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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

『じゃんがら』を喰らふ

2023-10-07 08:15:04 | 食べ物・飲み物

 

きのうから
竜王戦が開幕した。

振り駒では「後手」となったが、
封じ手の段階では
やや形勢をリードしている。

このまま
「藤井曲線」となって
リードを保てれば、
後手番ながら白星スタートに
なりそうだが・・・。

*



能楽堂に
着物姿で現れる
ソーちゃんには、
いつもながら、
歌舞伎の大向こうのように
「藤井っ!!
竜王っ!!」
と、掛け声を
飛ばしたくなる(笑)。

**



きのうは、
山の学校への勤務だったが、
めずらしく、
予約が立て込み、
カウンセリングが6件に
カンファレンスが2件と、
まったく空き時間がなく、
棋戦の途中経過を視るべくもなかった。

くわえて、
重大インシデントの発生で
1時間も残業になってしまった。

疲労困憊で帰宅した頃には、
棋戦は終了していたので、
しかたなくYouTubeでの
解説動画で経過を確認した。

*



連絡ボックスに
『みよし』の『じゃんがら』が
入っていた。

ソーちゃんが竜王戦で
来福した折に、
おやつとして選んだ
古くからある伝統的な菓子だが、
なんだか、不思議な共時性を感じた。

*


到着して、
すぐに練習用ギターの
弦を交換したが、
それから弾くことなく
すぐにカウンセリングに入った。

*



二日ぶりに
手術痕の養生をしていた
厚手のガーゼを
カミさんに剥がしてもらい、
シャワーで洗い流した。

ついでに、
腫れ具合を確認するのに
スマホ撮りしてもらった。

ぶ厚い幾層ものガーゼには
そうとうな出血量があり、
カミさんも驚いていた。

傷跡は
少しばかり赤味を伴い
腫脹しているが、
膿もせずキレイに縫合されてて、
予定通り、来週には
抜糸できそうである。









蒼い衝撃!!

2023-09-16 08:25:24 | 食べ物・飲み物

 

 

 

 

