とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

ついにXPERIAを新品と交換

2011-01-11 22:31:10 | グッズ
docomoのスマートフォンXPERIAを昨年9月から使いだしていたが、しばらく前から突然電源が落ちて、しばらくすると再起動するが、再び電源OFFという繰り返しが何度か続き、最終的に電源が入らなくなるという状態が頻繁に起きるようになっていた。いくら電源ボタンを押し続けても起動しない時は、最終的に裏蓋を外し、バッテリーをはめなおすと回復する。そんな状態がしょっちゅう続き、いい加減イヤになっていた。

グーグルで「XPERIA 電源落ちる」と検索すると、ヒットした件数は14000件以上もあった。やはり、同じ症状で悩んでいる人が如何に多いことがわかった。どれも、自分と同じ症状の話ばかりだ。1ヶ月前にもdocomoショップで見てもらったときは、バッテリーの異常は見られないので自分が入れたアプリのせいかも知れないと言われた。しばらく様子を見てくださいとのことでとりあえず使っていたが、今日の状況が酷かったので、仕事帰りに再びdocomoショップに寄った。あまりにも酷いとショップのお姉さんに話すと、あっさり新品と交換してくれるという話になった。アプリのせいかもしれないが、基盤が不良かもしれないということもあり、保障期間内なので交換できるとの事だった。

あっさり交換に応じてくれるということは、docomoでもこの症状を把握していて密かに新品と交換しているという事なのだろうか。本当なら、最近出たギャラクシーSやREGZA Phone T-01C、 LYNX 3D SH-03C等には、更に魅力ある機能がついており、これらに機種変更したいところである。XPERIAはもはや時代遅れの感が強い。

新品に交換したことで、電源がやたらに落ちる症状がなくなることを期待してとりあえずは使い続けることにする。成熟したスマートフォンが出てくるまではある程度の時間が必要かもしれない。もうしばらくは様子を見ていきたいが、はたしていつまで我慢できることやら。

2011湖西連峰トレイルラン

2011-01-10 22:02:19 | マラソン
昨日の日曜日は、第3回湖西連峰トレイルランだった。静岡県と愛知県の県境にある湖西連峰の山並みに沿って23キロほどを走る結構きついトレイルコースである。最近のトレイルランブームもあって少しずつ参加者が増え、今回は60名近い人たちが参加したそうだ。しかも半分近い人が初参加だった。それでも第1回から参加している私にとっては半分くらいの人は顔見知りであり、楽しく参加できた。

東海道線の二川駅を下車してスタート会場の岩屋緑地公園に集合する。今年初めて会う人ばかりなので新年の挨拶等で、賑やかだ。まずは、コース案内や注意事項を呼びかけ人のヒロボーさんから説明を受ける。


スタート5分前くらいから、全員の集合写真を撮る。最近はデジカメ持参の人が多く、各自のカメラで写真を撮るので集合写真を撮るのも時間がかかる。私のカメラでも、しっかり撮らせてもらう。


9時30分に岩屋緑地公園をスタートする。人数が多く、防寒対策を施した各自のウェアがカラフルに見える。


しばらく走ると、すぐに上り坂となり階段を上ることになる。


平らなところもあるが、それほど長くは続かない。


上りがあれば、下りも長い。


アップダウンを繰り返し、先ず最初に着いたのがCP1のNHK中継所の建物のある場所だ。この辺りで約5キロである。


中継所から、鉄塔の高圧線沿いの道を下る。


さらに2.5キロほど進むとCP2の神石山に到着する。皆さん、CP通過時間を用紙に記入している。


神石山から暫く進むと「雨やどり岩」という大きな岩がある。この岩の上から見た景色も素晴らしい。


またしても、こんな階段を上ったりもする。


やがて、多米峠に到着である。ここでは「マイペース第1エイドもう少しだよ!おいしいカレー、ビールでお待ちしてます」との看板があり、俄然元気が出てくる。


車の通行量が多い舗装道路を横断すると、第1エイドがあり、今年も美味しいカレーとビールが用意されていた。ここで、約8.9キロである。


第1エイドからは、ゆるやかな林道を進む。しばらく進むと登山道に入る分岐に出る。写真に写っている彼は、この分岐に気付かずそのまま直進してしまい、相当走ってから間違いに気付き戻ってきたようだ。


