とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014白馬ジャンプ競技場見学と周辺観光

2014-07-15 21:33:45 | 観光
ペンションでの朝食は、焼きパンと卵焼き、ウインナ、サラダ、スープ等だ。ものすごく手がかかっている訳ではないと思うが、盛り付けやお皿、カップなどがお洒落で気が利いているので見た目だけでも美味しく感じる。食べてみれば、もちろん美味しい。久しぶりにsaoriさんの朝食を食べることができ、ここまで来た甲斐があった。




朝食の後、初めてペンション前で全員の記念写真を撮る。


さて、白馬乗鞍岳トレッキングの翌日は、白馬村周辺の観光に行く。まず最初に向かったのが、1998年の長野オリンピックで、日本ジャンプチームが団体で金メダルを取った記念すべき白馬ジャンプ競技場だ。八方尾根スキー場横に併設され、ペンションからも近い場所にある。ここへ来るのは2回目だが、メンバーが変われば新たな発見がある。入り口で入場料を払い、リフトでジャンプ施設の上部に向かう。


ジャンプ施設は、ラージヒルとノーマルヒルの2種類があり、まずラージヒルの最上部まで行く。ラージヒルは、全長:385m、標高差:138m、最大斜度:37.5°であり、バッケンレコードは、冬季で岡部孝信の140mという記録がある。最上部から下を覗くと恐ろしいほどの高さと傾斜だというのがわかる。ジャンプ競技はまさしく恐怖との戦いなのだという事をまざまざと感じさせられた。


ラージヒルを見終わったころ、ノーマルヒルのほうに選手たちが移動してくるのが見えた。ひょっとしたら、これからジャンプを始めるのかと期待が高まり、急いでノーマルヒルに向かった。ノーマルヒルは、全長:318m、標高差:107m、最大斜度:36.5°であり、バッケンレコードは、夏季では原田雅彦の98.5mという記録があるそうだ。選手は、どうやら高校生らしく練習で何度も滑るようであった。我々は、スタート地点のすぐ上で、選手たちが滑っていく様子を見学する。ジャンプを間近で見るのは初めてなので、その迫力に感動する。








一通り全部の選手が滑り終わったので、我々も下に降りた。選手たちは、リフトを乗り継いで再びスタート地点に上がっていったので、今度は下から見る事にした。上から見るのもいいが、下からは、ジャンプの高さが良く分かるのでこちらも迫力がある。






ジャンプ場の着地点の前には、観光用の記念写真ボードがあり、ジャンプ選手の気分に浸る。


すぐ横では、団体の外人さん観光客が、表彰台で記念写真を撮っていた。みんなモデル並みにスタイルがいいので、おもわず写真を撮ってしまう。


続いて、我々も表彰台に上りメダリストの気分を味わう。


ジャンプ競技場を後にして向かったのは、隣にある五竜とおみスキー場の高山植物園である。ゴンドラで一気に標高1515mの白馬五竜高山植物園に到着する。ここには、300種以上、約200万株の高山植物が植えられている。まず最初に見たのが、ヒマラヤの4000mの高地に自生しているという「青いケシ」である。


植物園の上のほうは、高山植物の女王「コマクサ」の大群落がある。


ピンクのコマクサの中には、僅かだが白いコマクサも見られる。白いコマクサは、なかなか見られない貴重な花だ。


植物園には、なんと白馬五竜岳(1560m)の標識が立っていた。もちろんこれは偽物であり、本当の白馬五竜岳は2814mである。


ニッコウキスゲも雨に濡れながらも、瑞々しく咲き誇っていた。




これは、日本のエーデルワイスとも呼ばれているウスユキソウだ。


丁度お昼近くになったので、白馬村では有名なお蕎麦屋さんに向かった。そば工房「林檎舎」というお店で、「くるみだれそば」が一番のお勧めだという。


そばを食べた後、食後のデザートということで、ジェラートショップ花彩(はないろ)という店に寄る。白馬村では、超有名なジェラート店で、休日ともなると店に寄るための車で大渋滞を起こしていたという。あまりにも渋滞がひどいということで、最近店舗を引っ越したばかりらしい。旧店舗からかなり山のほうへ車を走らせた場所にあり、近くには家はほとんどない。それでも、我々が店でジェラートを食べていると、ひっきりなしにお客さんが来ていた。白馬に行ったら、ここのジェラートはお勧めである。




白馬村観光は、これで終わりとし、3台の車で帰路についた。出発前日は台風襲来でどうなる事かと思っていたが、意外と早く消滅して翌日は台風一過の好天に恵まれ、素晴らしい天気の元、北アルプスの山並みを楽しむことが出来た。最後の日は、再び梅雨空に戻ってしまったが雨でも楽しめる場所ばかりだったので、よき仲間たちと楽しめた二日間だった。