とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

遠州弁わかるかな?

2011-01-15 20:11:40 | 呟き
地元農協が出している雑誌に、遠州弁が紹介されていた。遠州弁とは静岡県西部地区に伝わる方言である。私もこの地域の生まれなので自分でも使ったり、親が良く使ってたなーと懐かしくも思った。

いくつか挙げてみる。どのくらい判るだろうか?

1.とんじゃかない
2.ちゃっと
3.ちんぷりかえる
4.じゅるい
5.おっかない
6.きぜわしない
7.血が死んだ
8.ぶしょったい
9.かいだるい
10.かが抜ける
11.おだいさま
12.とぶ
13.くろ
14.こわい
15.ひずるしい

まだまだ、一杯あるのだが、とりあえず解説しておこう。

1.とんじゃかない(気にしない、かまわない) 「作業服だで、汚れてもとんじゃかないに」
2.ちゃっと(急いで、すぐに) 「雨降りそうだから、ちゃっと終わるか」
3.ちんぷりかえる(怒る、すねる) 「相手にされんもんで、ちんぷりかえってるら」
4.じゅるい(ぬかるんでいる) 「雨で道がじゅるいら」
5.おっかない(恐ろしい、怖い) 「鎌を振り上げて、おっかないやー」
6.きぜわしない(慌しい) 「ご飯食べてすぐに仕事なんて、きぜわしないやー」
7.血が死んだ(内出血、青あざができる) 「石の角で足をぶつけ、血が死んだ」
8.ぶしょったい(だらしない、見苦しい) 「ズボン破れてて、ぶしょったいやー」
9.かいだるい(疲れた、だるい) 「今日も忙しくて、かいだるいやー」
10.かが抜ける(ジュースなどの炭酸が抜ける) 「さっきの飲んだラムネ、もうかが抜けてうまくないに」
11.おだいさま(お金持ち) 「あのうちは、家が大きくておだいさまだやー」
12.とぶ(走る、駈ける) 「急いでとんで行きなー」
13.くろ(隅、端) 「車が来たので、くろに寄りな」
14.こわい(ごはんが硬くなる) 「ご飯出しっぱなしにしたら、こわくなったに」
15.ひずるしい(まぶしい) 「太陽の光がひずるしいやー」

そして、遠州弁の基本文型は「だら」「だに」「だもんで」「はぁ」「やいやい」である。

1.だら:「明日会社だら?」 → 「明日は、出勤日だよね?」
2.だに:「これ、わたしんのだに」 → 「これは、私のものですからね。」
3.だもんで:「だもんで、言っただに」 → 「だから、言ったのに」
4.はぁ:「あんたんちの子、はぁ小学校けぇ?」 → 「「あなたのお子さん、もう小学校にあがるんですか?」
5.やいやい:「やいやい、遅刻しちゃってぇ。」 → 「やれやれ、遅刻してしまいました。」

こんなふうに使いわける。今では、年寄りしか使わない言葉が多いが、自分でも何気なく使っている言葉も意外とある。