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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

Xmas デジュネ&ディネ

2023-12-25 08:59:40 | 食べ物・飲み物

きのうは
Xmasイヴだったので、
前々から、カミさんが
職場の同僚に薦められて予約してた
郊外に出来たばかりの
ブラッスリー(フレンチ)に
デジュネ(ランチ)に出かけてきた。

そしたら、
以前、『フルール』と『コパン』の
シェフの店だったので、
どれも馴染みのあるものだった。

*

オードヴルは
『鱸・牡蠣・フォアグラのパテ』。

サラダ仕立てだったので、
軽い味わいのスターターと
なってくれた。

 



*

スープは定番の
『オニオン・グラタン・スープ』

梁川産玉葱の甘味が
際立っており、
なかなかに奥深い味だった。

 



*

ポワソン(魚)は、
『ポワレ・ド・ルー』
(鱸のポワレ)。

皮目がカリリと焼かれて、
身はしっとりしていた。

 



*

ヴィアンド(肉)は、
『コンフィ・ド・プーレ』
(伊達鶏のコンフィ)。

これもクリスピーな皮目が
佳い歯応えだったが、
如何せん、ちと塩味が強かった。



*

デセールは
『ムース・ド・ショコラ』。

黎明のミルキーウェイを
描いたかのような
ファンジックなドレッセには
感心した。

*

甘やかになった口中に
クレマのつんもり立った
エスプレッソをコキュッとやると、
ビターなコーヒーが新たな
マリアージュを加味してくれた。

 

 



***

昼間はフルコースだったので、
晩の御馳走は、
軽めの二品にした。

昼間と食材が被らないように
スーパーで買い物をして帰った。

カレイとスモークサーモンが
安価だったので、
セルクルで模って
ケッパーとオリーヴをトッピングし、
ミカちゃんから贈り物でもらった
トリュフ塩とレモンオリーヴ油で
味付けした。

*

オマールは
古典的なテルミドールに仕立てた。

スーパーでは
年に一度のXmas時くらいしか
置いてるのを見ないが、
市内のシェフ御用達の
魚屋さんに頼めば、
通年で「活け」の状態で
入手することはできる。

*

カミさんと自分の
勤務校の近所にある
パティスリーに初めて
アントルメ(ホールケーキ)を
注文してみたが、
これが、なかなかに軽くて
キレのいい味で佳かった。

「こないだ、
誕生日のケーキ
喰ったばかりなのに・・・」
「ほんとだね・・・」
と、なんだか、
贅沢気分を味わった。

今夜のXmasも
また、第二弾で
何か作ろうかな・・・と、
考えている。

なにせ、ケーキは、まだ
半分以上も余ってるもんねぇ・・・(笑)。










 


朝ラーのある街

2023-12-14 08:22:30 | 食べ物・飲み物

「ラーメンの街」喜多方には
朝から提供する
「朝ラー」という文化があり、
かねがね羨ましく思っていた。

そしたら、
市内にも、また一軒登場し、
いつの間にやら三軒になった。

オフ日のきのう、
さっそく試食に出かけた。

 



『手揉み中華そば』(800)は
ややお高めだが、
味はあっさり穏当なものだった。

麺は中太平打ちで
「白河ラーメン」風だった。

スープは鰹節の香りが
際立っていた。

*

叔母さんから
喜多方ラーメンの
箱詰めをもらったので、
カミさんと二人で
賞味期限切れになる前に
せっせと頂いていた。

カミさんは
チャンポン面に仕立ててたが、
そのスープに
生クリーム、バター、
パルミジャーノを加えて
さらに濃厚スープとしてみた。

*

製作中の
リュートフォルテ用の
ロゼッタ(薔薇窓)を
パーチメント(羊皮紙)に
型を貼り付けて
切り抜き作業をやった。

毎回、デザインカッターを
入念に砥石で刃先を研いでから
切り出すが、それでも、
人差し指に力が入るので、
半時もやっていると
関節が戻らないほどに
ゴジゴジになる。

3㎜のポンチでは
硬い黒檀の台の上で
金槌で叩いて
孔をくり抜いていく。

*

リュートフォルテの
胴体裏(ボウル)と
ネックの裏側を
天気の良い日を選んで
ラッカー塗装をしている。

ホワイトスプレーを10本購入して、
すでに、7本を塗布したので、
かなり塗膜は厚くなってきたが、
あと3本を使い切ったら、
サンドペーパーを濡らして
「水研ぎ」という工程で
削って均していく。

***

9本の楽器のパーツを
同時進行で製作している。

表面板の裏には
補強の役目と
音響(音量・音色)を司る
「力木」を貼り付ける
「バーリング」という工程がある。

この配置により
音色が変わったりするので、
9本のパーツそれぞれを
微妙に変えて、仕上がりの
変化をも見ようとも思っている。

***

最近では、
オフ日は工房に籠りっきりで、
ベッドでゴロゴロする
怠惰な過ごし方が減ってきたのは
よい傾向である(笑)。

来週からは
三週間の冬休みになるので、
年末年始は
文字通り『日々、リューティエ』に
なりそうである。


 

 


