goo blog サービス終了のお知らせ 

『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

お役に立たせて頂く

2020-12-28 07:12:00 | 趣味
日曜のきのう、
大学ギター部先輩の
ヒロミさんが拙宅に
遊びにきてくだすった。

ご子息が
ギターをやってみたい、
と仰ったのを聞いて、
まずは、ヘッポコ・プロの
私の処へと
お連れ下さったのである。

昨年、
メンテして差し上げた
「kOHNO 1982」は
ピカピカのまんま
久しぶりにご対面したが、
さほど弾き込まれてなかった様で、
音の立ち上がりや
純度がいま一つだった。

それでも、
元々、名器ではあるので、
弾き込まれれば、
すぐさま、その真価を
発揮するだろう。




遠路はるばる
新潟から来られたので、
まずは、茶室で、
手製の黄粉餅と
薄茶点前でおもてなし
させて頂いた。

ついでに、
茶室床の間の
「結界」として見立てて
置かれてある琴で、
『さくらさくら』を
お聴き頂いた。

最近、たびたび、
オハギや善哉用の餅を
作っている。

手慣れてきて、
炊き上がったばかりの
熱々の餅米をラップに包むと
麺棒でポンコポンコ叩いて
"半殺し"の五部搗きにしたり、
餅化するまで搗ききったりしている。

それでも、
ひと手間かけて、
砂糖黄粉をかけただけでも
質素な主菓子になってくれる。





ランチ時の軽食には
三段プレートに
即席サンドイッチを
ドレッセして、
アールグレイのティーと
共に供した。







焼いただけでは硬くって
ステーキ用には出来ない牛スネも、
土鍋・オーヴン調理で
ほったらかしのまんま
2時間も火入れしてやると
柔らかく味の浸み込んだ
佳品になる。

しかも、牛スネは
スジ肉なみに安いので、
"ぼっちランチ"素材には
ありがたい。

300円では
まともな外食もできないが、
おうちフレンチなら、
原価以上の付加価値を
乗せることが出来るので、
【男子 厨房に入るべし】
である。

『アニーよ銃をとれ』
じゃないが、
『ジジイよ包丁をとれ』
である(笑)。






長らく、
PCのデスクトップ画面を
オネーチャンたちのビキニ姿で
目の保養をしていたが、
初孫のリッ君が産まれてからは、
それに優るものはない。

このコロナ禍で
おいそれと対面できないもどかしさが、
『ロミオとジュリエット』効果となり
よけいに愛しさが募るのかもしれない。

***

ユンギャン
(ユング派心理学者)として、
深層心理学者として、
このコロナ禍と
自分の人生の意味について
シンクロニシティ(synchronicity)の
観点からの思考実験を
連日している。

冬病みのロンバケとなったので、
かねてより準備していた
思考素材ノートと共に
己れの腑に落ちる
帰結に辿り着きたく思っている。

3.11という
ディープ・インパクトに於いても、
何年もかけて
その意味を問うてきた。

そして、
自分で納得のゆく
多くの気付きを得られた。

それは、
日々の個々の臨床にも役立ち、
何より、自分の安心立命に
大いに役立った。

そして、
あれから10年も経たないうちに
この世界的なコロナ禍である。

ペスト、スペイン風邪来の
人類の感染症危機である。

COVIT-19の「変異種」以外にも、
また、中国発の
ヒトへ感染する「豚インフル」、
そして、かつてない規模の
国内の爆発的「鳥インフル」…と、
ウイルス包囲網が
じわじわと人類を
すくいとろうとしているようにも
見えないでもない。

原発事故の折、
職員が命懸けで現場に残って
対処したからこそ、
今の暮らしを取り戻せた。

もし、あの折に、
総員退避したら、
おそらく、東日本全域が
放射能汚染に見舞われて、
人の住めなくなった
チェルノブイリ周辺のような
廃墟になっただろう。

現実にも、
浪江、大熊地区の一部には
廃墟が拡がり、
人気のないゴーストタウンが
其処ここに在る。

もし、コロナ治療の現場でも、
医療関係者が疲弊し、
倒れ、離れ、病院を放棄したら、
原発爆発時に
患者を置き去りにした
あの忌まわしい状況が
起こってしまう。

世界各国の
医療従事者が
命懸けで感染症と闘っている。

原発爆発で
世界的にノトーリアス(悪名高き)
になった「フクシマ」は、
今度は、コロナ爆発で、
総合病院が3ケ所も
機能不全に陥った。

感染症の専門家の分析では、
指数関数的な
感染者数の増加率からは、
PCR非検査者の陽性者が
市井に多く拡散していることの
証しであるという。

当然、
ミュータント(変異種)も
追従的に漸増するだろう。

そして、日本固有の
ミュータントが発生しても
何の不思議もない。

それは、ウイルスという生物の
主体水準で考えれば、
バイオロジカル・コレクト
(生物学的に正しい事)
の生存戦略であるからである。

かつて、
星新一か誰やらSF作家が、
人類は「隕石」や「全面戦争」で
滅びるのではなく、
未知のウイルスにやられるのでは、
と描いていた。

医療崩壊が
「今そこにある危機」で、
感染爆発中の現在、
まったくの絵空事ではない、
という事に戦慄を禁じ得ない。

【泣き面に蜂】
【踏んだり蹴ったり】
という格言があるように、
3.11体験者としては、
超巨大地震・超巨大津波・
超規模原発事故が
いっぺんに起こった
「複合災害」というキーワードを
忘れていない。

コロナ禍の上に、
年末年始の「大寒波」が
到来する。

そこに、
かねてより警告されている
首都直下地震や東南海地震が
「起こらない」と
誰が断言できるだろうか。

「災害は忘れた頃にやってくる」

宇宙律の
【作用反作用の法則】に従えば、
「自然を破壊したものは、
自然によって破壊される」
ものであり、
「生物を絶滅させてきたものは、
生物によって絶滅させられる」
のである。

***

ユングが提唱した
シンクロニシティ(共時性)は
「意味のある偶然の一致」
という意味である。

別の訳語としては、
「同時性」とか、
山中 康裕先生の造語で、
「因果律」に対して
「縁起律」なぞとも言われる。

古来、「虫の知らせ」というような
因果関係がない2つの事象が、
近似性と近接性を持つことは
経験則的に在るらしいと
巷間言われてきた。

ユングはこれを
「非因果的連関の原理」
とも呼んだ。

ユングも
自らの『自伝』で記しているが、
ケースを深層心理的に
分析してゆく過程で、
治療が奏功し、ケースが改善に
転ずる過程で、よく
共時的現象が起こる。

それは、
クライエント/セラピスト共に
体験されることが
しばしばある。

ユングは、この生起が、
人類の歴史的、社会的、生物的な
部分で集合的(普遍的)に
共有されてきた無意識の部分、
通底するコアの部分に拠るものと
考えていた。

そして、それらのクラスターを
元型(archetype)と呼んだ。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。