原作は浅田次郎で、
都市伝説として噂される
M資金(隠し財産)を
女子中学生たちが護るために
自決するという
史実にはないフィクションである。
その健気さや
理性的軍人たちの潔さ、
また自決した少女たちを
引率しなくてはと
自らも自決する教師の姿には
一涙を誘われた。
そしたら、
今朝の朝刊では
とんでもない教育者が
報道されて、呆れかえってしまった。
野球で有名な
大阪桐蔭高校で、
創立来、30年間も
前校長の指示で
保護者を騙してせっせと
5億もの裏金作りをしていたという。
のみならず、
前校長やその親族たちが
個人的に着服しており、
幹部職員たちの遊行費にも
使われていたというのだから、
開いた口がふさがらない。
「桐蔭の教育者」は
「盗陰の狂行者」と
変換しなければなるまい。
この手の業務上横領や
詐欺行為は、おそらく、
他の私立校や公立校でも
行なわれているような気がする。
そういえば、教員時代、
学級費として300円が
年度当初の学年費に計上されていたが、
年度末の収支決算で余ったときに、
近所のトノモリ商店(文房具店)で
消しゴムや鉛筆を買ってクラス全員に
返した記憶がある。
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