とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

最近のエコに関する話題

2009-02-25 22:32:07 | エコ
ちょっと不景気な話が多いこの頃だが、最近発売されたホンダの「インサイト」が好調らしい。販売価格が189万円と、トヨタの「プリウス」(233万円)より大幅に安いことから注文が殺到しているとの事だ。インサイトの国内販売目標は月5000台だが、受注台数は今月末までに1万5000台を超える見通しである。また、販売店には客が増え小型車「フィット」などの販売も増加していて、ホンダの販売全体を底上げしているそうである。一時期急速に落ち込んだ来年度の自動車販売計画も、最終的には今年度と同水準になりそうである。

高燃費で値段も安ければ消費者も手が出しやすい。今は、消費者のニーズに合致すれば不景気ながら売れるものは売れるのである。まだまだ日本の経済はどん底ではないのだ。先が見えないから、みんなお金をしまいこんでいるのだが、魅力的で買ってよかったと思わせるものにはお金を出せるのが日本人である。また、インサイトに対抗するプリウスの新型は6月発売になる。こちらは値段が少し高いが、燃費はインサイトをさらに上回る高燃費になる。今年はホンダとトヨタのハイブリッド車が日本の自動車業界を牽引していくものと思われる。

もう一つエコに関する話題として、経済産業省で太陽光発電による電力を電気事業者が1kWh当たり50円弱という高値で買い取ることを義務付ける仕組みを検討しているというニュースだ。つまり現在の電力料金の2倍程度で買い取るようにするということである。ただ、電力会社が買い取り金額を負担するので一般の電気料金への上乗せでカバーすることになる。つまり電気料金は少し高くなる。高くなっても一月あたり100円以下らしいのでそんなに負担感はないかもしれない。経産省は今国会中に法案を提出し2010年にも実施する方針で,さらに予算がついている家庭向け太陽光発電システムの設置補助金制度と併用するとしている。早くシステムを導入するほど大きいメリットを得られるしくみだ。

今までの買取金額では、太陽光発電の償却は20年とされていたが、この仕組みができると10年くらいで償却できそうである。あとは、補助金の額を上積みして一般家庭でも手が届く値段になってくれば太陽光発電も大幅に増えるかもしれない。利用者が増えればシステムの単価も下がり、さらに普及が進む。このあたりを政府が大きく後押ししてくれたら、日本の産業構造の転換が進み、新たな雇用の創出など経済効果が見込めるのではないかと思う。