とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014遠州山辺の道マラニック(後半)

2014-04-06 21:48:16 | マラソン
宮口の庚申寺前にあるそば処「身麻呂」は、宮口の出身といわれる万葉歌人、若倭部身麻呂にちなんだもので、こだわりの手打ちそばを、毎回このマラニックでは開店(開店時間は11:00~14:00頃)と同時に入店して頂いている。お昼近くになると、結構込み合うので、開店を待って入るのがベストだ。




「身麻呂」で一息ついて、後半のマラニックに出発する。


すぐ隣にあるのは「花の舞酒造」の工場だ。


山門の屋根には三猿(不見猿、不云猿、不聞猿)と宝珠猿が乗っている庚申寺に参拝する。


蛭沢池、明神池運動公園を回り、夜水沢池までやってきた。木道と石垣に囲まれた遊歩道は、周りの環境に配慮しているかのようだ。




八幡神社(旧若倭神社)には若倭部身麻呂が詠んだ歌が石碑に刻まれている。「わが妻は いたく恋ひらし 飲む水に 影さえ見えて 世に忘られず」(大意:妻は私をたいへん恋い慕っているらしい 水を飲もうとすると水面に妻の面影が映って見えてわすれられない)。


庚申寺まで戻り、宮口駅から宮口六所神社に入っていく。ずらっと並んだ灯篭が見事だ。


六所神社の脇に興覚寺後古墳がある。入り口から中に入ってみると、20人くらいは入れそうな広い空間だ。


高根神社の参道入り口には、大きな桜の木がある。




高根神社の拝殿に立ち寄り、さらにクサリのある岩場をあがると本殿がある。


本殿より奥に進むと、三角点がある場所に高根山古墳がある。古墳の入り口前で、しばし昔の人たちの暮らしに思いをはせる。


新東名高速道路高架下にある龍泉寺には立派な庭園がある。


山門の仁王様が迎えてくれる。


庭園の池には鯉が一杯泳いでいる。パンをあげると、勢いよく集まってきた。




根堅遺跡では、約1万8000年前の旧石器時代の「浜北人」の骨が発掘されている。洞窟などを見ながら回り、広場に出る。この辺りは昔、石灰岩の採掘場だったが、今は何もなく「岩水寺さくらの里」としてたくさんの桜が植えられている。数日前だったら、満開で見頃だったようだ。


「岩水寺さくらの里」には荘川さくらも植えられてあった。


岩水寺の前でタイヤキを食べる。ちょうど小腹が減っていた時だ。


森林林業研究センターの中にある向野古墳にも立ち寄る。


椎ヶ脇神社の参道を下って行くと天竜川が見えてくる。このマラニックでは、この景色が一番好きだ。


ここから西鹿島駅を回っていくコースなのだが、時間も押してきたのでショートカットして浜北森林公園から「あらたまの湯」に向かう事にする。


天竜病院の脇道から浜北森林公園の森の家に上がり、「天空の散歩道」と呼ばれる吊り橋を渡る。


浜北森林公園内は、ちょっとしたトレイルランコースだ。園内には、ツツジも咲き出していた。


午後3時ちょっとすぎに、無事「あらたまの湯」にゴールする。


温泉入浴後は、お決まりの生ビールを頂く。今回は、天気が良くて気持ちよく走れたのが良かった。初参加の人が多く、浜北周辺の遺跡や史跡など、身近でありながら知らない場所をたくさん見て貰えたのではと思っている。「遠州山辺の道」は、本場奈良の「山辺の道」にも劣らぬ見どころ満載の歴史散策コースだ。

参考:今回のコースマップ(約28.5キロ)