とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

浅間山の噴火

2009-02-02 21:35:33 | 山登り
(写真は2006年の前掛山)

浅間山で、2日の午前1時51分ごろに小規模な噴火が発生したそうである。夕方のニュースでは東京都心でも降灰が確認され、洗濯物や車が灰で汚れている映像を流していた。幸い、その後の観測では火山性地震の回数は減少し、マグマの上昇を示すと考えられる傾斜計のデータの変化も鈍化しているそうである。ただ、気象庁は「今後も火口から約4キロの範囲に影響を及ぼす恐れがある噴火が発生すると予想される」としており、噴火警戒レベルは入山を規制するレベル3に維持し、「大きな噴石に警戒が必要」と呼びかけている。

浅間山(火口と周辺の外輪山を含めた山域の総称)は、2006年9月に行ったことがあるが、その時はレベル2(火口周辺への立入規制)で火口のある前掛山への登山は禁止だった。しかたなく外輪山の黒斑山、蛇骨岳、仙人岳、鋸岳を縦走して回った。間近に見た前掛山は、コニーデ形の美しい山容で僅かな噴煙も確認でき圧倒されたものだが、これが溶岩を噴出し噴煙の高さは火口上約2000メートルに達しているとなると恐ろしい限りである。登った当時も、急に噴火があったら逃げようがないなと思った記憶があり、レベル2ながら近くまで行けただけでもよかった。レベル3では外輪山も入山禁止になっていることだろう。

また、浅間山噴火のニュースのほかに、今日は桜島でも大きな噴火があったらしい。こちらもレベル2からレベル3の入山規制に引き上げられたそうである。何か日本の地底では大規模な地殻変動が起きてやしないかと気になるニュース2件であった。