とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2010金時山登山

2010-01-30 23:50:04 | 山登り
今朝5時半に起きて登山仲間の家に集合した。その後、駅から同乗の仲間を乗せ高速に入り途中のPAでさらに一人を乗せて計7名のメンバーで箱根の金時山(1212m)へ登ってきた。金時山は、既に何度も登ったことがある山だが、富士山眺望の山としては最高の山であり初めての人の希望もあって行って見る事にした。

この時期は積雪が予想され冬山装備で来てもらったが、予想に反して暖かく、登山する側としては嬉しい誤算であった。御殿場ICを下りて登山口に向かう途中から大きな富士山が目の前に飛び込んできていた。雲はなく快晴で風もほとんどなかった。御殿場から乙女トンネルを抜け箱根町に入り登山口の公時神社下に車を停めた。駐車場には、既にたくさんの車が停まっていた。駐車料金500円を払い公時神社に向かった。

公時神社の前には大きな鉞が置かれている。金太郎伝説で有名な坂田金時にちなんだ鉞である。

公時神社で安全登山を祈願して登山道に入っていった。

15分ほどで林道を横切り、更に15分ほど歩くと金時宿り石という大きな岩に出る。岩の下部は棒が挟まれ岩が崩れるのを支えているかのようだった。実際岩が崩れてきたら全然役に立ちそうもない棒なので、登山者が心情的に置きだした棒なのかもしれない。

みごとな桧林の道をジグザグに登っていく。林を抜けると岩場が多くなり更に登っていく。見上げる空の色はスカイブルーで気持ちがいい。


明神ヶ岳と金時山を結ぶ稜線に出て、岩場を乗り越すと金時山の山頂である。登山口からほぼ1時間半で着いてしまう。山頂からは大きな富士山が視界に広がっていた。

まずは、金時山の看板前で記念写真だ。鉞を振り上げ富士山をバックに写真を撮る。

その後も、みんな来年の年賀状写真にするなどと言いながら、一人ずつポーズを決めながら撮影が続いた。富士山の向こうには南アルプスの北岳や八ヶ岳連峰の白峰が確認できた。

また、金時山の山頂には二軒の茶屋があり金時娘(かつて娘だった)がいることで有名である。


そして、南東側には噴煙をあげている冠ヶ岳や箱根駅伝の折り返し地点になる芦ノ湖が望まれる。


ひとしきり景色を楽しんだ後は、茶屋の裏で昼食の支度をすることになった。広いテーブルを占領すると、各自持ち寄った食料が一気に並んだ。ビール、お菓子、漬物、サツマイモ、パン、リンゴ、ミカン、卵焼き、ウインナ、チーズ、お汁粉、揚げ物、カップラーメン、コーヒー等等。どこからこんな出でてきたかと思うほど多種多様な食料が出てきて大宴会となった。また、網も持ってきた人がいたのでサツマイモやイカ、揚げ物等を炙って食べたら美味しかった。



お腹が一杯になったところで、長尾山方面に下山していく。

樹木が茂った尾根道はよく踏まれているが、霜が解けてぬかるみとなり滑りやすかった。

靴底には泥がくっつき足が重い感じになっていた。滑りやすい道を下ってから急坂を上り返す。

少し息が上がってきた頃長尾山山頂に到着する。だだっぴろい山頂の周りは樹で覆われ展望はあまりないが、空がぽっかり丸く開いたような感じが面白かった。


長尾山から更に下り30分ほどで乙女茶屋に到着する。

茶屋の先には乙女峠の展望台がある。ここからの富士山もなかなかいい。記念写真が撮れるようカメラの置き台があるのもありがたい。ここでも記念撮影は必須だ。

乙女峠からはぐんぐん下り30分ほどで乙女口バス停に着く。

ここからは車道であり、車に気を遣いながら駐車場に戻った。全歩行時間は3時間少々で少し物足らない登山であるが、景色を楽しみながらゆっくり昼食ができたのが一番のポイントである。その後は、箱根湯元の湯治場である「天山」でゆっくり温泉に浸かり登山の汗を流してきた。メンバーも大勢集まり楽しい登山だった。