『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

人生は「ひとり旅」・・・

2024-03-26 10:42:57 | 

「ひとり旅」に出た
カミさんから、
逐一、道中記が送られてくる。

 



リク坊の大好きな「おばーぶ」は
ダンゴ三兄弟が幼かった頃のように
いっしょになって
楽しく遊んだようだ。

*



動画も沢山送られてきたので、
寝ながらにして、
リク坊の愛らしさに浸っていた。



*

ひとり歩きでは、
お気に入りの等持院に行ったという。

在京中から、
ここが好きで
何度も訪れていた。

きのうは、
雨降りもあって
観光客が誰もいなかったというから、
さぞかし、静寂な風情を
堪能したことだろう。

8年間の在京中には、
ふたりして
休みのたびごとに
ほぼすべての寺社・塔頭・庭園を
二回りは拝観・鑑賞したので、
今でも「京は我が心にあり」である。

惜しむらくは、
桂離宮と修学院離宮の
宮内庁管轄地と
拝観停止だった苔寺だけは
未訪である。



**

あと二週間は
春休みがあるので、
無理にでも
「教養(今日用)と
教育(今日行く処)」
を日々の過ごし方に入れている。

物産館で
日替わりで県内の
食事処が出張開店しているので、
そのいくつかに
お昼に行ってみようと思った。

 



きのうは、
田村にあるという
割烹の天丼をやってきた。

飛びぬけて美味しい
というほどではなかったが、
まあまあ、当地まで行かずとも
駅前でやれただけいいっか・・・
というもんだった。

前にも来ていた
喜多方ラーメンや
白河ラーメンの店にも
これから行ってみようと思っている。



*

外食から帰ってからは、
一時間ほど
来たばかりの
ジャーナル(学会誌)の
目ぼしい論文や書評に目を通した。

SC定年が75歳なので、
それまで、現役でいるうちは
学会に所属続けて、退職したら
退会しようと考えている。

なので、それまで、
健康面にも留意しなくてはならない。

最新刊にも
SC職のキャリアの不安定さが
取り上げられており、
それゆえに若者への訴求力もなく
優秀な人材が集まりにくいので、
一刻も早い、養護教諭並みの
身分保障や常勤化が望まれるとあり、
我が意を得たりと感じた。

定年まで、
その事が成就して、
最後に今一度、教員時代のような
ボーナスを手にしてから
辞職するのを夢に描いている。


**

名ピアニストの
ポリーニが亡くなった。

アルゲリッチとは
ほぼ同世代で
どちらも稀有の天才で
ショパン・コンクールの覇者である。

ポリーニの驚くべき逸話では、
ショパン・コンクール優勝後も尚、
山荘に籠り、アップライト・ピアノで
自らの「心技体」を鍛え
音楽と向き合ったというから、
天才でも並みの天才とは違っていた。

間違いなく、
20世紀を代表する
巨匠のひとりであった。










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カミさん「ひとり旅」

2024-03-25 09:57:39 | 家族

 

きのうから
三泊四日で
カミさんが京都・大阪への
「ひとり旅」に出かけた。

自分は随行しなかったので、
道々の道中録を送ってもらい、
寝ながらにして
旅行気分を味わおう・・・と、
思っている。

そしたら、
さっそく、新幹線の車窓から
かつての勤務校である
金光大阪(旧・金光第一高校)前を
通過する様子を送ってきてくれた。

 



JRで言うと
新しくできた「島本町」駅と
「高槻」駅の間にある。

在京中は
京都から岡山の「金光」に行くとき、
よくこの風景を目にしたものである。

阪急「上牧(かんまき)」では
何度も乗り降りしてるので、
同じ風景を眺めた。

11年間しか
在職していなかったが、
それでも、東北の地から
初めて関西に赴いたので、
恰も「内地留学」を経験したような
想い出深さがある。


**

きのうは
ふと思いついて
90歳になった
一人暮らしの信ちゃん叔母ちゃんちを
久しぶりに行ってみた。

コロナやインフルが
年中、増えたり、減ったりで
なかなか気を遣って
行けなかったので、
喜んでくれた。

ひとしきり
祖父母と共に暮らした
生家の頃の話で盛り上がったが、
所どころで、
「あんた、ちっとも
変わんないねぇ・・・」
と、十遍以上も言われた(笑)。

それでも、
以前のように、
同じ話を何度もする、
という認知症的な事はなく、
ボディ・ワークに行くようになってから
改善が見られたようだった。

そういや、
最後まで「もう88歳になった」
と言ってたが、
「昭和9年だかんね」
と言うから、
「もう、90歳なんだよ」
と、何度言っても、
サバよみたいのか・・・(笑)、
「もう、88だかんねぇ・・・」
と言うのだった(笑)。

帰ろうとすると、
いつものように、
「これ、持ってきな・・・」
と、野菜ジュースの
1ダース・パックを寄こしたので、
「自分で飲むのに買ったんだべぇ」
と、言っても聞かず、
無理無理に持たされた(笑)。

