沼津アルプスは何度か行ったことがあったが、その奥にある奥沼津アルプスは、上級者向けのハードなコースだという噂を聞きつけ、一度は行ってみたいと思っていた。今回は、その奥沼津アルプスと沼津アルプスを1日で全山縦走しようという欲張りな計画を考えた。そんなハードな計画にも関わらず、5人も参加者があつまり私を入れて計6人で行くことになった。
早朝、自宅を出て沼津に向かう間は、大粒の雨に見舞われ、どうなることかと思わされたが、沼津駅に着く頃には曇り空に変わっていた。JR沼津駅前に車を止め、東海道線で三島まで移動する。三島駅からは、私鉄の伊豆箱根鉄道に乗り換えだ。
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原木(ばらき)駅で下車し、ここから奥沼津アルプスの登山口へと歩き出す。出発時間は8:30、コースタイムは約8時間の予定だ。
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住宅地を抜け、狩野川に架かる石堂橋を渡る。
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8:47。狩野川の西岸を歩き、奥沼津アルプスの登山口に到着する。のっけから急な坂道だ。
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9:05。最初の山頂は茶臼山128mだ。これから、さらに8つの頂を目指すことになる。
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雨上がりの山道なのでぬかるんで滑りやすい。下りでは、滑る人が続出する。
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30分ほど歩くと、満開となった桜の木が見えてきた。
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柵を潜り、公園内に入る(登山道の一部なので、入って構わない)。
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一般の人が登って来られる遊歩道は、別のところにある。
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9:40。公園内にある展望台が、大嵐山191m(地元では、日守山と呼んでいる)の山頂である。手すりに、日守山と書かれた小さい看板が掛けられている。
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山頂周辺は、日守山公園として整備され、ちょっとしたお花見スポットだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/16/5af0ecf2da5a0b54dfc5abb5f3352bb0.jpg)
雨粒がついた桜の花びらが綺麗だ。
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公園の奥に進むと、大平山への登山道につながる。柵の隙間は狭く、看板がなければ通りぬけていいか迷うところだ。多分、猪などが入ってこないようにする為なのであろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/3e/234b689fba22d521cd04322cda43bfa0.jpg)
柵を抜けて山道を進んでいると、後ろのOさんが突然叫んだのでびっくりして足元を見たら、なんとヤマカガシが鎌首をもたげていた。もうちょっとで尻尾を踏んでしまうところだった。まさに、危機一髪である。そおっと通り抜け、事なきを得た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/32/cb9b9681c9147ed1d41af3ae9b848abf.jpg)
大平山へ向かうルートは、岩場があったり、珍しい樹木があったりして、なかなか面白い。
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ツルツルと黒光りした幹。まるでアシカかオットセイが立ち上がっているかのように見える。はたまた、首長竜が顔をもたげているのか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/de/c6916990ebf43bf2a6b1c3f281ab6235.jpg)
大平山に近づくにつれ、険しい岩場がいくつも出てくる。
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巨岩に掛けられたハシゴを降りる。
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足が届かないところは、岩から飛び降りるしかない。
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再びハシゴを降りる。
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11:24。大平山(おおべらやま)356mの山頂に到着する。白い霧に包まれ幻想的な山頂だ。ここで奥沼津アルプスは終わりとなり、これより北は沼津アルプスとなる。約3時間で奥沼津アルプスを踏破。なかなか面白いルートであった。それにしても、山頂に着くまでは“おおひらやま”と思っていたが、実は“おおべらやま”であったことを知り勉強になった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e9/94f7af1c756c71b8d1efe20a6c893dd5.jpg)
大平山で行動食を食べ、先を急ぐ。長時間の山行となるので贅沢なランチタイムを過ごす余裕はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/0d/d723e69ef8fcf46a57719b26356652ad.jpg)
走れる道はごく僅かで、すぐに険しい下山道になってしまう。木の根と岩がゴロゴロした登山道を、ロープを伝いながら慎重に下る。
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横倒しになった木。半分残った根がしっかり大地に繋がって、逞しく生きている。
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岩を削って階段が作られている。苔むした岩なので、ステップがあるおかげで滑らずに歩くことができる。
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12:26。鷲頭山山頂392mに到着する。沼津アルプスの最高峰だ。
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鷲頭山山頂にも桜の古木が何本か植わっている。ここでも、少しだけ休憩してお花見だ。
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12:40。小鷲頭山330mに到着する。沼津港あたりの海岸線も見えてきた。
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振り返って後方を見ると、鷲頭山のピークが見える。最高峰だけあって堂々たる山容だ。