登山道の分岐から進むと、CP4の赤石分岐(12.8キロ)とCP5の廃寺跡(14キロ)である。


廃寺跡からは本坂までの折り返しとなる。青い空とススキが生い茂る気持ちいい道だが、アップダウンは相変わらずきつい。


浅間神社でお参りして進む。その先は、倒木が多く、台風の爪あとが未だに残っている。


いくつものアップダウンを乗り越え、本坂峠に到着する。ここでも、「温かいお汁粉がまってますよ!本坂まであと一息。気をつけてね。ファイト」の文字に元気付けられる。


本坂峠から姫街道の一部を下りCP6(16.7キロ)の本坂峠第2エイドに到着。温かいお汁粉で一息つく。そして、再びCP7(19.4キロ)の廃寺跡に折り返す。廃寺跡からは石巻山への道に向かい、コンクリートで敷き詰められた膝に応える下り坂を下りる。


林道に下りてからは、緩やかな道になりゴールの石巻神社だ。みんなで仲良くゴールとなった。


ゴール後は、神社の先にある民宿で入浴して懇親会となる。懇親会には50名以上のランナーが参加し、賑やかに始まった。


宴もたけなわになった頃、女性陣が舞台前に集まってきた。カラオケで「お嫁サンバ」の大合唱と踊りで大いに盛り上がる。あまりの弾け具合に男性陣は、ただただ見とれるだけだった。


その後、民宿のバスで豊橋駅まで送ってもらい帰宅する。新春の初トレイルランも無事完走、宴会も楽しく盛り上がりいい走り初めになった。

「あらたまの湯」年賀状のお年玉

2011-01-09 21:28:29 | 呟き
今年も「あらたまの湯」では年賀状の番号で無料入浴券がもらえるサービスをやっている。正月から何回か温泉めぐりをしていて、昨日は「あらたまの湯」によってきた。

今年は、喪中ということで来た年賀状は僅かではあったが、その僅かな年賀状をもっていって館内で発表されていた番号を見たら、2枚ほど当っていた。思いのほか当選確率が高かったようだ。ただし使えるのは平日(土日祝日を除く)だけなので使えるチャンスは少ない。ただ、今年は4月30日まで有効期間があるのがありがたい。平日の夜、行ける時はありそうだ。

このところ、「あらたまの湯」「年賀状」等のキーワード検索で、去年の記事を見に来ている人が激増していたので驚いた。地元の人が多いのだろうが、けっこうみんな気にしていたようだ。ここで、番号を公表したいところだが営業妨害になってしまうことも考えて公表はしない。

現地に行かないと無料入浴券はもらえないのでどうしても欲しい人は1月12日までに交換に行くとよい。年賀状を持っていき現地で確認すれば、その場でもらえるはずだ。

「万能鑑定士Qの事件簿Ⅶ」松岡 圭祐

2011-01-08 21:13:15 | 読書
万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)
松岡 圭祐
角川書店(角川グループパブリッシング)


松岡圭祐の新キャラクター「万能鑑定士Q」こと凛田莉子シリーズは、ついに7巻目に突入した。去年の4月に文庫版で発売されて以来、ハイピッチで巻が進んでいる。新刊が出るたびに待ちきれず買ってしまい全て初版が揃っている。莉子は、沖縄波照間島出身の23歳。ゆるいウェーブのロングヘアに猫のように大きくつぶらな瞳と抜群のプロポーションの美人だ。しかも非常に理知的で、万物を鑑定する能力は超人的という設定である。この新しいキャラクターの設定と表紙のイラストに惹かれ、現在も読み続けている状況だ。

さて、7巻目のストーリーはこんな感じだ。

《内容紹介》
純金が無価値の合金に変わってしまう!? 不思議な事件を追って、凜田莉子は有名ファッション誌のカリスマ編集長に接近する。相次ぐ事件を解決に導くが、最大の謎が行く手を塞ぐ。書き下ろし「Qシリーズ」第7弾!

