえることができるといいなと思っている。

SONYポータブル超短焦点プロジェクター LSPX P1

2016-04-07 21:49:14 | グッズ


ソニーから凄いプロジェクターが発売されている。発売前から予約が殺到し、発売されてからも、数ヶ月待ちの状態だという。何が凄いかというと、小型スピーカー程の大きさながら、壁際にぴったり置くだけで、22インチから80インチの映像を映し出せる超短焦点レンズのプロジェクターだ。投写映像に人の影が映り込まないので、生活動線を妨げない。本体サイズが小さくて投写距離が非常に短いので、一般的なプロジェクターのように設置の手間やスペースの必要がない。また、オートフォーカス機能を搭載しているので、プロジェクター本体を動かす度に手動でフォーカス調整をする必要がなく、設置の手間がかからないというのが特徴だ。

画質は、コンパクトボディであるにもかかわらず有効画素数が1,366×768画素でHD画質(1,280×720ドット)以上の解像度で投影できるといい、結構キレイに見えるようだ。ただ、明るさが100ルーメンということで、明るい場所だと見えにくい可能性がある。リモコンが付いていないので、操作はiPhoneやAndroidの専用アプリから行うそうだ。

こんなプロジェクターがあったら、いろんな所に持って行って、手軽に大勢で写真や映画を見たりすることができる。あるいは、寝室に持ち込んで寝ながら映画を観るなんてこともできそうだ。開発コンセプトとしては画期的なものだと感心したし、物欲を大いに刺激された。

ただ、価格は、92,500 円(税抜き)とそれなりに高い。今後、さらに改良されて手頃な価格になるようなら、手元に1台おきたいと思わせた製品である。

2016年もボタンが満開に

2016-04-06 23:02:52 | 
毎年4月になると、我が家のボタンが咲き始める。
全部で30株ほど有り、一斉に咲き始めるとなかなか壮観だ。
近所では、ちょっとしたボタン園となり、通りがかりの人が目を細めていく。
見頃は、今週一杯かな。明日雨が降ると、花びらが落ちてしまうかもしれない。




そして、去年の10月末に植えたパンジーが未だに咲いている。
もう半年近くもずっと咲いている。長いあいだ、楽しませてくれる花である。
その隣では、ノースポールの白い花がこのところ勢いよく咲き出している。


チューリップは、ピンク、オレンジ、赤紫が咲き始めている。
ピンクはそろそろ終わりか。次は、どんな色が出てくるか楽しみだ。

2016沼津・奥沼津アルプス全山縦走:後半

2016-04-05 06:55:43 | 山登り
小鷲頭山からは激下りが続く。ぬかるんだ土の上は滑りやすくロープがなくてはとても歩くことはできない。


開けた場所に出ると、展望がいい。この先にある志下山の斜面に、ヤマザクラがいたるところで咲いているのが見えた。


12:54。“中将岩”と呼ばれる岩窟に着いた。岩窟には、阿弥陀如来を納めた祠があり、由来の看板があった。中将とは、平清盛の五男重衛のことで、その昔、源氏に捕らえられ伊豆の狩野で幽閉されていたが、処刑されることを知りこの辺りの山に逃げ込み、この岩窟で隠れていたのだという。


その後、平重衛は源氏に見つかり、小鷲頭山山頂近くで切腹自害して果てたらしい。小鷲頭山山頂の手前には、「本三位中将 平重衡 終焉切腹乃場」という立札が確かにあった。それにしても、縁もゆかりもない平家の武将をこのように祀っていたとは、地元の人はなんと優しいのだろう。

12:59。ぼたもち岩と呼ばれる巨岩に着く。表面がゴツゴツしていることから、ぼたもちに例えられたのかもしれない。


13:00。志下峠を通過する。


きらら展望台からは、内浦湾から大瀬崎に続く海岸線が見える。


振り返ると、小鷲頭山と鷲頭山の二つのピークが見えた。その尖った山容は、厳しいアップダウンがあったことを十分認識させてくれる。


13:14。ほどなく志下山214mに到着する。


小鷲頭山と鷲頭山の二つのピークをバックに記念撮影。


しばらくは、やさしい尾根道が続く。


再び、きつい上り坂となる。


13:30。千金岩からの景色もいい。


13:48。「昭和18年頃の対空濠」跡に着いた。単なる穴ではなく、日本軍が米軍の空爆用に銃座を設置した跡らしい。こんな所にも太平洋戦争の跡があったとは…。


13:57。徳倉山山頂255mに到着する。


14:34。横山山頂183mに到着。これで8座目となり、残り1座となった。


横山からの下りも、気が抜けない。相変わらず、ロープ伝いに慎重に下る。


15:00。車道が見えてきた。しかし、沼津アルプスのゴールはここではない。


車道を横断して、香貫山の登山口に入る。


香貫山の登山道は、今までの山々と違い一般の観光客も歩けるような道となっている。桜も見頃だ。


15:30。香貫山の展望台に到着する。モニュメントの富士山の向こうには、本当の富士山が見えるはずだが、雲に覆われ全く見えない。


沼津市内と千本松原の海岸線が広がっている。


15:37。香貫山193m山頂に到着する。ここが最後の沼津アルプスである。ついに奥沼津アルプス2座と沼津アルプス7座7峠を全て踏破したのである。しかし、ゴールはまだまだ先だ。


