『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

フキノト採り

2021-02-22 05:29:00 | 季節
知人のブログを見て、
フキノトウがアップされてたので、
もう、そろそろ出始めているのか、
ハンターとして
ソワソワしてきたので、
毎年恒例の採集場「びっき沼」に
今季初めて出かけてみた。




家からは
16㎞ほどで、
標高は560mである。

山あいにあるので、
まだ、一面氷結していた。

きのうは、
下界は17℃もある
温暖な日和だったが、
お山にはまだ
あちこちに雪原が見れた。






市内には数か所の
ハンティング・フィールドがあるが、
びっき沼がいちばん
その面積が広い。

同地内で三か所ある
群生地のうちの二か所は
まだ雪に埋ずもっていたので、
道路沿いの南向きの
融雪した土手で
芽吹いたばかりのものを
クラスターで発見した。




アンバーの腐葉土の上に
輝くようにある
エメラルドグリーン。

それが、「春の使者」
愛しのフキノトちゃんである(笑)。

なじかは知らねど、
ロハで自然採集できる
フキノトとタケノコには
偏愛があり、
シーズンになると
ソワソワしだす(笑)。

業平に倣えば・・・

 世の中に
  たえて此れ等のなかりせば
   春のこころは
    のどけからまし

といふものである(笑)。





1クラスターから
8ケを採り尽くしたが、
太い根茎がガッチリと
横につながっていたので、
これからボンボン芽吹きだすだろう。

そして、雪解けした場所からも
わんさと芽吹くはずである。

これから、二週間おきに
びっき沼詣でになりそうだ(笑)。

若杉の新芽も添えて
ギヤマンのアイスペールに活けて
夕餉の時分時までしばし
食卓の一隅に飾り
愛でてみた。

それから、
天婦羅にして
「山の恵み」
「春の息吹」を
有り難く、美味しく、
カミさんと頂いた。

その香気に満ちたほろ苦みは
数か月間、冷蔵庫で寝かせていた
恵比寿の黒ビールに
よく合った。




ここ数日、
気まぐれに
ドビュッシーの
『レヴァリィ(夢想)』を
さらっている。

高校時代に
いちど手を付けたが、
最後まではやってなかったので、
今回は、通して試奏してみた。

やはり、
ドビュッシー独特の
印象派絵画のような
色彩感や「光と影」の
コントラストを感じさせてくれる
佳曲である。

作曲されたのは1890年で、
古典派やロマン派に発展した
機能和声や調性の枠を超えて
自由なハーモニーや旋法が
用いられている。

フランス語で「夢」は
「rêve(レーヴ)」だが、
これは英語の
「dream」になるのだろう。

「reverie(レヴァリィ)」は
英語で、辞書的には、
【名】〔楽しいことの〕空想、夢想
・・・とある。

日本語の【夢想】は、
「夢のように
当てもないことを心に想う」こと。

徒然草風に言えば
「心にうつりゆくよしなしごと」
であろう。

たしかに、
イントロから
まどろみのような
白昼夢のような
アンニュイな気分が
醸し出されている。

その旋律は
こよなく甘美である。





二階のトイレは
カウンセリングのお客様と
共用のものだが、
寝室のベッドから
歩いて五歩の直近なので、
真夜中に中途覚醒して使うには
便がいい。

これまでの住まいで、
最も寝所から遠かったのが、
京都から引きあげてきて
最初に住んだ借家であった。

なにせ、
最も奥まった寝室から
玄関脇にあったトイレまで、
二間と廊下を通って
数十歩もあったので、
真夜中なぞは億劫そのものだった。

もっとも、
その頃は、まだ三十代で、
夜間頻尿という
老化現象はなかったが・・・(笑)。

兎に角、
朝に晩に
立てこもることになるトイレなので、
出来るだけ居心地よくすべく
マンガを置いたり、
勉強用のカセットデッキと
テープを収納棚に揃えている。





今も、
私淑して「師」と仰いでいる
故人になられた
河合先生と中村先生の
「心理学」と「仏教学」の
テープを絶え間なく聴いては
耳学問に当てている。

両先生のCDも沢山あり、
それは通退勤時の
勉強に当てている。

隙間時間を
「暇つぶし」の
娯楽音楽なぞに費やすのは
如何にも惜しいので、
大学時代来、そのスタイルは
40年間崩していない。

継続は力なり、
知は力なり・・・で、
365日×40年=14.600回もの
「隙間勉強」が出来た事になる。

同様に古典落語も
大学生の時以来、絶え間なく、
入浴時に聴いてるので、
こちらも
365日×40=14.600回もの
「耳学問」をしたことになる。

なので、
普段のカウンセリングは元より、
講演会やブログ書きでも
引用すべき「定型句」や
お決まりのフレーズが
スッと出てくるようになった。

ただし、
ここ最近は、
そのリトリーブ(検索)機能が
老化により劣化し、
せっかくストック(記銘・保持)した
脳内データが活かし切れないのが
如何にも残念ではある・・・。

ʅ(-"-;)ʃ アーア



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