オフ日のきのうから
「私的四連休」である。

なので、初日の昨日は
久しぶりに
三ツ星懐石のお店で、
昼食方々、親方・女将さんと
歓談してきた。

名懐石店『花の坊』からの
ファンなので、
もう30年近くかよっている。

在京中は、
よく『吉兆』や『たん熊』
『菊乃井』『美濃吉』『和久傳』
などで懐石を味わっていたが、
それらに劣らぬ
料理の冴えがある。

*



付きだしの
「湯葉豆腐」は
やさしげな味で、
それでいて、
添え物の椎茸は
こっくりと焚き上げられ、
その深みのある味わいには
いきなり心を掴まれた。

*



続いて「懐石の華」である
『椀刺し』。

鮪・鯛・烏賊の
三種盛り。

穂紫蘇を口直しに挟んで
それぞれの風味を楽しめた。

*



菊花仕立ての
銀杏の真蒸。

上品な椀種を頂きながら、
はんなりした
極上の吸い地を頂く。

椀妻のシメジに
秋の到来を、
吸い口の青柚子に
去り行く夏を思わされた。

一碗のなかに、
見事に季節が描かれている。

*



焼き物は
『鱸(スズキ)の玉素焼』。

底に敷かれたアボカドが
熱々のトロトロになっていて
目を瞑って頂いたら
何の素材か判り兼ねるようだった。

*



続いては、
京風に言うなら
『揚げ茄子と鰊の炊いたん』
となる、焚き合わせ。

【嫁に喰わすな】
と言われる秋茄子(笑)。

微かな渋味のある鰊との
カップリングは
絶妙であった。

紅葉麩も
未だ蒼い。

*



蒸し鶏の酢の物で
口中をキリリと引き締め、
薩摩芋ご飯が供された。



しみじみと出汁の旨い
ナメコ汁を頂きながら、
お新香を合いの手に
芋飯を食すのは、
まさに至福の時であった。

*



主菓子には
胡麻寒天。

これを頂くと、
すっとお薄が置かれた。

その一碗を吸い上げるため
料理は控えめな
「前奏」のようでさえあった。

真っ当な
茶懐石のお昼でありました。

***



来年の4月に
発表会を催すことになり、
恒例の「成功祈願」を
『板倉神社』でさせて頂いた。

過去、
六度の『復興支援リサイタル』で、
毎年、「お願い参り」と
「お礼参り」をさせて頂いてきた。

今年の、
『福大ギタークラブ・
ファイナル・コンサート』でも
お参りさせて頂いた。

*



境内に、
カメラを持参した人たちが
幾人も群がっていたので、
何事かと怪訝に思っていた・・・。

そしたら、突然、
空の一角を指差したご婦人に
つられて仰ぎ見たら、
なんと!!
ブルーインパルスが
こちらに向かってきて
真上を通過するという
僥倖に遭遇した。

4機のフォーメーションを為しながら
白煙と轟音と共に、
数秒で編隊は通り過ぎた。

今朝の朝刊で知ったが、
フクシマ空港で
開港30周年記念の
「空の日フェスティバル」が
昨日・今日と
催されているそうな。












好物は『喰い薬』

2023-07-23 09:46:54 | 食べ物・飲み物

 

 

夏風邪で
きのうも丸一日
臥せっていた。

おなかの方は
だいぶ善くなってきたが、
いかんせん、また、
ふらつきがあり、
寝がえりをうつと
回転性のメマイがする。

それでも、
BPPV(良性発作性頭位眩暈症)
の症状よりはずっと軽いので
助かってはいる。

自律神経系の失調による
症状とは思うが、
以前、鍼灸名人のマキノ先生から
同様の症状の時に
「椎骨脳底動脈循環不全」
かもしれない・・・とも、
言われたことがあった。

運動不足や肥満、糖尿病予備軍、
脂質異常症、ストレスなど
当てはまる事があり、
それらにより動脈硬化が進行して、
一過性の症状が出るという。

これが一過性で済まなくなると
「脳梗塞」の前兆だというので、
肥満も命取りになる
「万病の元」である。

*



伏せてばっかりてるので、
カミさんが
好物のイチジクを買ってきてくれた。

熊本産の黒イチジクは
高級品で、
ワンパック3ケで
600円近くする。

それでも、
好物は「喰い薬」とも言うので、
ありがたく頂いた。

*



眠ってる時以外も
ベッドで安静療法してるので、
足元のテレビに
YouTubeの『スコアサイト』で
デモ演奏を聴きながら、
未知のギター曲の譜読みをしている。

何十曲も聴いてるが、
これだ という
自分好みの曲には
なかなか出会わないものである。

*

明日は、
日赤の形成外科に
「粉瘤」の摘出術前の
診察予約をしているので、
なんとか、ふらつきや体調不良が
改善していてもらいたいものである。

こんな状態で、
30℃超す真夏日になったら、
それこそ、すぐさま熱中症で
倒れてしまいそうである。







 

 


マンジャーレ/カンターレ/アモーレ

2023-07-22 09:10:48 | 食べ物・飲み物

 

夏風邪の症状が
頭痛・めまい・体痛…と、
移動していたが、
真夜中の3時頃には
激しい膨満感に苦しめられ
VVR(血管迷走神経反射)を
起こしかけた。

枕元にある『御神米』で
御神号奉唱しながら
おなかを半時もさすっていたら、
なんとか楽になったが、
気が付いたら夜が明けていた。

大建中湯を呑んだら
さらに落ち着いたが、
腹風邪の時によく起こる
全身の倦怠感に包まれている。

**

きのうは
めまいも治まり、
体の痛みだけだったので、
朝からバファリンを呑んだら
楽になって、ランチに出かけよう
という元気が出た。

戸外は真夏日には届かない
28℃くらいだったが、
それでも熱中症の予防に
ネック・クーラーと
短パンのポケットに
アイスパックを忍ばせ
太腿の付け根を冷やしながらの
お出かけだった。