《内容(「BOOK」データベースより)》
純金が無価値の合金に変わってしまう“逆錬金術”の謎を追って、凛田莉子は有名ファッション誌のカリスマ女編集長に接近する。小説の盗作騒ぎから5億円のペンダント紛失まで、数々の事件を解決に導いた莉子の行く手に、最大の謎が出現した。沖縄・波照間島で育った無垢で天真爛漫な少女が知性を身に付け、いまやマルサにも解き明かせない秘密の真相解明に挑む。書き下ろし「Qシリーズ」第7弾。

松岡圭祐の小説は、実在する会社や施設等の名前がそのまま出てくることが多い。角川書店から発行されていることもあって、角川書店の編集部員である小笠原という脇役も登場する。実際の編集部を取材して書き上げたような描写もありニヤリとする場面も多い。書き上げるスピードも速いようで、発売時直前までの時事ネタが満載されており時代の先端を走っている小説家という印象も強い。

今回の7巻目では、電子書籍で全世界同時発売を行うという女性誌の出版社が登場する。アップルやマイクロソフトも業務提携を申し出るほどというその出版社の電子書籍版を読むために、ipad等のタブレット端末を購入する女性が急増しているという設定だ。この辺りは、まさにこれからの出版界の未来を示しているともいえる。他にも、GPS付き手提げ金庫とか、ガリバー(中古車の)の査定、AKB48等といったタイムリーな話題が満載である。

また、贋作騒動の話のなかにこんな言葉が書かれていた。
「・・・、文学賞も獲ったことにできないかって頼まれたらしいよ。賞金は二千万円にしておいて、辞退したって発表すればいいってさ」
これって、最近話題となっている作家業に転進したタレントの処女作の文学賞受賞に絡めたネタではないか。本当かどうかはわからないが、これもなるほどと思わせる。

とにかく、読み出したらどんどん進んでしまう。笑えるところもあれば、なるほどと思わせるなど勉強になるところも多い。そして、ミステリーぽい所もあるが、人が死ぬことはなくある意味安心して読める。莉子が謎をあっさり解いていくあたりは、カッコよすぎるくらいだ。

そして、純金が無価値の合金に変わってしまう“逆錬金術”の謎も、莉子があっさり解いてしまう。判ってみれば、実に簡単なトリックである。人間の盲点を捉えたトリックだが、うまいものだと感心した。ただ、あのトリックで全ての人間が騙されただろうかというと、ちょっと無理があるような気がしないでもない。

一つ気になった点は、「臭気判定士から香水評論家に転職した私の知識が・・・」という件だ。この文面から行くと、臭気判定士はいろんな臭いを嗅ぎ分けることが出来る人のようなニュアンスが感じられた。臭気判定士の資格を持つ私から言わせれば、臭気判定士だからといって香水の評論が出来ることはまずありえない。臭気判定士は、臭気の判定試験を行なう上での知識を持っていると認められたというだけの資格である。臭いを嗅ぎ分ける特別な嗅覚をもっている必要はなく、通常の嗅覚があればいいからだ。この辺りは、作者が誤解しているのではないかと感じた。

8巻目は、2月末に発売されるようだ。次も楽しみである。このシリーズって、テレビ化や映画化しても当るような気がするがどうだろうか?きっと角川映画で、やりそうな気もする。ついでに、岬美由紀の千里眼シリーズの新作も待ち遠しい。