眼福・口福セラピー

2023-12-09 09:47:18 | 食べ物・飲み物

 

きのうは
自分への誕プレとして
三ツ星懐石店で、
ぼっち晩餐をしてきた。

金曜の夜は、毎週、
カミさんがテニススクールなので、
ぼっち飯か、飯抜きにしてるが、
年に一度の誕プレなので、
気張って懐石にした。

大阪の『神田川』で修行した店主が、
関西のノリで超陽キャなので、
料理にもその気が入り
パワーをもらえるようである。

吉本の芸人顔負けだが、
料理の腕は一流である。

*

先付けは、
柿釜に海老、数の子の白和え。

ポリポリした数の子を頂くと
一足早い「お正月」のような
気分になるから不思議である。

器に使われた柿は
この後、皮を剥かれて
ひと口大にカットされて
お口直しとしても供された。

*



いよいよ、
『懐石の華』である
「椀刺し」に入る。

煮物椀は
かぶら卸しの吸い地に、
牡蠣真蒸。

紅葉を模った京人参の朱、
松葉柚子の黄、
小松菜の緑・・・と、
目にも鮮やかな「吸い口」である。

「吸い地」の味加減もよく
淡麗にして旨味もしっかりしていた。

*



お造りは、
カワハギの肝あえ。

肝のねっとりした食感と
やわらかな当たりのポン酢が
舌の上で絶妙にハーモナイズした。

*



「強肴」前の箸休めとして
小皿に「先付け」で用いた
海老の鬼瓦焼きと
「赤福」の字も鮮やかな
角小鉢に塩辛、
そして、スッポンの生き血の
林檎ジュース割りが共された。

*



焼き物は、
網走産の釣りキンキ。

脂が乗りにのっていて
大根おろしと合わせて
サッパリさせて頂けた。

*


蒸し物は、
穴子と蓮根饅頭。

銀餡を纏った蓮根と
ふかふかに蒸し上げられた
穴子との取り合わせは、
魚介と根菜の相性の良さを
再認識させてくれた。

*



揚げ物は、
甘藷の細切りで
「藁づと」を象った海老、
浅利を鋳込んだ揚げパン、
そして、銀杏だった。

天婦羅屋では見ない
「藁づと」と「パンの衣」は
懐石ならではの創意で
面白く味わえた。

*



ご飯の前に、
「まる吸」(スッポンの吸い物)が
供された。

高級素材だけに
極上の吸い物に仕上がっていた。

骨付きの首やエンペラも
具材として入っていたので、
その濃厚な味が楽しめた。

在京中に、
京都と大阪では、
冬になるとよく頂いたが、
東北では、
あまり馴染みがなく、
さる食事会で供された
若い同僚の女の先生は
「亀は、ダメですぅ・・・」
泣きそうになった(笑)。

「カメとちゃうよ!!」
とは言ってみたものの、
やっぱりその親戚の
爬虫類は食べられないとの
事だった(笑)。

彼女は、
フレンチの食事会でも
「鳩は、食べられません・・・」
と、涙顔だった・・・(笑)。

お鮨屋さんでは、
「小肌は苦手ですぅ・・・」(笑)。

┐(´ー`)┌

***



〆には
香り豊かな茸ご飯に
これまた香りのいい糠漬け。

カウンター目の前の土鍋で
炊きあがったばかりだったので、
美味しくてお代わりしてしまった。

*



デザートは
バニラアイスに
白玉、イチゴ、
寒天、黒蜜だった。

*

小鉢を含めて
十二品のフルコースだったが、
どれもこれも美味しくて
眼福・口福の二時間あまりだった。

かつて、30数年前に
4年間、京都で受けていた
カウンセリング2時間分の
料金だったので、
自分にとっては
愉楽・快楽の「心理療法」だった。


ヌーヴォー2023

2023-11-17 09:51:46 | 食べ物・飲み物

 

 

 

