きのうは
カミさんに誘われて、
「新蕎麦」に舌鼓を打ち、
名残りの「紅葉狩り」に赴いた。
*
銀杏みたような
真っ黄々の楓に驚いた。
朱と橙(だいだい)と黄の
見事なグラデーション。
目も心も奪われた。
*
大樹と化した古木は、
赤々く萌え、
その天井に包まれ
童子のように笑みが零れた。
*
水鏡に映るもみじは
明る寂数寄の茶人心を
震えさせてくれた。
*
ふかふかの
もみじ絨毯は
心地よさげで
横臥を誘なわれた。
*
帰路、
深紅の弁天山に
月が登り、
晩秋の名残りの
侘びを感じた。
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