遠州山辺の道

2011-01-07 20:03:56 | マラソン
今日の、地元ローカル新聞を見ていたら気になる記事が出ていた。私の住んでいる地域周辺で「遠州山辺の道」という散策ルートが設定され、ガイドマップが出来上がったという記事だった。時々、走るコースも結構重なっている。「山辺の道」というと奈良を思い出すが、それに倣って歴史や文化、自然を楽しめるように設定したとの事だ。

これはどうしてもガイドマップが欲しいと思い、配布している場所を見たら浜松市浜北区役所のまちづくり推進課となっていた。たまたま仕事で浜北区役所近くに行く予定があり、仕事が終わってから区役所に寄ってガイドマップを早速もらってきた。

本ルートの全長は13.5キロほどだが、支ルートを含めると20キロくらいにはなりそうだ。コース上には、遺跡や古墳、寺院、神社、歌碑といったこの辺りの歴史や文化を知る上で貴重な場所がいくつも点在している。ある程度は、知っている場所もあったが、一度も行ったことがない場所も多い。時間を見つけて、このルートを走ってみたいと思う。

以下、ガイドブックのコース図である(クリックすると拡大する)

・遠州山辺の道&浜北区全体マップ、①福応寺バス停~万葉の森公園


・②万葉の森公園~野口の辻、③宮口周辺(野口の辻~宮口六所神社)


・④赤佐、西鹿島(宮口六所神社~西鹿島駅)

2011宮路山脈縦走(後半)

2011-01-06 22:56:55 | 山登り
前半からの続き。

五井山で休憩をとった後、3つ目の山御堂山へ向かう。五井山からもと来た道へ戻り、国坂峠への林道の分岐から仲仙寺奥の院まで下っていく。


奥の院の先の分岐から沢筋に下りる道があり、林道から外れそちらに向かった。曲がりくねった登山道の曲がり角部分には、石仏がいくつも祀られている。20~30体くらいあっただろうか。それぞれに花が手向けられ、人の手が入っていることが判る。


沢筋には、冷たそうな水が流れている。こんな冬の時期でも、思ったより水量があるなと思った。


沢筋の登山道を下りきると、舗装道路に出た。御堂山へは、国坂峠を経て行くようにガイドブックに書かれていたが、舗装道路から国坂峠への道が判らなくなった。よく判らなくて20分ほど別の道を歩いてしまった。地図を見ると方向がおかしいことが判り、一旦判らなくなった場所に戻り、別の道を進むことにした。やがて、車の通行量の多い舗装道路に出た。どうも三河湾スカイラインへ続く道だったようだ。手前の看板を見たら「国坂峠」と書かれており一安心した。


国坂峠から御堂山へは、稜線上の縦走路だ。1時間ほどかかるようになっていたが、実際には40分ほどであっけなく御堂山山頂に到着する。標高363.3mの御堂山山頂には丹野城址の石碑がある。昔、このあたりには丹野城の本丸(主郭)があって腰郭や堀切などの遺構が見られるという。


山頂の下に三つの石像がある。中央に国常立命、左右に大己貴命、少彦名命となっている。この石像の前で、三河湾を見ながら長めの昼食休憩をした。


御堂山の下り道は、コンクリートで固められた階段が続く。登山靴ではちょっと歩きにくい道だ。


階段を下りた所が駐車場となっており、車が1台ほど止まっていた。その先には相楽山荘という宿泊施設があったようだが、何年か前に取り壊され今は広い空き地になっていた。このあたりは現在「蒲郡さがらの森」と名付けられ、里山、自然景観等の自然休養の場として整備されている。5月にはササユリが咲き乱れ、6月にはゲンジホタルが舞い、7月にはヒメハルゼミが生息するそうで、夏はキャンプで賑わうらしく時期を選んでくればいろいろ楽しめそうな場所だった。そして森を進むと先には砥神山が見えてきた。


