とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2012ぐるっと浜名湖一周100km「ウエルカムパーティ編 その3」

2012-10-10 22:15:26 | 浜名湖100キロウルトラ
ホテルの外の広場に場所を移動する。
浜名湖のマラニックでは、毎度おなじみの「遠州新居の手筒花火」を参加者に体験してもらう事になった。
今回は遠くから来た人も多く、「遠州新居の手筒花火」は楽しい体験になったに違いない。
手筒花火保存会に入っているS井さんの指導の下、体験会が始まった。






ここで、手筒花火の歴史を説明しておく(遠州新居の手筒花火 公式HPより)

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「そら出せ出せよ!そら出せ出せよ!」威勢のいい掛け声が夏の夜空に響き渡る。
粋な衣装で身を包んだ男たちの笑顔が、オレンジ色の光の中に浮かび上がる。
「遠州新居の手筒花火」の始まりである。

「遠州新居の手筒花火」は、静岡県湖西市新居町新居に江戸時代より約300年続く夏祭りで、
町内にある諏訪神社に奉納される伝統の花火である。
これは当時、新居関所を管理していた三河吉田藩(現在の愛知県豊橋市)から伝えられたと言われている。

豊橋市の手筒花火にはハネ粉を入れ、最後に底が抜けるため不動の姿であるが、
新居の花火はハネ粉を入れないので自由に練り歩き、次から次へと点火する。
中でも「猿田彦煙火」は必見である。
降り注ぐ火の粉をものともせず、笑顔で筒を抱きかかえ練り歩く姿は実に勇壮で、
古くから「東海道の奇祭」と言われ、街道を旅する人々により各宿場へ、その名が広がっていった。

手筒花火は、竹の切り出しから火薬の填薬、消費まで総て本人自身で行われ、その製造技術、
出し方は親から子、孫へ、熟練者から初心者へと受け継がれて行く。

この「遠州新居の手筒花火」は、毎年7月下句の金曜日に(試み)小学校校庭で、
土曜日に(前夜祭)中学校校庭で行われ、夏の夜空を真っ赤に染め、
その色、音、匂いで人々を魅了し、心のアルバムに夏の思い出を残す。

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本当の手筒花火は、筒の中に火薬が充填されており、花火の量も半端ではない。
火の粉が、体に落ちてきて火傷もしそうなくらいの豪快な花火である。
しかし、この場では簡単に体験できるよう、小さな花火を筒の中に装填し、その都度点火して火花を飛ばす。
とはいえ、それだけでも火花が飛び交い十分雰囲気を味わうことが出来る。
初めての人たちが、大勢参加して手筒花火体験を楽しんでいた。














さて、いよいよ翌日は100kmマラニック本番である。
朝5時のスタートに、参加者が全員立てることを祈って就寝することにした。
2012ぐるっと浜名湖一周100km「マラニック本番 前半」に続く。