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「2016沼津・奥沼津アルプス全山縦走:後半」に続く。
早朝、自宅を出て沼津に向かう間は、大粒の雨に見舞われ、どうなることかと思わされたが、沼津駅に着く頃には曇り空に変わっていた。JR沼津駅前に車を止め、東海道線で三島まで移動する。三島駅からは、私鉄の伊豆箱根鉄道に乗り換えだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/81/2db4aa4bedf2899135e0cb26cded6b6e.jpg)
原木(ばらき)駅で下車し、ここから奥沼津アルプスの登山口へと歩き出す。出発時間は8:30、コースタイムは約8時間の予定だ。
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住宅地を抜け、狩野川に架かる石堂橋を渡る。
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8:47。狩野川の西岸を歩き、奥沼津アルプスの登山口に到着する。のっけから急な坂道だ。
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9:05。最初の山頂は茶臼山128mだ。これから、さらに8つの頂を目指すことになる。
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雨上がりの山道なのでぬかるんで滑りやすい。下りでは、滑る人が続出する。
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30分ほど歩くと、満開となった桜の木が見えてきた。
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柵を潜り、公園内に入る(登山道の一部なので、入って構わない)。
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一般の人が登って来られる遊歩道は、別のところにある。
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9:40。公園内にある展望台が、大嵐山191m(地元では、日守山と呼んでいる)の山頂である。手すりに、日守山と書かれた小さい看板が掛けられている。
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山頂周辺は、日守山公園として整備され、ちょっとしたお花見スポットだ。
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雨粒がついた桜の花びらが綺麗だ。
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公園の奥に進むと、大平山への登山道につながる。柵の隙間は狭く、看板がなければ通りぬけていいか迷うところだ。多分、猪などが入ってこないようにする為なのであろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/3e/234b689fba22d521cd04322cda43bfa0.jpg)
柵を抜けて山道を進んでいると、後ろのOさんが突然叫んだのでびっくりして足元を見たら、なんとヤマカガシが鎌首をもたげていた。もうちょっとで尻尾を踏んでしまうところだった。まさに、危機一髪である。そおっと通り抜け、事なきを得た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/32/cb9b9681c9147ed1d41af3ae9b848abf.jpg)
大平山へ向かうルートは、岩場があったり、珍しい樹木があったりして、なかなか面白い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/a2/f3679ed655936fe5a2a13585a4e8645a.jpg)
ツルツルと黒光りした幹。まるでアシカかオットセイが立ち上がっているかのように見える。はたまた、首長竜が顔をもたげているのか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/de/c6916990ebf43bf2a6b1c3f281ab6235.jpg)
大平山に近づくにつれ、険しい岩場がいくつも出てくる。
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巨岩に掛けられたハシゴを降りる。
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足が届かないところは、岩から飛び降りるしかない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/f1/da6e530a6cb9b249444d3e2268f331ec.jpg)
再びハシゴを降りる。
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11:24。大平山(おおべらやま)356mの山頂に到着する。白い霧に包まれ幻想的な山頂だ。ここで奥沼津アルプスは終わりとなり、これより北は沼津アルプスとなる。約3時間で奥沼津アルプスを踏破。なかなか面白いルートであった。それにしても、山頂に着くまでは“おおひらやま”と思っていたが、実は“おおべらやま”であったことを知り勉強になった。
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大平山で行動食を食べ、先を急ぐ。長時間の山行となるので贅沢なランチタイムを過ごす余裕はない。
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走れる道はごく僅かで、すぐに険しい下山道になってしまう。木の根と岩がゴロゴロした登山道を、ロープを伝いながら慎重に下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/71/434dc2f26bec5419e60137b41d38e417.jpg)
横倒しになった木。半分残った根がしっかり大地に繋がって、逞しく生きている。
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岩を削って階段が作られている。苔むした岩なので、ステップがあるおかげで滑らずに歩くことができる。
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12:26。鷲頭山山頂392mに到着する。沼津アルプスの最高峰だ。
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鷲頭山山頂にも桜の古木が何本か植わっている。ここでも、少しだけ休憩してお花見だ。
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12:40。小鷲頭山330mに到着する。沼津港あたりの海岸線も見えてきた。
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振り返って後方を見ると、鷲頭山のピークが見える。最高峰だけあって堂々たる山容だ。
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「2016沼津・奥沼津アルプス全山縦走:後半」に続く。