とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

余呉湖の朝&海津大崎桜

2013-04-15 22:34:20 | 観光
「天女の羽衣伝説ウルトラマラソン」に参加した翌日の朝である。
写真は、国民宿舎「余呉湖荘」の前から眺めた余呉湖の景色だ。
朝食前の一時、ウルトラマラソンの疲れをほぐすため付近を散策する。

朝日が、静かな湖面を照らし始めていた。


波がほとんど立たず、鏡のような美しい湖面には遠くの山が映し出されていた。


満開の桜越しに、湖面を臨む。




1キロほど歩き、振り返ると「余呉湖荘」が見える。後方の山は、賤ヶ岳である。1583年(天正11)羽柴秀吉が柴田勝家の軍勢を破った賤ヶ岳の戦の古戦場で,山頂には賤ヶ岳七本槍の武勇の戦跡碑がある。


余呉湖の湖面では、カモが優雅に波紋を描いていた。




朝食を済ませ宿泊したランナーたちで記念写真を撮って解散する。
そのまま帰るのは名残惜しいので、何処かいいところに寄りたいなと思っていたら、
同宿した兵庫のIさんが「海津大崎の桜」がいいと教えてくれたので見物していくことにした。

海津大崎は、琵琶湖八景「暁霧・海津大崎の岩礁」として有名で、琵琶湖随一の岩礁と、湖の碧、頂きに雪の残る山々の緑を背景に600本のそめい吉野桜が爛漫と咲きほこり、その景色は絶妙のコントラストである。例年見頃は4月15日前後となり、近畿圏では遅咲きの桜名所としても有名だという。


琵琶湖周辺に来たことはあまりなく、こんな桜の名所があることは全く知らなかった。琵琶湖岸延々4kmにわたり桜のトンネルとなっており、見事な景観を作り出していた。一旦車で桜並木を通り抜けたのだが、見物の車が一気に増えて道路が大渋滞となってしまった。やむを得ず、渋滞を抜けた空き地に車を停め、見晴らしのいい場所でお花見をすることにした。近くの浜辺に下りて、湖越しに桜を眺めながらのお花見だ。




ボートやカヌーに乗ってお花見を楽しむ人たちもいた。




ひとしきりお花見を楽しんで帰ろうとした頃、偶然義姉夫婦とバッタリ。こんなところでまさか出会うとはビックリだ。数日前から関西方面に車で旅に出ていたらしいが、琵琶湖まで来てお花見に立ち寄ったらしい。本当に「世間は狭い」とはこのことである。ほんの少しでも時間がずれていれば会えないのだが、そんなわずかな時間が重なって出会いがあったという事は縁があったということである。出会いというものの不思議さを感じながら、義姉夫婦と別れ帰路についた。