きのうは
家から30㎞もあり
45分もかかる山のガッコの
勤務日だった。
月一の勤務なので、
高原へ出かけるつもりで
トンネルを4つも潜ってゆく。
それでも、
阿武隈高原の中腹なので
高度は550mほどしかない。
それでも、
市内の海抜50mから
500mも高いと
0.6℃×5=3℃
気温が低く、
気圧・酸素濃度も
微妙に違いがある。
当地の住人の方々は
亜高地順化しているが、
初年度の頃は、市内から出向くと
その微気候の差に順応できずに、
よく鼻水がでたものだが、
6年目ともなると
脳が覚えたのか順応スイッチが
自動的に入るようになったみたいだ(笑)。
きっと、
トンネルを一つ潜るたびに、
その視覚情報が
自律神経系を微調節しているのだろう。
**
通勤路の路傍にある
『真福寺』前に停車して、
お地蔵様や観音様に
手術の無事の「お礼」を
申し上げた。
学校に着くと、
職員室におられた先生方から
一斉に「お加減は大丈夫ですか?」
とお気遣いを頂き
有難く思わせて頂いた。
ちょうど
看護師で内視鏡担当の
お母さんのカウンセリング予約も
入っていたので、
ひとしきり摘出手術談で
盛り上がった。
息子さんの修学旅行土産の
お菓子のお裾分けも頂いたり、
用務員さんからは
麓の店の好物のオハギも
頂戴したりした。
退院から一週間経って
未だに、お見舞いや
お気遣いを頂けるのは
まことにもって
有難いことだなぁ・・・
と嬉しく感じた。
*
カウンセリング室前の廊下から
ススキが色付いているのを見て、
里山の秋が深まり出そうとしている
「時の流れ」を感じさせられた。
この景色も
あとふた月もすると、
一面真っ白な大雪原になる。
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