ヴェートーベンと同じく
全聾の日本人作曲家が作った曲として
先日テレビ放映したのを聴いて、
感動したのでさっそく
アマゾンで購入した。
27歳のとき、30歳までの
自分の課題として3年間かけて
諸井誠の『交響曲名曲名盤100』を
テクストにして100枚のLPを
収集して聴いた。
その後も、ハイドンの108曲全集や
モーツァルト41曲全集、
ショスタコ15曲全集、
マーラー10曲全集、
ヴェートーベン9曲全集・・・と
CDで蒐集し、主要な作曲家のものは
30代でほぼコンプリートして聴いてきた。
それが、今でも
交響曲を聴くに際しての
基礎になっている。
佐村河内守の第1番は、
交響曲史の大河にあって
その最も河口に位置するものだが、
オーソドックスな創りで
大家の伝統を吸収しながらも
独創的な一曲に仕上がっていて
感動的でさえある。
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『魂理学雑談』
無垢なるもの
奈保子 この頃、日本人に拝金主義者が横行しているような嫌な感じがすることがあるんですが、この傾向をどう思われますか。
佐々木 「人の心も金で買える」と言うたのはいいけど、逮捕されてもうたIT長者もいましたね。ほんまに、拝金主義がはびこって嫌な世の中になりました。
なんだか、それがグローバル・スタンダードの正体やないか、と疑いたくなりますよ。
奈保子 かつては、有名な画家でも、生きているときには全く売れず失意のうちに亡くなった「無垢なる人たち」は多いですよね。
佐々木 ゴッホとか、モディリアニとかね・・・。ですけど、彼らの「無垢なるもの」である、たましいの顕われである作品は、人類の宝として永遠に残るでしょう。
奈保子 そうですね。
佐々木 「無垢なるもの」は、得てして、この世に顕われてくるとき、世間には拒否されたり、低く評価されたりすることになるんやね。
奈保子 今は、「人でなし」であることは、さほど恥ではないですけども、それより恥とされているのは「お金なし」の方なんじゃないでしょうか。
佐々木 たしかにね…。「人でなし」で「お金あり」の人が、リスペクトされたり、出世したりしているのを見ると、嫌んなるよね。
奈保子 そういう意味では、3.11体験は、日本人に何らかの目覚めをさせてほしいものですね。
佐々木 そう。それが世界に誇れる新たな政治と結びつくといいんやけどね。
奈保子 同感です。
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