これも、いつもの事である。

こっちは手ぶらで行ってるのに、
帰る時は何かしら持たされる(笑)。

昭和ヒトケタ世代の
「あるある」である(笑)。



*

カミさんは
初日は、大阪に直入りし、
江坂在住のリク坊/ミカちゃんと
万博公園に行ったようだ。

フミが赤ちゃんの時、
『太陽の塔』の前で写真を撮ったので、
やはり、リク坊ともここで
撮りたかったのだろう。

 



出しなに、
リク坊から
「ジイジは・・・?」
って言われるかも、
と漏らしていたが、
はたして、どうだったのか・・・(笑)。

なので、出る直前に、
ポチ袋に
いつものように
新券の万札を
「お小遣い」として託した。

そりゃぁ・・・
自分だって、喉から手が出るほど(笑)、
会いたいけど・・・
年度末の疲れもあり、
去年のテンコ盛り旅行で
お腹いっぱいになってるもんねぇ・・・。

正月にも会えて、
まだ、「孫」離脱症状も出てないし・・・(笑)。

お盆にも会えるだろうから・・・(笑)。




**

正月のリク坊たちの帰省以来、
ずっと、布団乾燥部屋になっていた
茶室を復元した。

土曜日にやってくる
JKとお母さんに
お薄を差し上げようと
思っている。

自分も
ちゃんちゃんとお点前のお稽古を
してないと、勘が鈍るので
夜にでも燭台を灯して
自服立てしようと思った。

 



ついでに、
収納していた琴を二面だして、
一昨年、生徒たちとの合奏のために
特訓した『さくら変奏曲』も
さらい直してみようと思っている。

さらに、興が乗れば、
二面弾きの試行錯誤もしてみたい。

 



***

茶室の隣が書室なので、
ついでに、いろいろと片付けて
春休み中のお稽古の準備もした。

 



*

夜には、
カミさんが作り置きしていた
煮魚(ブリ)に小麦粉を振って
バター焼きに仕立て直した。

休日のお昼には
いつも“ぼっちランチ”してるが、
この三日は夜も
“ぼっちサパ―”になりそうだ。



***

きのうは
朝から晩まで、
一日がかりで、
『七人のシェイクスピア』の
第二部(全13巻)を通読した。

途中で、
エリザベスⅠ世が
リュートを奏でるシーンがあり、
ほかにも、現在、古楽器と言われる
ヴァージナルなど、いろいろな楽器を
嗜んでいた事がわかった。






 

 

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墓参と旅立ち

2024-03-24 10:59:20 | 季節

きのうは
春分の日に行けなかった
墓参に赴いた。

信夫山墓地にあるため
急こう配の階段を
下りねばならない。

それでも、
ただの坂道だったのが、
ここ数年で、階段と手すりが出来て、
以前ほどは危険ではなくなったが、
それでも、最上段から見下ろすと
けっこうなものがある。



*

次男ながら
祖父母・長兄(亡父)の実家である
「本家」を継いだので、
カミさんの責任感なのか(笑)、
先導されては
彼岸のたびに墓参している。

自分は、
朝晩、ご神前・ご霊前(祖先)に
御祈念しているので、
それで十分だと思っているが、
カミさんは幼かったダンゴ三兄弟を
心から愛してくれた
亡父へのお礼参りのような気持ちが
あるのかもしれない。



*

墓所の眼下には
新卒の頃、初任についた
かつての「女子高」の
円形体育館のドームが目に入り、
ほんのちょっとだけ
当時の想い出が蘇った。

22歳で赴任したので、
高卒の看護専攻科の
19歳の女の子たちは
今は63歳にもなっている(笑)。



*

ロンバケをいいことに、
毎日、ダラダラと
マンガ読書三昧の日々である。

裕に2000冊を超える
自家漫画図書館から、
セットものを寝室に持ち込んでは、
ひがな一日読んでるという
駄々羅ぶりである。

きのうは、
『七人のシェィクスピア』
(第一部/全6巻)
を読了して、満足し、
今朝は、第二部/全16巻を
読み始めている。

史実どおりではなく
彼を素材としたファンタシアだが、
当時の雰囲気や
リュートなぞもリアルに描かれ、
“好み”の世界観に仕上がっている。



*

おとついは
散歩&ツタヤ・ブラウジングで
『艦隊シェフ』の新刊を
買ってきた。

WWⅡとグルメ物のコラボで
どちらも“好み”のカテゴリーなので
面白く読めている。

いずれ、完結したら、
また、忘れた頃に
初刊から通読するつもりである。

***

朝起きると、
カミさんが旅立ち姿で
玄関に荷物を運び出していた。

今日から
三泊四日で
孫のいる大阪と京都へ
「ひとり修学旅行」に行く。

担任としても、
ちょいちょい、
大阪・京都に引率しているが、
公務の時は、頑なに
孫に会うような公私混同は
しないので、カタイなぁ・・・と
揶揄している。

ほんとは
一緒に連れていきたそうだったが、
去年の春に、ハード・スケジュールで、
孫とも教え子たちや元同僚たちとも
沢山あって、濃厚な時間を過ごしたので、
その印象と味わい深さが
未だに強く残っていて
行かなくも結構だった。

