「ひとり旅」に出た
カミさんから、
逐一、道中記が送られてくる。
リク坊の大好きな「おばーぶ」は
ダンゴ三兄弟が幼かった頃のように
いっしょになって
楽しく遊んだようだ。
*
動画も沢山送られてきたので、
寝ながらにして、
リク坊の愛らしさに浸っていた。
*
ひとり歩きでは、
お気に入りの等持院に行ったという。
在京中から、
ここが好きで
何度も訪れていた。
きのうは、
雨降りもあって
観光客が誰もいなかったというから、
さぞかし、静寂な風情を
堪能したことだろう。
8年間の在京中には、
ふたりして
休みのたびごとに
ほぼすべての寺社・塔頭・庭園を
二回りは拝観・鑑賞したので、
今でも「京は我が心にあり」である。
惜しむらくは、
桂離宮と修学院離宮の
宮内庁管轄地と
拝観停止だった苔寺だけは
未訪である。
**
あと二週間は
春休みがあるので、
無理にでも
「教養(今日用)と
教育(今日行く処)」
を日々の過ごし方に入れている。
物産館で
日替わりで県内の
食事処が出張開店しているので、
そのいくつかに
お昼に行ってみようと思った。
きのうは、
田村にあるという
割烹の天丼をやってきた。
飛びぬけて美味しい
というほどではなかったが、
まあまあ、当地まで行かずとも
駅前でやれただけいいっか・・・
というもんだった。
前にも来ていた
喜多方ラーメンや
白河ラーメンの店にも
これから行ってみようと思っている。
*
外食から帰ってからは、
一時間ほど
来たばかりの
ジャーナル(学会誌)の
目ぼしい論文や書評に目を通した。
SC定年が75歳なので、
それまで、現役でいるうちは
学会に所属続けて、退職したら
退会しようと考えている。
なので、それまで、
健康面にも留意しなくてはならない。
最新刊にも
SC職のキャリアの不安定さが
取り上げられており、
それゆえに若者への訴求力もなく
優秀な人材が集まりにくいので、
一刻も早い、養護教諭並みの
身分保障や常勤化が望まれるとあり、
我が意を得たりと感じた。
定年まで、
その事が成就して、
最後に今一度、教員時代のような
ボーナスを手にしてから
辞職するのを夢に描いている。
**
名ピアニストの
ポリーニが亡くなった。
アルゲリッチとは
ほぼ同世代で
どちらも稀有の天才で
ショパン・コンクールの覇者である。
ポリーニの驚くべき逸話では、
ショパン・コンクール優勝後も尚、
山荘に籠り、アップライト・ピアノで
自らの「心技体」を鍛え
音楽と向き合ったというから、
天才でも並みの天才とは違っていた。
間違いなく、
20世紀を代表する
巨匠のひとりであった。
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