『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ピジョン・ラミエ

2023-11-29 09:52:46 | フレンチ

今週は、月・火のみの勤務で、
今日から、「私的五連休」である。

定年退職した
同輩諸氏は、
とっくのせっく
悠々自適の「私的七連休」の
毎日を送られているが・・・(笑)。

「前期高齢者」入りもしたので、
そうシャカリキに働かなくとも・・・
とも言われそうだが、
なにせ、昭和のボンビー時代を
生きてきたので、
“持ったが病”で、働いてないと
不安になるのも確かである(笑)。

殊に、幼稚園来、
60年この方、一度も
学校を離れたことがないので、
水の中のサカナの如く、
そこにいるのが当たり前で
きっと、居心地がいいのだろう。

あるいは、
大卒来、40年あまりも
「先生」と生徒たちから
呼ばれるのも、
心地よいのかもしれない(笑)。

*

きのうは、
三年間、月一のペースで
カウンセリングに来た3年生が、
卒業まで、あと3回ほどになったので、
総括的な意味での
「心理教育」的セッションを持った。

11歳児の病院での心理検査で、
IQ138という
学校始まって来の
高知能の持ち主だが、
EQは100に満たない
「知情意」のアンバランスがあり、
思春期になり「生き辛さ」が
現出してきた。

ISS換算値75なので
偏差値70以上の進学高も
楽々、合格できるレベルだが、
現実はアンダーアチーバー状態で、
当人も一般高に行くという。

それでも、今年になって、
趣味のアートクラフトが開花し、
展示会では幾品も完売したので、
やはり、大した才能である。

知能に限らず、
ベルカーブ(正規分布曲線)では
「2・6・2」割合の原則がある。

近年、学校現場や職場では、
知的グレーゾーン領域の問題が
注目を浴びつつある。

IQ70以下は
ID(知的能力障害)群として
特別支援学級での就学が常態だが、
70~85のGZ
(グレーゾーン/境界知能)群は
なかなか、それとは気づかれず、
時に「発達障害」と
間違われたりすることがある。

コミュ障傾向や
対人関係が不得意で
集団内で孤立化しやすく、
学校・職場での課題・仕事を
完遂できず低評価を受け
自尊感情を害しやすい・・・
などASD的な側面も見られる。

自己肯定感・自己効力感の低さから
非行・犯罪などの
反社会的アクトアウト(行動化)が
見られることもある。

*

ゲーム・スマホの流布で、
小中高生のアディクション
(依存症)が激増している。

これは、コロナ禍の影響と相まって、
自殺者数の増加にも
関与しているのでないか・・・と、
感じることがある。

なにせ、ブルーライトを
長時間見続けると
視覚障害に留まらず、
脳神経も疲弊による影響を受け、
認知・思考・判断機能に
害を及ぼすという。

元々、大人の自殺は
悩みに悩んで既遂に及ぶが、
子どもは
短絡的にポンとやってしまう、
という傾向があるので、
思考・判断機能が低下したら
それに拍車がかかる危惧がある。

また、ゲーム・スマホ依存は、
必然的に睡眠障害になり易く、
そうすると、意欲低下、
不登校、抑うつ症・・・なぞにも
なり易く、そのような患児が
学校現場でも少なくない。

保護者を通じて
ゲーム・スマホを制限したり
禁じたりした時に
暴れるのは、ほとんど、
「アル中」「ヤク中」と変わらぬ
「毒に中った」中毒患者である。

ゲーム・スマホが
子どもを「お守り」してくれて、
親も楽でいいと思って
自らもスマホに興じていたら、
それこそ、そのツケは
きっちりやってくる。

・・・といった事を
当事者やその親たちには
「心理教育」セッションで
毎度、毎度、話をしている。

最近では、
さまざまなチェックシートも
創り出されているので、
それをやらさせて客観視させる、
ということもしている。

***

先日、温泉に出向いた帰路、
山の中の豆腐屋さんで、
「汲みだし豆腐」を買って
無料のオカラを一袋頂いてきた。

自分は何度も
“炊いた”ことがあるが、
カミさんは初めてだといいながら、
試作していたが、
どうにか既製品なみの
仕上がりにはなっていた。

なにせ、大量に出来るので、
ベントのおかずにもするようだった(笑)。

根菜類の酢漬けは
カミさんの得意技で、
何種類かジップロックして
冷蔵庫に常備している。

***

近場でも、
お出かけの際は、
目に留まった「楷書体」なぞを
丹念に「集字」している。

そして、ひとまとめにして
モノクロでプリントアウトしては
書室の手本置き場に積んである。

毎日とはいかなくも、
気の向いた時、
夕飯が出来るまでの寸暇や
夕食後の腹ごなしに・・・と、
街々で拾ってきた字体を
墨書して楽しんでいる。

さる店前には
「豆大福」という
墨痕鮮やかな幟が
ひらめいており、
その訴求力は
ただならぬものがあった(笑)。

躊躇わず、
逸早く、蓬豆大福を
カゴに入れた次第である(笑)。

***

この時季、
毎日のように、
朝刊のチラシに
Xmasケーキの広告が入ってくる。

その色とりどりの
カラフルなデコレーションを
一つひとつ鑑賞するのも
時節柄の楽しみでもある。

毎年、今年は
何処のどんなやつにしようか・・・と、
アタマを悩ませて協議する(笑)。

世間様では
どーでもいいような事かもしれぬが、
ジジ・ババふたり暮らしでは
日常の些事こそ
真剣にコミットしている。

なにせ、残された時間は
少ないのだから・・・
「深く、濃く」
最後まで生き切りたいもんねぇ・・・(笑)。

**

 



きのうは
三ツ星シェフから
オーダーしていた
ピジョン・ラミエ
(スコットランド産山鳩)
が入荷しました・・・と、
画像を送られてきた。

カイユ(鶉)の時も
そうだったが、
まだ、羽根つきの
“死に顔”を見るのは
なんだか忍びない気が
しないでもなく、
愛鳥家には申し訳なくも思う(笑)。

でも、ケンタも鶏だもんねぇ・・・(笑)。

三月頃に頂いた
ピジョン・エトフェ
(窒息鳩)は、
生涯で最高美味の
ビアンド(肉料理)だった。

「平和のシンボル」の鳩を
喰うとは、何事だーっ!!
と、訳知り顔の御仁には
叱られるかもしれないが、
これは、“個人の感想です”だが、
最も美味なる肉は「鳩」だと
胸を張って断言したい(笑)。

・・・とは、いっても
神社や公園で
グルッポーとエサを啄む
ドバトではなく、
列記とした山に生息する
ジビエ(野生種)である。

どう美味しいか・・・
というのは言語化がムズイが、
野生の血の味・・・
というのがいちばん端的かもしれない。

そして、高貴な芳香。
濃密なアミノ酸の味。

近似な感覚では、
ランク5極上牛の
血の滴るようなレアステーキ・・・
というイメージだが、
アミノ酸の種類が違うので、
四つ足動物とはまったく異なる
究極の「焼き鳥」みたいかなぁ・・・(笑)。
(ちっとも、説明になってない)







 

 


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