Go The Distance!

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フロストバイト

2013-01-13 01:00:58 | ラン
フロストバイト レースレポ



実はこのレース、まったく知らなくて、
しかも
フロストバイト?
フロストバイクの間違いじゃない
本当にランイベントなのかぁ?
なんて思っていたくらいで、チャリティーイベントか何かだと思っていました。
FBで何だか盛り上がっていて「フロストバイト、エントリー出来た!」みたいなコメントが多数あり、とりあえずエントリーしてみるかとバイクライド途中の吉野家さんでスマホからエントリーしたのが昨年末
後で調べてみると、かなり人気の大会でトライアスリート仲間も結構出るらしい…ということが分かりました。
エントリーした当時も仕事がピークと重なるし、無理ならDNFかなと…とネガティブ思考が先行していたこと。
横浜マラソンにかなり気合入れていたので、入賞出来なかったことでずっと張りっぱなしだった糸が切れたように
シーズンオフだしゆっくりするか
とか
故障と体調不良を理由にトレの強度を落とそう
とか
ヌルいことばかり考えていました
でも、それでは道は続かない
今を大切に出来ないモノが、未来で満足できる結果なんて出すことは出来ない
正直、横浜マラソンの時が10だとすると、今の状態では、7まで出せればいいくらい。
だから、タイムや順位よりも、今の状態で満足できるレース展開をしようと思いました。
無理せず、余力を残すことなく、レース展開をよく見ていこう



最寄り駅の牛浜につくと既にかなりのランナー達でごった返している
ここからメイストームさんグループと合流して徒歩で移動
レース会場は、横田基地
もちろん入るのは始めて
このレースのために開放されるが、入場者チェックはかなり厳しい



写真付きの身分証明書は当たり前、持ち物検索ありと海外の空港への入国チェック並み
ゲートをぐぐると早速、米兵さんたちのお出迎え



う~ん、身体大きい&ゴッツイ
さすが人気の高い大会だけあって、会場内はもの凄いランナー&そのご家族で溢れています



前に進むのにも時間がかかります…(^_^;
メイン会場に到着すると、メイストームさんが用意してくれたブルーシートの上に荷物を置かせてもらいました



昨日に引き続き、
TRIONの皆様、FB仲間の皆様、宮崎康子さん、たくさんの方ともスタート前にお話することができて、
これだけでも来た甲斐があったと思えるくらいでした。

スタート1時間前に、恒例の軽量化タイム…ということでトイレ待ちの行列に並びます。
…が、ちっとも進まず時間ばかりが過ぎていきました。
何とトイレから出てくるとスタート10分前(´д`)
全然アップしてないぞぉぉぉ
急いで荷物のところに戻り、ウェア着替えて、チップつけて、補給食詰めて…スタート5分前ゲートにダッシュで移動
何をしているんだ俺…(T-T)



スタートゲート近くに入れて頂き、数分後スタート!



