とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

村上春樹新作小説、最速でのミリオン到達

2013-04-18 22:21:03 | 読書
村上春樹の新作が、近々発表されるというニュースを知って以来、どんな作品が発表されるか注目していた。
そして、今月12日に発売されるやいなや、1週間で累計発行部数が100万部に達したそうだ。
内容も題名も明らかでない時期から、早くも予約が殺到していたというから驚きだ。
発売されても、ほとんどレビューもなく、はたしてどんな小説かというのもわからず多くの人が作家名だけで買い漁っていたという訳である。
これって、出版社の販売戦略にうまく乗せらている人が多いってことだろうか。

しかも、題名が「色彩を持たない多崎(たざき)つくると、彼の巡礼の年」というのだから、
何だか長くて変わっていて宗教色ぽい小説なのかなあとも思ってしまった。
少し伝わってきた情報によれば、鉄道好きの主人公が自分の結婚するにあたって高校から大学時代に壊した友人との関係を修復しようとする話らしい。

この人の作品は、実のところほとんど読んでいない。
「ノルウェイの森」を読んだが今一つのめり込むことができず、食わず嫌いになっていた感もある。
ただ、エッセイの「走ることについて語るときに僕の語ること」を読んで以来、
ウルトラマラソンを趣味にしているのを知ったので好感度は増している。
これだけの人気作家の作品とあらば、やはり読んでみたくなった。
本屋に行っても、ほとんど売り切れなので、昨日図書館の予約を入れておいたが、既に295位である。
そして今日見たら、345名の予約になっており、一日で50名も増えていた。
これでは、自分の番が来るのは1年後くらいだろう。

また、先日「本屋大賞」を受賞した百田尚樹の「海賊と呼ばれた男」も、凄いベストセラーになっているようだ。
「本屋大賞」受賞が決まった日に図書館の予約を入れたら211位だったが、今日の時点で419名の予約に増えていた。
これも、大賞受賞効果によるものだろう。
私としては、敗戦後焼け野原から日本経済を立て直し今の日本の土台を作った男の話だという「海賊と呼ばれた男」をまず先に読んでみたい。