山頂手前には、潮見展望台がありちょっと寄り道する。潮見というだけあって三河湾の展望が素晴らしい。今までの山よりもさらに海が近くなった。


望遠レンズでみると、レジャー施設の「ラグーナ蒲郡」の観覧車が良く見える。


ラクダの背を過ぎると双耳峰である砥神山の鞍部に着き、まずは東山に向かう。東の山頂には役行者の像があり三河大峰山とも言われているらしい。


もう一度鞍部に戻り、西山へ向かう。こちらには、注連縄が張ってある大きな岩があり、ここからも海がよく見える。標高は252mと宮地山脈では最も標高が低い。


砥神山の西山から岩場の急な道を下りたところが砥神神社奥宮である。この山全体を地元の人たちは三河富士と呼び山岳崇拝の対象にしているらしい。


その先には、ずっと下までコンクリートの広い参道が続いていた。


後は参道を下るだけでいいと気楽に歩いていったのだが、くぐり岩というところに三谷と書かれた小さな標識が左の斜面を指していた。どうしようかと迷ったが参道のほうがわかりやすいので大丈夫だろうとそのまま進んでしまった。だが、先に行くほど方角が違っているように思え、ミカン畑がある林道に出会った所で参道を外れることにした。やはり、迷ったところを下りていったほうがよかったようだ。地図を見ても大回りになっていた。ただ、最終目的地であるJR三河三谷駅の方向はだいたい見えていたので心配はしていなかった。とにかく海のほうへ向かい、新幹線と東海道線が見える方向に行けば駅があることが判っていたからだ。すこし大回りにはなったが、なんとか市街地にでて無事JR三河三谷駅に到着した。


切符を買うと、すぐに豊橋行きの電車が来て飛び乗り予定通り豊橋駅に到着する。豊橋駅に着いたのは午後3時くらいだ。全歩行時間は約6時間だが、宮路山脈全山縦走達成である。そのあとは、年末貰った「コロナの湯」のタダ券で温泉入浴して無事帰宅。早起きして出かけた甲斐があって帰宅は早かった。翌日からいよいよ仕事が始まる。

2011宮路山脈縦走(前半)

2011-01-05 22:30:33 | 山登り
今年一番の登山は、愛知県の宮路山脈縦走となった。宮地山、五井山、御堂山、砥神山と4つの山が連なる宮路山脈を妻と二人で一気に歩く。すべての山からは三河湾の大展望が臨まれ、気持ちいい陽だまりハイキングとなった。

まずは、車で豊橋駅まで向かう。豊橋駅前の有料駐車場に車を止め、駅からは名鉄に乗って名電赤坂駅で下車した。この駅で降りた人は、我々夫婦を入れて3人しかいなかった。


気温は低く、吐く息は白い。時間はまだ7時半くらいだ。駅から旧東海道への道へ向かう。


国道1号線を越え、赤坂紅里の信号を右折すると、創業280年以上ともいう旅籠「大橋屋」がある。現在も営業しており江戸時代の佇まいをそのまま残しているという貴重な建物だ。浮世絵師・歌川広重の描いた赤坂宿のモデルとなった旅籠であるとも言わている。


赤坂宿は,東海道五十三次の宿場町の一つとしてにぎわったところである。全盛期には,旅籠や茶屋などが約80軒を数えたといわれ、この通りには、その当時の面影を残す建物が「大橋屋」以外にもいくつか残っている。


赤坂宿の通りを抜けると、宮路山の案内看板がでており細い道を左折する。


しばらくは舗装された町道の単調な上りが続く。


左に谷を挟んで上っていくと、木々の隙間から宮路山が見えてきた。なかなかいい形の山である。


分岐から左の道に入り、花の森を過ぎると「宮路山切通し」に着く。ここは東海道(古道)の「宮路越え」の通路に当たっていたが、現在の東海道ができて使われなくなったようだ。古くは、更級日記にもこの道のことが載っていたという。