すぐに先頭集団が前に出るが、無理せずついていかない
(その先頭集団に豪一さんが(;゜ロ゜)。速い…速すぎます)
私は、3分30秒前後で安定している集団の後ろに…と思ったら、先頭集団含め第2、第3グループもTRIONの方々が…ちょっとちょっと、どれだけ猛者が揃っているんですかぁ~(゜Д゜)
ほどなく1キロほどで集団が安定してきた
私はTRIONの皆様と3分30秒ペースで第4集団後方あたりで走ってました。
右膝の不安、喘息の不安、最後まで持つのか…不安ばかりでしたが、走り出してしまうと、ただただ前の背中を追いかけるランナー独特の思考に切り替わるから不思議だ
5㎞過ぎあたりから少しずつ前を牽くペースが落ちてきたので、自分から前に出る
風はそれほど吹いていなかったので、一人旅でも大丈夫そうだ
7㎞過ぎまでは自分のペースが安定しないでどうにもぎこちない走り
少しでもアップしておけば変わったのでしょうね
その時に後ろから頭にへんてこなモノがついて影が迫ってきた!隣にならぶ姿を見ると、スティッチのかぶり物をした兄さんが颯爽とかわして前に出る…スティッチに負けるのは悔しいが、自分は自分のペースを守ることに
8㎞過ぎあたりで長い直線の滑走路に出る。前は見えているがその背中はなかなか近づかない。気持ちが折れそうになったときに後ろから迫る足音。自分と比べるとかなりにピッチ走法。コレは抜かれる…と思ったが、自分は自分だと言い聞かせて気にしないようにする。しばらく後ろにくっついていたがコチラのペースが少し下がったところで前に出てきた。青いランシャツ、ランパン、典型的なランナーの走り。ペースは自分とほぼ変わらず、ただ、自分のペースが落ちてきたところだったので、離れないように後を追って走る。おかげでかなり安定したペースで走ることができた。
10㎞手前のエイド直前で、ジェルで補給し、エイドでもらった水で流し込む。このペースならまだ行ける。足の痛みもない、大丈夫だ!
不思議なことに距離を踏めば踏むほど、頭の中はもの凄くクリアに落ち着いてくる。すると、自分のフォームや息づかい、足運びにも意識が向く。何度か腕を脱力させ、心拍が必要以上にあがらないようにリラックスし、お尻のあたりに意識を集中し、腕振りと腰が力みの無い状態で連動するようにする。
13㎞ぐらいまで、一緒に走りようやく前から落ちてきたランナーを一人かわす。前の集団は少しペースを上げたようで差は縮まるどころか少しずつ開いていた。
15㎞過ぎ、ランナー君のペースが落ちてきたので、今度はこちらが前に出る。残り6㎞。余力を残してゴールなんてしたら、絶対、後で後悔するので自分の中に残っている力を絞り出す。ゴール前にエネルギー切れにならないように、ギリギリのラインのペースで少しずつ前を追う。苦しいはずなのに、足の動きは軽快。気のせいか、少しずつ前のランナーの背中が近く見えてきた。
18㎞過ぎ、前の集団がペースを上げたようだ。また遠くなっていく。それでも不思議とあわてなかった。根拠はないが、必ず追いつくって気がして逆に力が沸いてくる。
そして思う…
あぁ、この道だ
これが続いている
これが俺の道
今の一歩が、蹴り出す一歩が、未来へとつながる道になる
だから、絶対、あきらめない
ネガティブな気持ちは初めから存在しなかったかのように、頭の中は走れる喜びと少しでも前のランナーを抜かしたいという勝負魂で一杯になる
もうタイムは見なくてもいい
ただ力を出し切るだけだ
21㎞過ぎ、前のランナーの背中が50mほどになった
インターバル並にダッシュしている
苦しい
でも、自分が闘いの場に戻ってこられた喜びの方が大きかった
横浜マラソンでは、ラスト3㎞でふくらはぎが両方とも攣ってしまい力が入らず苦労したが、今回はそうした兆しも無い
最後のエイドの手前で持参した塩タブレットを口にいれる
喉がカラカラでとても飲み込めないが、無理矢理かみ砕いて水で押し込む
咳が止まらなくなってきた
曲がりくねった道を進んでいくと観客の数がぐっと増えてくる
ゴールが近いようだ
脚よ動け、俺に力を貸せ!
カーブを曲がりきったところでフィニッシュゲート



出し切りました
後悔しない走りが出来ました
タイムは自分のガーミン上で
1時間16分11秒
残念ながら自己ベスト更新とはいきませんでしたが、それでも今日の体調を考えれば自分を褒めてやりたいくらいです
TRION豪一さん、田原さんは既にフィニッシュ
お二人とも14分代!
(田原さんは年代別3位!(≧∀≦))



出場することすら悩んでいたレースでしたが、出て良かった
自分の弱さと正面から向かい合うことが出来ました
メイストームの皆さん、TRIONの皆様、お話出来なかったたくさんのアスリートの仲間の皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました!



3時過ぎに自宅に帰ってから、プールへ
庭田さんの「追い込んだ後に、プールでほぐすといいですよ」とアドバイスもらっていますので(^0^;)
幸い、それほど身体にもダメージが無いようでしたが、明日は一日仕事なので、身体ほぐしの意味を兼ねて、楽にリラックスして泳ぎました
上級者コースでは、いかにもスイマー!と言う方がガンガン泳いでいたので、そのスキマで50を何本か泳がせてもらいました。
閉館近くになって人が少なくなってからは、ゆったりと大きな動きで時間一杯泳いでいました。もっと泳ぎた~いという気持ちで、閉館時間ギリギリまで。
少しずつ”スイム好き”の気持ちが戻ってきました(^o^)
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