とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

コレステロールの基準値などが大幅に緩和される

2014-04-23 23:27:29 | いろいろ


人間ドックの血液検査で「健康」の基準とされる値について、日本人間ドック学会などが作る専門家委員会は、現在の基準より緩い新たな基準値を発表したそうだ。この基準値では、いわゆる「悪玉コレステロール」とされてきたLDLコレステロールが、現基準では120未満が正常とされたが、新基準では男性の上限が178、高齢女性ではなんと190まで拡大された。また、血圧の場合では、これまでは上が130以上、下が85以上なら「血圧が高い」と診断されてきた。それが、今回公表された新基準値では大幅に緩和され、上は147まで、下は94までは正常値であるとされた。

痛みなどの自覚症状がなければ、自分自身で「健康」なのか「病人」なのか判断することは難しい。健康診断で検査を受け、病巣が見つかったり、数値が「健康基準値」を逸脱していれば、病人にされてしまう。私自身も、いつも中性脂肪が高い結果であり、高指血症と診断され、毎回精密検査を受けるよう勧告されていた。一時期は、コレステロールを下げる薬を飲んでいたこともあった。だが、この診断結果はずっと納得がいかず、もう何年も前から、無視するようになっていた。

新基準は、現在の基準と比較すると「健康」と診断される範囲が広がったので、実際の健康診断の基準に採用されれば、これまでは「病人」扱いされてきた人が「健康」になるケースが続出することになる。所謂「医者に殺される」という話もあるくらいで、やたらに薬を飲むように勧められるのは、いい気分ではない。できれば、薬などに頼らず、自分自身が健康で元気でいると思える状態なら、健康診断の結果に左右される必要はない。今回の基準値を緩和するという話は、当然だ。