金曜日勤務の
山の学校は
月一なので、
必然的に三週は
「プチ三連休」となる。

きょうも休みなので、
前々から三ツ星懐石店に予約して、
月一の「ご自愛ひとり慰労会」と
「美食の楽しみ会」を
やってくる。

一週間のダイエットで、
調子よく1㎏減ってくれたから、
それだけでも
なんだか身も心も軽く、
たまの贅沢も、
そのご褒美のようなものと感じている。

ここ最近は、
昼食にのみ炭水化物を摂り、
朝はコーヒーのみ、
夜は野菜と肉・魚だけである。

豆腐・納豆の大豆食品も
毎日食べている。

**

学校臨床では、
特別支援クラスからの
カウンセリング依頼もあり、
IQ69以下のID(学習能力障害)の
ケースもいくつか担当している。

その折、
試しにやってみるのが
『サリーとアン課題』という
『こころの理論』 (Theory of Mind) テストと、
『ケーキの三等分カット』である。

前者が出来ないと、
4歳児以下レベルとなり、
かなり深刻な障害を有するが、
「自閉」傾向を有する場合にも
課題がクリアできない。

ケーキカットは
少年院の子ども達の
ほとんどができなかったという
調査結果があり、
IDと犯罪の可能性について
物議を醸した。

**

たまたま、
鉛筆に金文字で
「こんこうきょう」と刻印された
直会品があったので、
生徒の心理テスト用に
使用している。

シャーペン以外使った事のない
子が多いので、
鉛筆の「HB」も何のことか
解らないようで、
なので刻印字を気にした子は
皆無である。

その鉛筆を使うことで、
神様の大御蔭を頂けるように・・・
という、願いを込めている。

**

きのうも
キャンセル生徒がいたので、
空き時間ができて、
音楽療法の研究と称して
テデスコの『ボッケリーニ讃』の
アナリーゼをした。

イタリアの作曲家らしい
オペラチックなメロディアスな曲で、
弾いていても楽しい曲だが、
その精緻な曲の構成には
感心もさせられている。

かつて、
50代頃の発表会で
4つの楽章をコンパクト化して
演奏しているので、
今般の『ギター終活』に際して、
再度、勉強しなおしている。

**

前夜の残り物を詰めた
手作りベントだが、
紅一点を為す梅干しが切れて、
茶色系の“じいちゃん”風になった(笑)。

***

ゆんべは
ボージョレ・ヌーヴォーの
解禁日だということを
忘れて帰宅したので、
夕飯担当のカミさんに
「買えたら、買って来て」
とメールした。

そしたら、
家に到着した時に見たらしく、
そのまま、また車を出して
近所の『やまや』まで
買いに行ってくれた。

今年は値上がりする
という噂󠄀を聞いていたが、
ハーフで980円という
適価だったので、
なーんだ・・・と、思った。

例年どおりの
まずまずの色合い、
香り、味だった。

**

東京のナッちゃんが
仔犬を飼ったらしく、
年末年始の帰省時に
連れて帰っていいか・・・と、
メールをよこした。

かつては、
犬を飼っていて、
二匹とも見送ったので、
ひさしぶりに
ワンコの愛らしさを楽しめると
心待ちにしている。

リク坊も帰省してくれると、
「仔犬と孫」の
ツーショットも見れるかと思い
それも楽しみである。




 


白金豚を試食す

2023-11-11 07:59:41 | 食べ物・飲み物

 

竜王戦「第四局」の初日は
ソーちゃんがいきなりの
「飛車切り」を敢行した処で
「封じ手」となった。

カド番で後がない
後手番のイーちゃんの
研究手順にハマッて、
先手番ながら「40対60」と
やや劣勢に立っている。

二日目の今日は、
いきなり終盤戦に突入するが、
必ずや劣勢を挽回し、
逆転勝利して
防衛を果たすものと信じている。

**

きのうは、
「私的三連休」でもあり、
かねてから、
気になっていた「白金豚」という
ブランド・ブーちゃんの
試食をしてみようと思って
ブラリととんかつ屋に出かけてみた。

主菜が運ばれてくるまで、
「ごはん処」という
セルフサービス・コーナーで
惣菜類をバイキングで選び、
前菜としていた。

『十八穀米』というのが、
噛み応えと旨味があった。

トン汁もサービスにある。

とんかつが出来てきたら、
「定食」で注文したらしく、
またライスと豚汁がついてきて
往生した(笑)。

どちらも、お代わりしたようになり、
豚汁は半分残してしまった。

最近のトンカツ・ブームで、
真ん中には揚げ具合を見せるために
断面を上向けるという盛り付けが
主流になっている。

なので、この真ん中から
味わってみる。

岩塩と山葵が
小皿で付いてきたが、
まずは、何も付けずに下味だけのを
味わってみた。

最初に口に当たるコロモが
厚めのためか、
白金豚の旨味はストレートに
ガツンとはこず、
後からジワジワときた。

ただ、それほどに
味が濃く、香り豊か・・・
というほどでもない。

ふつうに美味しい豚肉
といった感じである。

甘目のソースでもやってみたら、
なんだか、ふつうの
トンカツ然となってしまい、
やはり下味だけで
やったほうが繊細な旨味を
感じられた。

***

ここ数日、
古楽器製作を進めているが、
初めて、6本同時の
大量製作に挑んでいる。

用材は揃っているので、
後は、切ったり、曲げたり、
したのちに、それらのパーツを
組み立てるだけであるが、
全部完成するには、
冬休みまでかかるかもしれない。

塗装や磨きや
インレイ(象嵌)彫りなどの
装飾も施してから、
しばらく置いて乾燥させ、
試し弾きして、
音楽が出来る状態になったら
また、売りに出す。

春休み製作した4本で
15万ほどになったので、
今回、また設備投資に回し、
Amazonに廉価のテーブルソーや
工具・備品類をまとめて発注した。

年々、既製品の楽器用材が
稀少化・高騰化しているので、
国産の身近にある樹種を
実験的に用いて
製作している。

SC定年の75歳まで
無事に勤め上げれれば、
その後は、リューティエ
(古楽器職人)として
細々とやっていきたいが、
それまで、少しでも
工作技術の精度をも上げていきたい
と願っている。

敬愛していた祖父は
腕の良い木工職人だったので、
その血を誇りとして
もくもくと木と向き合いたい。