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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

サイコ物

2019-01-24 11:25:00 | 
きのうから読み始めた
貴志 祐介のサイコ・ホラー
『悪の教典』に
引き込まれてしまい、
上下900頁を一気に
読了した。

『黒い家』から始まって
『天使の囀り』『ISOLA』ときて、
4作目になり、
すっかり貴志ワールドに
ハマッてしもた。

次は何を読もうか、
今、アマゾンで物色中である。

1959年生まれなので
ほぼ同世代ゆえ
波長が合うのかもしれない。





“ハスミン”という
恐るべきサイコ・キラーによる
ピカレスク・ロマンとも言える本作は、
後半は『バトル・ロワイヤル』のような
マン・ハンティングを展開し、
唖然とさせられた。

『ゴルゴ13』には
及ばないものの、
蓮見聖司が手にかけた人物は
両親をはじめ50人を下らない。

まさしく、
サイコパス界のモンスターである。

映画化もされたというので、
レンタルで借りてみたいと思った。





きょうは、
ソータの竜王戦である。

カミさんの
ノートパソコンを寝室で開いて
寝ながら観戦している。

ゆんべは、
2時まで読書して
5時間しか寝てないので、
きっと3時過ぎ頃には
寝オチすると思う(笑)。





喉の違和感があったので、
抗生剤を服用したが、
全身のダルさもあるので、
効きの弱い市販のディパシオから
医療薬のニフランに換えてみた。

ホラー漬け

2019-01-14 07:58:00 | 
先月から
ホラー小説にハマッており、
『リング』に並ぶ
名作の誉れ高い
『残穢(ざんえ)』を読んでみた。

ドキュメンタリー・タッチで、
ホラーでは珍しい
本格小説に対して与えられる
「山本周五郎賞」受賞作である。





あるマンションで起きる怪異現象を
時代を遡って執拗に調べていくうちに
究極の因縁に辿りつく。

怨念を残した死に様は
「穢(けが)れ」となって残り、
それに触れると「触穢」として
転々と感染し拡大する。

『リング』と『呪怨』にも似た
呪い、祟りの拡大という
現代ホラー典型のプロットである。

予定調和的収束にないので、
読後に後味の悪さが残るように
創られている。

選評者たちが口々に
仲間褒め的な
セールス・コピーなのだろうが、
「書棚に置いておきたくない本」
「処分に困った本」
と嘯いている。





『残穢』の
読後感がよくなかったので、
“お口直し”に生涯の一本である
『眼下の敵』を見た。

もう、
何十回観たかわからない、
まさに、死ぬ前に見るならこれしかない
「マイ・フェイバリット」である。

中学生の頃、
亡父の寝室で一緒に
『日曜洋画劇場』で
はじめて視たときには、
Uボート艦長のクルト・ユルゲンスと
駆逐艦艦長のロバート・ミッチャムが、
死闘の果てに洋上で相対し、
互いに敬礼しあうシーンに
震えるほど感動した。

以後、
ビデオやLDを購入して
ノーカットの原語版とかも
何度も視たが、つい最近、
かつての『日曜洋画劇場』での
吹き替え版が放映されたので、
ブルーレイに録画した。

この版が、
自分にとっては
究極の一本である。





書斎内にある
唯一のプラモ風戦車を
時折、アングルを変えて
ディスプレイしてある。

これは、
息子のクリスマス・プレゼントだった
ラジコン戦車が
放置されたままだったので、
現代の自衛隊戦車だったが
ドイツ軍のアフリカ軍団色に彩色して
デカールも戦闘機プラモのものを
転写したものである。

