とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2023高千穂峡観光&尾鈴山・高隅山登山ツアー:1日目高千穂峡観光

2023-05-30 16:47:14 | 観光
毎年この時期には九州の山に登っているのだが、今回は熊本から宮崎に向かい、まだ行った事のない高千穂町に着いた。高千穂峡の入り口にある道の駅「高千穂」には、大きなモニュメントがある。高千穂に伝承されている「高千穂の夜神楽」に纏わるもので、天照大御神が弟の悪事に怒り、天岩屋戸に隠れた折りに岩戸の前で天鈿女命(あめのうずめのみこと)が調子面白く舞ったことから、この地に天鈿女命の大きなモニュメントが置かれているようだ。


そして、天鈿女命の裏側にあるのは、怪力の神様で天照大神を天岩戸の外に引き出したという天手力男命(あめのたぢからおのみこと)のモニュメントだ。


道の駅で昼食を済ませ、直ぐ近くにある高千穂神社に向かう。


高千穂神社は、縁結びの神様として有名で、夫婦杉の周りをカップルや友達同士で手を繋いで三周すると縁結びが叶うそうだ。


本殿は、約1900年前の垂仁天皇時代に創建され、神社本殿と所蔵品の鉄造狛犬一対は国の重要文化財に指定されている。


そして次に向かったのは、今回どうしても行きたかった高千穂峡だ。高千穂峡は、宮崎・熊本・大分3県の県境の近くに位置する全長約1.7kmの渓谷である。幾何学的な岩の造形と、エメラルドグリーンの水面が生み出す光景は、九州を代表する神秘的光景のひとつとされている。あらかじめ予約しておいたボート乗り場に向かう。


ボートの乗船時間は30分で、その間渓谷内を自由に漕いでまわることが出来る。


最大の見どころである「真名井(まない)の滝」の近くまで漕ぎ出し、高千穂峡の景色を堪能する。


ただ、真名井の滝付近は、滝からの水に濡れないよう、反対側にボートがひしめき合い、移動するのが大変だ。




30分ボートを楽しみ、ボート乗り場を出る。


上の遊歩道から見た渓谷の様子。


次に向かったのは、高千穂あまてらす鉄道だ。ここは、宮崎県北部の延岡市と高千穂町を結ぶ路線だったが、平成17年の台風の影響で廃線となり、今は旧高千穂鉄道の施設を利用したアトラクション施設に変わっている。


まずは線路内を歩き、車庫に向かってみる。


こちらは、旧高千穂鉄道時代に使用していたディーゼルカー。内部の見学やこの車両の運転体験もできるそうだ。


さて、これから乗車するあまてらす鉄道オリジナルのスーパーカートが駅に入ってきた。2両とも満席だ。


前の乗客が降りてから、我々も乗車する。高千穂駅から高千穂鉄橋の5.1kmのコースを、30分で走る。30人乗りで、牽引する動力車が前後に2台、それぞれ2500㏄のディーゼルエンジンを搭載している。


高千穂駅では駅員が手を振ってくれる。


トンネルの中に入っていく。


2つあるトンネル内では天井にイルミネーションがきらめく。


トンネルを抜けても、木々が覆いかぶさり緑のトンネルだ。


あまのいわと駅を通過。


高千穂鉄橋(全長353m)の真ん中で停車。ここは、日本一高い鉄道橋だったという。


客車の床の中心部には強化ガラスが張られ、高千穂鉄橋の最高地点(105m)から直下の眺めを楽しむ。


停車中に運転手が、シャボン玉を飛ばし出した。なかなかユニークなサービスだ。


しばらく鉄橋からの景色を堪能した後、高千穂駅に戻った。

この日の最後に立ち寄ったのは、天岩戸神社だ。入り口には、天岩戸の岩を持ち上げる天手力男命の像が建っている。


御神体の天岩戸の洞窟は、西本宮から谷を挟んで反対の壁の中腹にある。西本宮拝殿の裏側に天岩戸が見える天岩戸遥拝所があり、神職が案内というかたちで連れて行ってくれる。ただ、神域という事で天岩戸の洞窟の写真撮影は禁止だ。


天岩戸神社西本宮から徒歩約10分のところにある天安河原に向かう。


天安河原は、天照大神がお隠れになった際、八百万の神が相談したとされる大洞窟だ。


洞窟の前には、いつの頃からか祈願する人たちの手によって石が積まれるようになり、神秘的かつ幻想的な雰囲気が漂っている。


高千穂町を一通り観光して、この日の宿となる都農のホテルに向かう。

「2023高千穂峡観光&尾鈴山・高隅山登山ツアー:2日目尾鈴山」に続く。

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