「宮路山切通し」を過ぎると、駐車場が見えた。いったん駐車場まで下りてトイレによる。たくさん歩けない人は、この駐車場まで車でくれば簡単に宮路山に上れてしまう。トイレを済ませ、駐車場の登山道入り口を再び上り始める。


宮路山までの登山道は、コアブラツツジの群落地がある。ドウダンツツジのような釣鐘状の花で、ひとつひとつは小さな花だが群落になるとなかなか見ごたえがあるという。ただ残念ながら今の時期は、花は全くない。春になれば、きっと見事な群落が望めることだろう。コアブラツツジの木の間を抜け、ログハウス風の休憩所を通り過ぎる。


このあたりの道は、北斜面になるのか丸太状の階段部分に真白く霜が降りていた。


群落を上りつめると宮路山山頂である。標高361mの山頂には、持統天皇がここに立ったという大きな石碑があり「宮路山聖跡」と書かれている。


山頂からは、三河湾の青い海原や広い豊橋平野、渥美半島までよく見える。今年の宮路山からの初日の出も素晴らしかったようだ。


宮路山からの展望を楽しみ、次の五井山への縦走に向かう。ほぼ1時間かかって五井山(454m)に到着する。五井山山頂には、巨大な電波塔が建っているとガイドブックに書いてあったが、いつの間にか撤去され、空き地がフェンスで囲われているだけであった。


五井山からも三河湾や蒲郡市内の町並みがよく見える。


五井山で小休止しておにぎりを一つ食べ、次の御堂山に向けて出発した。
後半へ続く。

柑橘類も植樹

2011-01-04 21:49:06 | 
先日、パンジーを植えたのだが、今度は反対側の畑の一角に柑橘類等の果樹を植えた。ひろさんも教えてくれていたが、この時期に植えるのは柑橘類がいいとのことで植える予定ではいた。手入れもそう難しくなく、ほっといても果実は実るようなので安心である。膳は急げと、正月早々近くの緑化木センターに樹を探しに行った。当初4本の予定でいたのだが、緑化木センターのおばちゃんから熱心に勧められた「ジューンベリー」も買うことになり5本になってしまった。他にも腐葉土やら石灰なども買い求め帰宅、畑がある場所でパンの昼食を済ませ午後から植樹となった。

買ったのは、「スルガエレガント」2本、「デコポン」、「花ユズ」、「ジューンベリー」の5本である。それぞれ実がついており、今年から収穫できる。何にもなかった畑が、だんだん花や果樹、作物等で埋まっていくのを考えると、これからの楽しみが増えてきそうだ。写真は、こんな感じで植え終わったところ。


《 植えた果樹の解説 》

「スルガエレガント」

静岡市の育種家により、甘夏(あまなつ)と文旦(ぶんたん)を交配させてできた果物。早生で芳香に優れ、糖が高く味も濃厚だという。果皮はなめらかで、“さわやかな甘さとまろやかな香り”が調和して、とてもエレガントな果実といわれている。香りが良いのでマーマレードなどのジャムやお菓子にもよく、皮は甘夏ピールにしてみるのもいいようだ。

「デコポン」

頭のでっぱり部分がなんとも目立つ果物。夏みかんみたいで、とっても甘いそうだ。デコポンの代表品種「不知火(しらぬい)」は、温州みかんの「清見(きよみ)」と「椪柑(ポンカン)の2品種を交配してできあがったもの。熊本県から出荷するときは「デコポン」、愛媛県から出荷するときは「ヒメポン」、広島県から出荷するときは「キヨポン」と、ネーミングがそれぞれ違うそうだが、「デコポン」が一番合っている。デコポンはみかんのように外の皮を簡単にむくことが出来て、中の房もそのまま食べられる。

「花ユズ」

花ユズは正確にはユズとは別の品種だが、ユズと香りがよく似ており、料理に使われるためユズとして販売されている。価格が手ごろなうえ、若木のうちから毎年よく結実し、木も小型なので家庭でよく栽培される。芳香・酸味が強く、収穫は11月である。耐寒力もあり、丈夫だ。自家結実性があるので、1本で実をつけ、庭植えのほか、鉢でも育てられる。