エンジンの排気部や
砲塔の先端は
蝋燭の炎を近づけて煤けさせ、
キャタピラやホイルは
100均のアイシャドウで
ウェザリングという
“泥汚し”を施してある。

装甲部分は、
薄く溶いたラッカーで
雨浸みや水垢を表現する。

これも立派な
3Dアートである
と思っている(笑)。

ラジコンなので
ちゃんと走り
BB弾も発射する。

「持ったが病」と同んなじで、
幾つになっても
“戦争ごっこ”が好きな
男の子なのである。





女ソータ

2018-07-20 08:32:00 | 
連日の猛暑日で
きょうで四日連続の
35℃越えである。

国内では
40℃を越えた処もあるそうで、
尋常じゃない暑さである。

たしか、
だいぶ以前に、
フランスでも猛暑によって
3.000人ほどが亡くなった年があった。

フランスでは
エアコンが普及していないので
それだけの数になったそうだが。

皮肉にも、
その年は
ワインの当たり年となった。

この暑さは
通常の太平洋高気圧の上に
大陸のチベット高気圧が乗っかって
その下降気流によって圧縮効果で
ヒートアップしてるという。

こんな二階建ての高気圧が
居座る夏なんて
いままで体験したことがない。

これも地球規模の
異常気象なのであろう。

むかしは
「天が当りをつける」
と言った。

ならば、
地震は
「地が当りをつける」
津波は
「海が当りをつける」
と言い換えてもいいだろう。

この「当り」は
「ばち当たり」のアタリである。

稀なる大雨も
自然環境を破壊した人間への
自然からの
しっぺ返しなのかもしれない。




『トーキング松尾堂』で
絶賛されていた
『さよなら、田中さん』が
読みたくて、
古書店をさんざん探しまわったが
なくって、
図書館では30人待ちというので、
仕方なくアマゾンに注文した。

読んでみたら、
これが面白くて
何度も大笑いした。

思わず、
「ルリちゃん。天才!!」
と喝采をあげてしまった。

「12歳の文学賞」で
小4から6まで
史上初の3年連続受賞という
快挙をなした天才少女で、
将棋のソータに比肩されている。

ソータは棋界から
「4百年にひとりの天才」
と賞されている。

小4と小6に受賞した
小品を元に書き下ろした作品だが、
エンタメとして十分に面白く
すぐにでも映画化されても
おかしくない生き生きとした
シーンが満載である。

小6で、よくこんな
表現ができるなぁ・・・と、
感心してしまう。

きっと、
ソータのように
もの心つく頃から、
本が好きで好きで、
彼女の血となり
肉となってきたのだろう
と思わされた。

文学少女マンガの
『響』の
実在モデルのようでもある。

今から、
次回作が待たれる。




従妹のミキティから
先日の叔父さんの
法要参席の礼状と共に
組み立て式の
室内風鈴が届いた。

クーラーの下で
扇風機を使って
室内に風を作っているので、
時折、チリリン♪と
涼やかな音を聞かせてくれる。

今は猛暑の毎日なので、
とても音楽は暑苦しくって、
鹿威しの効果音を聞いている。

そこに
風鈴がリンとなると
なかなかの清涼感がある。





大4のナツが
建築科の実地調査で
院生たちと三春の方に来て、
チョロッと家にも寄って
顔だけ出していった。

末っ子の甘えん坊だったので、
しょっちゅう、
お母さん、お父さんに
ひっつき虫だった。



読書

2017-12-22 08:40:00 | 
冬休みに
やることは幾つもあるが、
ふと、読み止(さ)しの本が
あったのを思い出して、
書棚を探してみた。

何年か前に
アマゾンで買ったが、
今ひとつ気乗りせず
途中で放擲(ほうてき)したのを
どういうわけか
ふと思い出したのだった。

「ふと思うは神心。
 あれこれ思うは人心」
というのを
ライフ・ビリーフ(生活信条)
としているので、
この「ふと」は出来るだけ
実行することにしている。



モダン・ホラーの傑作
という振れ込みだったが、
読了して、いささかの不満は
残った。

途中で、
『新耳袋』ばりの
人の手形が硝子に
ペタペタと浮き出てきた
という現在進行形は
怪談数寄者には
いただけなかった。

そういう手法は
虚仮脅しであって、
子供騙しでもある。

怨霊のエネルギーで
人が蒸発したりする描写も
怪談ではない。

あらま・・・と思ったのは、
怨霊による停電で
ロウソクを灯してるのに
おなかが空いたから
炊飯器でご飯を炊いて
オニギリを喰うシーンがあり、
まさか「ガス炊きです」
なんて言わないだろうな、
とツッコミたくなった。