毎年、高齢者が1000人も
熱中症で亡くなるというので、
真夏の外出は油断がならない。

*

行先は、行きつけの
老舗鰻屋である。

出汁巻玉子を頼んだら、
裕に玉子5ケ分くらいの
たいそうな量だった。

それでも、
熱々の焼きたてだったので、
箸が進み、うな重が出来るまでの
いい前菜になってくれた。

*

うな重は
いつも「松竹梅」の
鰻半身の「梅」にしている。

「竹」になると
鰻が一尾になり
白飯が見えないほどに
鰻が敷き詰められるが、
そうなると、どこをとっても
鰻飯になるので、
途中で食べ飽きることがある。

無論、値段も1.5倍になり
物価高のきょう日は
懐の負担も違ってくる。

「うまき」の単品も
うな重の「梅」と同じくらいするので、
安価な「出汁巻玉子」を頼んで
京都の『京極かねよ』の
『きんし丼』みたいに
鰻にのっけてみた。

出汁巻玉子と白飯で
『出汁巻玉子膳』としても
楽しめた(笑)。

 

*

この夏休みの
ロンバケ・コンセプトは
人生を楽しむ名人の
イタリアーノに倣い
「マンジャーレ/カンターレ/アモーレ」
(食楽/音楽/愛楽)
しようかと思っている。

「愛楽」はテキトーな造語だが、
お盆に孫が帰省してくれたら、
コテコテに可愛がりたいと
手ぐすね引いて待っているが、
コロナ禍の第九波と
幼児のヘルパンギーナや
SRウイルスが流行しており、
大丈夫か心配もしている。

**

帰宅したら、
Amazonに注文していた
マンガ・書籍・岩塩・ケッパーが
置き配のボックスに届いていた。

新刊書を読むときは、
いつも、頁の真ん中辺を開いて、
鼻を当ててはクンクンと
刷りたてのインクの香りを嗅ぐ(笑)。

昭和の人間ならではの
旧弊な贅沢感を味わう
喜びのようなものである(笑)。

*

「カンターレ」の一貫として、
去年の『リュートマラソン』には
採り上げられなかった曲集を
アナリーゼと練習をしては、
ぽちぽちと録画録音をしている。

時々、指が痛くなったり、
背中が凝ったりして、
嫌になることがあるが、
(楽しくないならやめぇ!)
と、自分に号令をかけている。

そして、いつもいつも、
(楽しいか?)
と自問しながら、
やるようにしている。

楽しくないなら
「音楽」じゃないもんね(笑)。

イタリアーノたちは、
発声し、唄うこと自体を
楽しんでいるように見えるが、
楽器でクラシック音楽をやる以上は、
エレガントにソフィスティケートされた
演奏にすべく、どう歌いたいのか…
考え、試し、何度も弾き重ねる、
ということが要る。

楽しい時に思わず出る
「鼻歌」と違うのは、
そこに「聴き手」の存在が
念頭にあるからである。

なので、
独善的な自己陶酔的な
表現であってはならず、
古典音楽に通底する
雅味がなくてはならない。

それが解かるようになるには、
多くの楽聖たちの秀作を
マエストロの演奏で聴き、
その譜面と演奏から
学ばねばならない。

***

医大の献体の会
『志らぎく』の会報が届いた。

以前に、
ご高齢の役員の方から、
是非、役員に…と推挙されたが、
75歳までは
現役SCを務めるつもりなので、
「現職」を理由に固辞させて頂いた。

毎回、会報が届くたびに、
献体された方々の御芳名と
解剖実習後の学生たちの
真摯なレポートに目を通している。

自分は、2歳から
重症の小児喘息で
10年余り、20回以上も
医大の小児病棟に入院して
命を継いで頂き
今日があるので、
その恩返しと思っている。

『鶴の恩返し』
だと美しいイメージだが、
肥満したジジイだと
『豚の恩返し』
になってまい、
あんまし、美しくねぇなぁ…(笑)。

**

 

 

 

 

 

 

 

 


老舗の「串焼き」「白焼き」

2023-07-17 08:10:06 | 食べ物・飲み物

きのうも
34℃の熱暑だったが、
かねてから計画していた
行きつけの鰻屋で
「串焼き」と「白焼き」を
味わってこようと、炎暑の中を
十分にクーリング対策をして出かけた。

大正十年(1921年)創業だから
市内で唯一の
百年を越える老舗である。

 

 

