とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016北海道百名山ツアー:1日目大雪山旭岳

2016-07-20 23:21:24 | 山登り
昨年に引き続き、7月中旬に北海道の百名山を巡るツアーを計画した。15日の夜、羽田空港近くのホテルに宿泊し、翌日の朝一の飛行機で旭川空港まで移動だ。参加者は、全部で7名となった。遠い所であるし、休みも長くなってしまうにも関わらず、これだけのメンバーが揃うというのは嬉しいものだ。

旭川空港についたのは、16日の午前8:20だ。機体は、ANAとAIRDOの共同運航便である。


旭川空港からレンタカーで大雪山旭岳ロープウェイ乗り場まで移動する。レンタカーの受付で手間取って、ロープウェイ乗り場についたのは、11時近くになっていた。登山の支度をして乗り場に急ぐが、11時発のロープウェイには、間に合わなかった。次の便が来るまで、旭岳ロープウェイの顔ハメ看板で、記念撮影する。


11:15発のロープウェイに乗ると、上から来たロープウェイとすれ違う。


ロープウェイの姿見駅を下りると、すぐ目の前には雪渓と池が広がっていた。標高は1600m近くとなり、いきなりの大雪山系の景観に圧倒される。


しばらく歩くと、お花畑が一面に広がっている場所が次々に現れてくる。


ウコンウツギ。


チングルマの大群落。


エゾコザクラ。


次々に現れるお花畑に目を奪われていく。


20分ほどで姿見の池に到着する。池の手前にあるのが、『大雪愛の鐘』だ。1962年にあった大学生の遭難事故の犠牲者を弔うと共に登山客の安全を願って設置された。


姿見の池前で記念撮影。天気が良ければ、池の水面に旭岳が映ることから姿見の池と呼ばれている。この日は、ガスがあたり一面に湧き出しており旭岳の姿は、よくわからない。


旭岳はよく見えないにしても、雪渓や近くの丘が水面に映っているのがいい感じだ。


池の奥まで行くと、活火山らしい荒々しい地形と噴煙が上がっているすぐ近くまで行くことができる。


ガスが晴れて、一瞬の合間に青空が覗いた。


12:25。姿見の池からさらに登り、振り向いたところ。姿見の池やロープウェイ姿見駅などが見える。


いたるところから噴煙が上がっている。


13:10。7合目1930mに到着する。


山頂へまっすぐ伸びている尾根道。振り返ると、姿見の池がさらに小さくなっていた。


上の方を見ると、山頂はガスに隠れて全く見えない。


14:05。標高2291mと北海道の最高峰である旭岳山頂に到着する。これで、92座目の百名山登頂達成である。山頂では、層雲峡から登ってきたかわいさん、Mさんと合流し全メンバーが揃った。


山頂でも一瞬ガスが晴れ、間宮岳、黒岳などが僅かながら見えた。


旭岳山頂付近は、見渡す限りキバナシャクナゲのお花畑だ。これだけのシャクナゲが一面に広がっているのは他に見たことがない。




山頂で展望を楽しんだあと、元来た道を下る。姿見の池からは、第3展望台方面に向かう。


こちらに来ると花の種類が変わり、エゾイソツツジの群落が広がっていた。


チングルマとエゾツガザクラの群落。


鏡のように旭岳を映し込むことができる鏡池(右)と擂鉢池(左)。2つ並んで見えることから、夫婦池とも呼ばれている。


擂鉢池の雪渓では、やせ細ったキタキツネが餌を探して歩き回っていた。


16:15発のロープウェイに乗って下山。雲間から光の帯が差し込んでいた。


山麓駅と駐車場が見えてきた。その奥には、ダム湖も見える。


車に戻り、次の目的地である十勝岳山麓の白金温泉のホテルに向かう。距離は56キロあり、時間にして1時間以上も掛かり、宿に着いたのは18時近くになっていた。

参考1.大雪山旭岳のコースマップ


参考2.大雪山旭岳の高低図


「2016北海道百名山ツアー:2日目十勝岳」に続く。