「ジューンベリー」

果樹だが、ガーデン用にも人気がある。春に咲く小さな花と、細めの枝に少し透かした感じでバラの小葉によく似た葉をつける。花も実も紅葉も楽しめるので、四季を通じて見所があり、初夏につける実は赤紫から黒紫に変化する。食用となる果実が6~7月に熟すためについた名だという。生食でも美味しいが、自家製ジャムにすると市販のブルーベリー・ジャムよりも美味しいらしい。

正月三が日も今日で終わり

2011-01-03 21:07:13 | 呟き
正月三が日も今日で終わりとなり、私は5日まで休みだが明日から仕事という人も多いようである。
冬休みも長かったようで、あっという間に終わりそうだ。

今年の正月は、子供たちが帰ってきて久しぶりに家族が全員揃った正月であった。
喪中ということで派手なことはしなかったが、息子夫婦の初子の安産祈願だけは行ってきた。
嫁さんのお腹は大分大きくなっていたが、経過は順調のようだ。

昨日は二人の息子が帰り、今日は娘が帰っていった。
また、いつものように夫婦だけの生活に戻ることになる。
帰ってくれば嬉しいが、いつもの生活パターンに戻るとホッとする。
残り二日は、マイペースで楽しむことにしよう。

話は変わるが、今夜遅くから明日の朝5時くらいまでの間で「しぶんぎ座流星群」が見られるそうである。
12月は「ふたご座流星群」の話題で、夜遅くまで夜空を眺めていた人もいたようだが、
今回も結構たくさんの流星が見られるようである。
ピークは午前4時くらいらしいので、早起きできる人は北東の空を眺めてみるといいだろう。

パンジーを植える

2011-01-02 19:11:32 | 
元旦の日の夕方前、時間が空いたので、大晦日の日にホームセンターを回りまわってかき集めてきたパンジーの苗を植えた。しばらく前から、畑の雑草を採り耕してきていたが、何にもない畑では寂しいので、妻や娘が花を植えたいと言っていたことから、寒い時期でもしばらく楽しめるパンジーを植えることにしたのだ。

花とか野菜など、畑のことはとんと知識はないが、畑に花が植わり家族や近所の人たちの目を楽しませることもいいと思い、新年早々だが園芸分野にも少しお金をかけてみた。パンジーのことを良く知らなかったので、とりあえず調べてみた。すみれ科の花で、学名はViola × wittrockianaである。ヨーロッパまたはアジア西部原産で、日本には江戸時代に渡来したそうだ。いろんな種類があり、秋から翌春にかけて長く咲き続け、花壇の主役として利用され、寒さに強いらしい。別名は 「三色菫」(さんしきすみれ)である。又、「パンジー」とはフランス語の「パンセ(考える)」という意味で、つぼみが下を向く形が人が頭を垂れ物思う姿に似ているところから命名されている。そして、花言葉は「思慮深い」だ。


ホームセンターに行くと、パンジーと共にビオラがたくさん置かれていた。ビオラもパンジーに似た品種であるが、花がやや小さい。花の直径が3~5cm以上のものを「パンジー」、それより小さいものを「ビオラ」と呼ぶようだ。やはり植えるとなると大きい花のほうが見栄えがいいのでパンジーで統一することにした。


購入予算を考慮しながら、色の配色や苗の数など娘に任せ、日没間際までぎりぎりかかって植え終わった。たくさん買って来たつもりだが、いざ畑に植えてみるとそんなに広い面積を埋め尽くすことは出来ない。公園などに大々的に植わっているのを見ることがあるが、如何にその労力と費用がかかっていることが良くわかった。それでも、僅かな面積だが一面に白、黄、紫、赤とパンジーの花が植わっている様はなかなかいい。根が地について咲き誇る様子が春までは楽しめそうだ。