とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2020お花見天竜マラニック

2020-04-06 09:12:16 | マラソン
2年ぶりに“お花見天竜マラニック”をやることになった。この時期、大々的にやることはできないが、いろんなマラソン大会が中止されてしまい、長い距離を走る機会がなくなってしまったので、久々に長距離をお花見しながら走ることにした。

船明ダム公園に集まったのは、全部で4人。青空が広がり、桜も満開となって絶好のランニング日和の日となった。


8:40。ダム公園をスタートする。


阿多古川沿いの道を走って行く。沿道の桜や花桃がきれいだ。


途中、竹藪の中で何か作業をしている人を見かける。


何をしているのか覗きに行くと、タケノコを掘っていたようだ。春らしい、ひと風景だ。


さらに進むと、沿道の脇に“大なまず神社”の社がある。何百年も昔から、阿多古川には大きなナマズが住んでいたが、村が洪水に襲われたとき、突如二匹の大ナマズが現れ洪水を飲み込み、村は一瞬にして元の静けさを取り戻したという伝説に基づき、この地に祀られているものだ。


阿多古橋を渡ると右折し、熊平方面に向かう。堤防の脇に植えられている桜が朝陽に照らされキラキラしている。


ここから、山の中を延々と登っていく。


山里の風景に癒される。




15キロほど走ってきた。今回の目玉である熊平の桜迄、もうひと頑張りだ。


11:20。熊平に到着する。この先に、樹齢120年という薄墨桜が咲いているのだ。


この天竜区熊平地区にある桜は、エドヒガンという種類で、樹齢120年、幹周3.3m、樹高14mという見事な桜だ。この地域の庄屋であった家の母屋立替の時に植えられたものだという。桜の開花に合わせるかのように、ハナモモや菜の花も開花し、華やかな風景を醸し出している。


立派な倉と桜の巨木が、いい感じだ。


枝垂れ桃の前でも記念撮影。


2年前に立ち寄らせてもらった熊平の食事処は、ご主人が体調を壊してしまった為、現在は営業してないとの事だった。予定では、ここで昼食にするつもりだったが、ここから数キロ先にある道の駅まで行くことにした。この橋を渡れば、「道の駅くんま水車の里」が近い。


食事処・かあさんの店で山菜の天ぷらやソバなどを頂き、昼食休憩する。


ビールを飲んだので、しばらく走るのがキツかったが、今回の最高点となる一本杉トンネル迄の上りをひと頑張りする。


所々から見下ろす山里の風景が素晴らしい。


13:15。一本杉隧道まで来た。標高500mの地点だ。


隧道を抜け、杉木立の道をここから一気に横山まで10キロほど下っていくことになる。


何度も通って見覚えのある、ハクモクレンと紫モクレンの巨木。今年は、ハクモクレンが既に終わっていたが、紫モクレンはまだ残っていた。


横山からは、天竜川西岸沿いを走る予定だったが、みんな疲れてきていたようなので、平坦で距離が短い東岸の国道ルートを進む。


車が頻繁に行きかう国道152号を走る。


道の駅「花桃の里」で、名物の花桃ソフトクリームを食べて休憩。


「花桃の里」を出て、船明ダム湖を横断する「夢のかけ橋」を渡る。この橋は、国鉄の佐久間線用に架けられたものだったが、廃線となったため、現在では歩行者・自転車専用の絶景ポイントに生まれ変わっている。


伊砂橋を渡り、再び国道152号に戻る。すぐ先には、船明ダムが見えている。


「月まで3キロ」地点だ。静岡県では、ベストセラーになっている「月まで3キロ」という小説の原点となる場所だ。


16:00。ゴールとなる船明ダム公園まで僅かとなった。


例年なら、ゴール後桜の下でお花見宴会をしていたのだが、今回は、何もしないで解散。距離にして約40キロを走り、久々の長距離走を楽しむ事ができた。

参考.今回のコースマップ