店には
昭和の大スターで
喜劇俳優の「三木のり平」の
直筆色紙なぞも飾られている。

1999年に没しているが、
『桃屋』CMのアニメキャラとして
茶の間ではお馴染みであった。

1977年には
『男はつらいよ 寅次郎と殿様』にも
ちょい役で出ていて
コミカルに演じていた。

*

日曜の口開け時だったが、
早くも、三つのテーブルに
先客がいたので、
だいぶ待たされるのを覚悟してたが、
それほどでもなく、
「串焼き」が先付けのように
運ばれてきた。

白焼きの「ばら焼き」は
ウナギの香りが馥郁として
七味ミソをつけて味わった。

タレ焼きの「ひれ焼き」は
蒲焼の味だが、
ヒレ独特の食感が楽しめた。

これには山椒の葉を
合わせてみた。

**

ほどなくして
白焼き「定食」が供されたが、
「松竹梅」の「梅」だったので、
鰻はいちばん小さい半身で、
鰯の開き一匹分くらいだった(笑)。

これとて、
「焼き魚定食」の部類だが、
すこぶる高価な“定食”ではある。

辛目のつけダレで
鰻に直接「本山葵」をのっけて
香りの相乗効果を楽しみつつ、
白飯を掻っ込んだ。

合いの手には
定番の奈良漬け。

肝吸いも
上品な合いの手になってくれた。

前菜と定食で、
お昼の天婦羅コースくらいの
値段だったが、
この上には「松竹梅」の
「松」まであり、
「うまき」もいい値段だったので、
ぽちぽちと制覇していこうかと
思っている。

**

猛暑日の車での移動は
熱中症の予防に十分に気を付けているが、
きのうは店ではよかったものの、
帰ってきて、やれやれと
安心してネック・クーラーを外した途端に
クラリ・・・と、きて、
ヤバっ!!・・・と、また巻き直して、
両脇の下にもアイスパックを挟んだ。

室内も30℃を超えてたので、
冷房が効き始める前に
うっかり生命維持装置でもある
冷却装置を外せないものだ・・・と、
思い知らされた。

きのうのクラリを入れると、
この夏、早くも、プチ熱中症に
5回もなったことになる。

今日も今日とて、
35℃の猛暑日になるとのことで、
真っ昼間の2時からある
知人のギターコンサートは、
「行くよ」と言ってたが、
断念せざるを得ないか・・・と、
断腸の思いでもある。

毎年、1000人もの高齢者が
熱中症死してる、っていうから、
命の危険を冒してまで、
音楽鑑賞は有り得ないものねぇ・・・。

だいいち、その症状は激烈で、
苦しみがハンパないものね。

痺れ、吐き気、失神恐怖、不安感に
襲われるのは、パニック障害と
一緒である。

*

Amazonをチラ見したら、
新刊ラッシュで、
読み継いでるシリーズが
次々と出ていたので、
全部ポチッた。

近所の『ツタヤ』が改装閉店したので、
ブラウジングできなくなり、
再オープンの11月までは、
Amazon頼りである。

まとめて発注したので、
夏休み突入直後の
今週の金曜日には
いっぺんにドカッと
配送されそうである。

新刊書の楽しみは
その刷りたての
インクの匂いにもある(笑)。

・・・なので、昭和レトロ親爺は、
真ん中の頁をおもむろに開き、
鼻っ先をあててクンクン嗅ぐのを
新刊開封の儀式としている(笑)。

今年、全巻を揃えたばかりの
『深夜食堂』の安部 夜郎の
新シリーズも出て、
興味が引かれた。

漫画読みとしては、
入れ込んだ作家の作品は
すべて読み尽くしたい
という欲求がある。

**

マンガのついでに
なかなか市販品がない
「カッペリ・ソット・サーレ」
(塩漬けケッパー)の
イタリア産があったので、
これも注文した。

それと、パスタを茹でる時の岩塩も
トスカーナ産のものを注文した。

パスタ・オリオ(オリーヴ油)も
イタリア産なので、
本場の味を追求するには
本国産を使うのが
調理の「理」に適っている。

きょうは、
同じくイタリア産の
アッチューガ(アンチョビ・フィレ)を
注文しようかとも思っている。

猛暑日で、
どこにも出たくない時は、
冷房下の寝室で
Amazonショッピングを
楽しみとするのも一興かもしれない。