『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

コクリコ坂

2011-07-27 07:21:00 | 映画


ジブリの新作を観てきた。
『ゲド』と同じ宮崎駿の息子が
監督をしたものだが、
企画・脚本は宮崎駿が担当している。

原作は少女マンガで
東京オリンピックの前年
1963年が時代背景となっている。

自分が6歳頃の世界なので
商店街の看板やらゴミ箱に至るまでの
ディテール描写が
懐かしさを醸しだしていた。

ラブ・ストーリーは
思い合う二人が実は兄弟だった、
と思いきや、血縁はなかった、
という少女マンガらしい展開だが、
『冬ソナ』ほど
胸キュンになるものではなかった。

むしろ、サブ・モチーフとして登場する
カルチエ・ラタンなる木造クラブ・ハウスの
混沌とした描写が『千と千尋』の
湯屋を思わす雑駁感があって
観ていて楽しかった。

カルチエ・ラタン(Quartier latin)とは、
パリのセーヌ川左岸にあるソルボンヌ大学など
大学が集中している学生街であり、
カルチエは「地区」、ラタンとは「ラテン語」、
つまり「ラテン語を話す(=教養のある)学生が集まる地区」
という意味が語源のようだ。
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