幕切れに、
家族に訪れるであろう
悲劇的結末を想像させる処は
まあまあよかった、
と批評的に読んでしまった。

アマゾンのレヴューを
見てみたら、
珍しく☆一つから五つまで
それぞれが2割ほどしめていた。

評価が五等分に割れるのも
ちょっとした怪奇現象である。

1988年の作品なので
30年前としては
よくできた
読み物だったのかもしれない。




永らく割れたまま
放置していた
ウクレレの裏板を
古楽器製作でよくやる
溝埋め用の木屑とボンドを
練りあわせて充填補強した。

売り物だったら
裏板と同じ材料を
細かく切って丹念に埋めるが、
自分用なので
いたって雑な措置である。





夜になると
左の背中が痒くなって、
毎晩、孫の手の世話になっている。

以前、化膿した処が
また悪化したのかと気になり
鏡では見ずらい箇所なので、
カミさんにデジカメで
接写してもらった。

こういう時は、
デジカメは便利である。

そしたら、
驚いたことに
こんもりと脂肪腫のようなものが
盛り上がっていた。

開口部がないので
アテローマ(粉瘤)ではないようだ。

左腰にも
今、成長を続けている
脂肪腫があり、
いつ化膿するかハラハラしている。

アテローマは
顔面と腰のものが化膿して
二度も手術で除去した。

二度とも検査では
腫瘍でなかったので
幸いだったが、
おそらく今回も
大丈夫だとは思っている。

腰のものは無症状だが、
背中のこれは痒みを伴い、
だからといって
手術するほどのものでもない。

とうぶん、
孫の手が放せない。



クロスセクション

2017-08-11 07:06:00 | 
今日は、
お盆の帰省ラッシュの
ピークだという。

カミさんは
逆行して千葉の
アキの処まで
早朝に出向いた。

フミは今夜、
帰って来るという。

なんだか、
テレコてれこの
家族である。

かつて、京都からの帰省時に、
まだ東北新幹線が
東京まで繋がっていなかったので、
東京から上野まで
保育園児のフミを連れ、
赤ん坊のアキが
山手線の混雑のなかで
泣きはしないかと心配したこともあった。

帰福して、
しばらくは、
帰省しなくなって
楽になったなぁ・・・
という実感があった。



蓬莱のテニスコートが
オムニコートに改装したというので、
視察に寄ってみた。

かつて、倶楽部の
ホームコートだった頃は、
ハードコートが3.11の震度6で
無残な地割れ状態になっていた。

「オムニコート」とは
住友ゴムが開発した
砂入り人工芝の製品名で、
脚に優しく排水とメンテが楽
というのが売りのようだ。

オーナーの奥さんとも
話ができて、
「1時間1面1.500円にしました」
と言うので、
4人でダブルスをやると400円
ということになる。

ナイターになると
一人あたりプラス500円
加算されるようだ。

倶楽部ハウスの
朽ちかけていた木製階段も
白い鉄製に改装されていた。






蓬莱の学習センターの図書館に
久しぶりに赴いた。

うまい具合に
木陰の駐車スペースが
一台分空いていたので
シメシメだった。

ヾ(´▽`*)ゝラッキ~♪

蝉しぐれを
頭上からシャワーのように浴び、
見上げると今年はじめて
アブラゼミを見つけた。




図書館は
ブラウジングするつもりで
寄ったのだが、
子どもの図鑑コーナーで
大版の断面図鑑を見つけて
ワクワクしたので
4冊も借りて帰った。

断面図のことを
「cross section」というのだと
初めて知った。

昨晩は、夕食後、
雑務も勉強もせずに
いそいそとベッドの上で
アイスコーヒー片手に
図鑑を丹念に鑑賞した。

あまりの面白さに
時間が経つのも忘れ
いつしか、そのまま
寝入ってしまった(笑)。

なんだか、
夏休みらしい
過ごし方ではある。

今日も、
図鑑を楽しみながら
鑑賞したい。

ヾ(≧∇≦)/゛オモロ~イ!