とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014伊豆大島ウルトラマラソン「3日目」

2014-04-01 19:26:02 | 観光
2日目の晩は、女子フィギュアで浅田真央ちゃんが完ぺきな演技で優勝したのを見届けて寝た。心地よい疲れとともに3日目の朝を迎えた。夜半から雨が降り出していたので、天気が悪いことはわかっていたが、レンタカーを予約してあったので、半日はどこかに観光に行くつもりだった。朝食を済ませたころ、宿のおかみさんから重大な情報が寄せられた。なんと、この日の高速ジェット船は全便欠航になったというのだ。14時の熱海行きの高速ジェット船の予約をしてあったのだが、この日のうちに熱海に行くことができなくなってしまった。しかし、幸いにも横浜経由東京行きの大型船だけは、就航するというので一安心する。前日も最終の熱海行き高速ジェット船が故障して、2時間遅れで出航したと聞いていたので嫌な予感はあった。

大型船に乗れないと、もう一晩泊まらないといけなくなるのでみんな大いに不安がったが、まずは、チケットをゲットしなければならないので急いで岡田港に行くことにした。岡田港の乗船受付はまだ開いてなかったが、チケットを購入したい客ですでに長い行列ができていた。


我々も早い段階で列に付いたので、30分ほどでジェット船から大型船へのチケット変更ができた。大型船のチケットはジェット船より安く、若干払い戻しになるという事だった。それじゃあ、少し奮発していい席にしようという事で特2等にグレードアップしたチケットにする。とにかく全ての客が一隻の船に乗るわけなので超満員になる事が予想され、確実に座れる席の確保が最優先事項だった。この日の出港船は6隻のうち14:30の“かめりあ丸”1隻だけだ。乗船受付を出ると、建物の外まで長い行列が続いていた。


帰りの船のチケットが確保できて一安心だ。船の時間には、まだ充分時間があるので火山博物館に行くことにした。伊豆大島火山博物館は、世界にも数少ない火山専門の博物館だ。三原山をはじめとする世界の火山について、様々な展示やシュミレータカプセルによる地底探検などで、楽しく学ぶ事が出来る。また、映像ホールでは、大島の美しい自然と人々の生活の様子を、迫力ある映画でみることが出来る。




火山博物館を出ると、相変わらず鉛色の空が広がっていた。風も強くなってきたようだ。


お昼近くになっていたので、1日目に満員で入れなかった食堂“かあちゃん”に寄ってみる。


少し早かったので、何とか席に着くことが出来た。中には生簀があり、大きな伊勢海老が動き回っていた。伊勢海老は高級食材だが、少し贅沢したくなって1尾刺身にしてもらう。




伊勢海老の刺身は、5人で食べるとあっという間になくなった。あとは、焼き魚定食と煮魚定食を頼む。海の幸が満載のお得な定食だった。


最後に、伊勢海老をダシにした味噌汁を頂く。これが、本当に美味しかった。


お腹もいっぱいになったところで岡田港に戻る。岡田港は、島中にいた観光客が集まってきたので大賑わいだ。顔見知りのランナーも大勢集まり、お別れのあいさつに話が弾む。やがて、“かめりあ丸”が到着し、乗船が始まった。


雨の中、若いアンコさんたちも見送りに来ていてくれた。


我々のチケットは、特2等で寝台のある小部屋だった。窓がなくて圧迫感を感じる部屋だが、足を投げ出して寝ることもでき十分なスペースが確保できる。2等席は、超満員で足の踏み場もなく特2等の席が確保できたのは本当にラッキーだった。横浜までは3時間半の航海なので、小宴会の後、少し横になって眠る。


横浜に近くなってきたころ、デッキに出てみると、雨は止み日が射していた。それでも、相変わらず風は強い。


横浜ベイブリッジが見えてきた。


みなとみらいのランドマークタワーも見えてきた。




午後6時過ぎに、横浜港大さん橋に到着する。この大さん橋は全体を大きなクジラに見立て「くじらのせなか」とも呼ばれている。




日が暮れて、横浜みなとみらいの夜景がきれいになってきた。2週間前は、神戸に行っていたのだが、横浜の夜景も素晴らしい。“横浜いいとこマラニック”も是非企画して欲しいものだとみんなから声が上がっていた。


大さん橋から、東急とJRを乗り継いで新横浜に行き、新幹線で無事帰宅する。とんだハプニングで横浜まで来ることになってしまったが、終わってみれば記憶に残る楽しい旅だった。