懐かしの場所も
沢山巡り、
京料理も沢山堪能した。

これが、最初の最後という肚積もりと
一期一会という一回性の覚悟と
「人生深生き」の体験力で
インヴォルブメントしたので、
人も名所も料理も
一年経っても消化しきれず、
味わいきれていない。

・・・なので、
一読した漫画を再読、
再々読することで、
味わいつくすように
ブログを見返したりしている。












 

 

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教師のエンマ帳(笑)

2024-03-23 08:58:45 | 仕事

吾妻の山も
雪解けと降雪を
繰り返しているが、
しだいに春めいてきているのが
実感される今日この頃である。



*

先日は、
びっき沼で
たくさんフキノトを採ってきて
晩には天婦羅にして
美味しく頂いた。

春の山の息吹を感じさす
ほろ苦さは
健胃作用があるようで
胃腸が善くなりそうにも感じた。

いっ時ほど、
フキノト採りに
情熱がなくなって、
ワクワク感が失せたのは
単に飽きてきたのか、
老いによる感情鈍麻なのか・・・
と、思いもした。

*

先日、
30年前の教え子から
facebookに友達申請があり、
すぐに名前と顔が
思い出せなかったので、
11年間の担任時代を務めた
教務手帳(通称:エンマ帳)を取り出して
その名前を調べてみたら、
たしかにあって、
「申請」に快諾した。

ついでに、
開通した個人間メールでは
当時の成績も教えてあげた(笑)。



自分史の一資料でもあるので、
懐かしく頁を繰ってみたら、
91年は修学旅行の引率年で、
3月末に中国へ行っている。


何の因果か、
担任中は3回も中国への
修学旅行に当たっている。

当時、かの国は貧しく、
まだ、人民服を着ていた時期で
タイムスリップしたような
感覚があった。



*


空いた子ども部屋を
漫画図書館にしたが、
その蔵書から
『天にひびき』(全10巻)
『ミュジコフィリア』(全5巻)
を一気に再読した。

ありがたいことに・・・
しばらくぶりの再読だったので、
内容をすっかり忘れており、
新鮮な気分で読めた(笑)。

どちらも
音楽コミックとしては
『のだめ』同様に
読み応えのある作品である。

二日続けて、
マンガ漬けだったので、
(漫画ばっか、読んでんなぁ・・・)
と、自戒もしたが、
骨休み、心の休養のための
ロンバケなので、
好きな事をとことんする事を
気にしないようにした。

ちゃんと、家事もやり、
コンサートの練習もし、
勉強もしてることだし・・・。

*

マンガ作品の中には、
懐かしい京都の錦市場が出てきたり、
幽庵焼きの由来が蘊蓄として
語られたり・・・と、
味わい深い処も多々あり、
単なる暇つぶし以上の価値もある。










 

 

 

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早春を頂く

2024-03-22 08:19:26 | 懐石

 

きのうは
月末と年度末の
「ご自愛・慰労」懐石に
三ツ星店に赴いてきた。

 



先付には、
「若竹と鰊の炊いたん」に
紅梅を模った生麩。

京懐石を偲ばせる
はんなり味に
心が躍る。



*

八寸は
諸子の素揚げ、
蓬生田楽、
青箭魚(サゴシ)の玉素焼き、
水雲酢
梅蜜煮の天婦羅。

味も見た目も食感も
それぞれに楽しめた。



*

いよいよ
懐石の白眉「椀刺し」。

煮物椀は、
「浅利真蒸の鶯仕立て」。

地物のグリンピースの吸い地は
これまた「はんなり」した
京風の味。

来週、カミさんは
大阪の孫に会いに
去年の春休みに続いて
また、京都へと出かけるが、
自分は、去年、満喫したので
今年は見送った。

地元で
これだけの懐石が味わえれば、
わざわざ京都に行くまでもない(笑)。



*

お造りは、
才巻海老、鮪、鯛、烏賊。

どれも
確かな包丁技によって
エッジが立っており、
断面の細胞が潰れておらず、
清々しい味を醸し出している。



*

強肴は、
「合鴨の法蓮草鋳込み」に生麩。

餡の味が奥深く
鴨と法蓮草との相性も佳かった。


**

揚げ物は
「海老真蒸と蓮根」。



*

〆は、
押し麦と縁(ゆかり)ご飯に
お麩と榎茸の味噌汁に、
お新香。



*

主菓子は
桜羊羹。


*

お薄を頂いて
“ひとりお茶会”を
存分に堪能した。

++++++++++



帰路、
夕餉の菜にしようと、
土湯温泉郷の「びっき沼」に
「蕗の薹」採りに向かった。

そしたら、
ゆんべの残雪で
道路がシャーベット状で
往生した。

やはり、山は
雪が溶けぬものである。

*

沼のほとりも
雪に覆われていたが、
所どころ溶けた地面に
エメラルドグリーンの
「春の使者」が
顔をのぞかせていた。



熊を警戒しながらも、
ニ十ケばかり採れたので、
光っちゃん叔母ちゃんちと
ムトー先生んちに
おすそ分けに三等分して
置いてきた。

山の息吹、
生命感の溢れる
山の幸である。

 

 

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