15:49。夫婦岩を通過する。どちらかというとゴジラかラクダの背中のようにも見える。


16:02。五重塔に寄っていく。


16:09。石段を下りると車道に出る。市街地にある住宅の真横が登山口というのも、不思議な感じだ。




一般道に出て、沼津駅に向かって歩き出す。メンバーの後姿を見ると、沼津アルプスの激坂を上り下りした戦歴がしっかりと残っている。


16:40。無事、沼津駅前の駐車場に到着し、長い長い沼津・奥沼津アルプス全山縦走が終わった。全歩行距離14.7キロ、全歩行時間8時間、累積標高差+1437m、-1450mという結果となり、低山とは言え侮れないハードな山行だったというのが分かる。

参考1:今回のコースマップ(YAMAPで記録)


参考2:今回の高低図(YAMAPで記録)

2016沼津・奥沼津アルプス全山縦走:前半

2016-04-04 11:42:43 | 山登り
沼津アルプスは何度か行ったことがあったが、その奥にある奥沼津アルプスは、上級者向けのハードなコースだという噂を聞きつけ、一度は行ってみたいと思っていた。今回は、その奥沼津アルプスと沼津アルプスを1日で全山縦走しようという欲張りな計画を考えた。そんなハードな計画にも関わらず、5人も参加者があつまり私を入れて計6人で行くことになった。

早朝、自宅を出て沼津に向かう間は、大粒の雨に見舞われ、どうなることかと思わされたが、沼津駅に着く頃には曇り空に変わっていた。JR沼津駅前に車を止め、東海道線で三島まで移動する。三島駅からは、私鉄の伊豆箱根鉄道に乗り換えだ。


原木(ばらき)駅で下車し、ここから奥沼津アルプスの登山口へと歩き出す。出発時間は8:30、コースタイムは約8時間の予定だ。


住宅地を抜け、狩野川に架かる石堂橋を渡る。


8:47。狩野川の西岸を歩き、奥沼津アルプスの登山口に到着する。のっけから急な坂道だ。


9:05。最初の山頂は茶臼山128mだ。これから、さらに8つの頂を目指すことになる。


雨上がりの山道なのでぬかるんで滑りやすい。下りでは、滑る人が続出する。


30分ほど歩くと、満開となった桜の木が見えてきた。


柵を潜り、公園内に入る(登山道の一部なので、入って構わない)。


一般の人が登って来られる遊歩道は、別のところにある。


9:40。公園内にある展望台が、大嵐山191m(地元では、日守山と呼んでいる)の山頂である。手すりに、日守山と書かれた小さい看板が掛けられている。


山頂周辺は、日守山公園として整備され、ちょっとしたお花見スポットだ。


雨粒がついた桜の花びらが綺麗だ。


公園の奥に進むと、大平山への登山道につながる。柵の隙間は狭く、看板がなければ通りぬけていいか迷うところだ。多分、猪などが入ってこないようにする為なのであろう。


柵を抜けて山道を進んでいると、後ろのOさんが突然叫んだのでびっくりして足元を見たら、なんとヤマカガシが鎌首をもたげていた。もうちょっとで尻尾を踏んでしまうところだった。まさに、危機一髪である。そおっと通り抜け、事なきを得た。


大平山へ向かうルートは、岩場があったり、珍しい樹木があったりして、なかなか面白い。


ツルツルと黒光りした幹。まるでアシカかオットセイが立ち上がっているかのように見える。はたまた、首長竜が顔をもたげているのか?


大平山に近づくにつれ、険しい岩場がいくつも出てくる。


巨岩に掛けられたハシゴを降りる。


足が届かないところは、岩から飛び降りるしかない。


再びハシゴを降りる。


11:24。大平山(おおべらやま)356mの山頂に到着する。白い霧に包まれ幻想的な山頂だ。ここで奥沼津アルプスは終わりとなり、これより北は沼津アルプスとなる。約3時間で奥沼津アルプスを踏破。なかなか面白いルートであった。それにしても、山頂に着くまでは“おおひらやま”と思っていたが、実は“おおべらやま”であったことを知り勉強になった。


大平山で行動食を食べ、先を急ぐ。長時間の山行となるので贅沢なランチタイムを過ごす余裕はない。


走れる道はごく僅かで、すぐに険しい下山道になってしまう。木の根と岩がゴロゴロした登山道を、ロープを伝いながら慎重に下る。


横倒しになった木。半分残った根がしっかり大地に繋がって、逞しく生きている。


岩を削って階段が作られている。苔むした岩なので、ステップがあるおかげで滑らずに歩くことができる。


12:26。鷲頭山山頂392mに到着する。沼津アルプスの最高峰だ。


鷲頭山山頂にも桜の古木が何本か植わっている。ここでも、少しだけ休憩してお花見だ。




12:40。小鷲頭山330mに到着する。沼津港あたりの海岸線も見えてきた。


振り返って後方を見ると、鷲頭山のピークが見える。最高峰だけあって堂々たる山容だ。


「2016沼津・奥沼津アルプス全山縦走:後半」に続く。