庭の連翹が
狂ったように咲き乱れている。
かねがね
樹勢の強い木と
感心しているが、
一年に何度も剪定しないと
凄まじい勢いで
すぐに伸びてしまう。

名所の花見山にも
シャトルバスが運行しはじめたが、
わざわざ行かずとも
我が家の庭で
サクラとレンギョウの
両方を愛でることができる。

アマゾンから
一気に5冊もの
芹沢光治良本が届いて
連日、読書に明け暮れている。
93年に他界した作家だが、
日本ペンクラブの会長で、
晩年の90代にスピリチュアル系の
「神との対話」シリーズを
8冊も刊行した特異な人である。
宗教に出家した親に
捨てられたという彼が
晩年にその教祖が目の前に現われて
神の本質を語る、という
フィクションとノンフィクションが
織り合ったような仕立ての
不思議な作風が面白い。
最近、60年来の教会を
離脱したので、
宗教が教団化したり
教会維持活動になると
人智や私利私欲が介入して
おかしくなるという説には
納得するものがあった。

二十歳の頃から
一年365日、入浴時に
落語のテープを聴いている。
25才の折、
故郷を離れ
遠く大阪の地に
赴任するという時に、
父親の落語全集のレコード20枚を
彼の地に持って行くのに、
父親のためには
テープに10本コピーして
置いていった。
父亡き後にも
実家にはそのテープが
残されてあった。
今、その実家に戻ってきて、
10年以上過ぎたが、
2本だけがまだ手元にある。
千本以上もあるテープで
久々にその1本を聞いてみたら
35年前のものとは思えぬほど
瑞々しいくクリアな音が
再現されて、驚いた。
テープもメーカー物ではなく
パチモンの安物なのに
まったく音質が劣化しておらず
まるでCDのような音で再生された。
古今亭志ん生の『唐茄子屋』が
落語をはじめて面白いと思った
作品なので、懐かしく聞いた。
殊に、多くある
志ん生の『唐茄子屋』音源でも
このNHK盤が絶品の上手さで
死ぬ前に聴くとしたら、
やはりこれにトドメを刺すだろう。
金馬の『薮入り』も
それに劣らずの絶品である。
狂ったように咲き乱れている。
かねがね
樹勢の強い木と
感心しているが、
一年に何度も剪定しないと
凄まじい勢いで
すぐに伸びてしまう。

名所の花見山にも
シャトルバスが運行しはじめたが、
わざわざ行かずとも
我が家の庭で
サクラとレンギョウの
両方を愛でることができる。

アマゾンから
一気に5冊もの
芹沢光治良本が届いて
連日、読書に明け暮れている。
93年に他界した作家だが、
日本ペンクラブの会長で、
晩年の90代にスピリチュアル系の
「神との対話」シリーズを
8冊も刊行した特異な人である。
宗教に出家した親に
捨てられたという彼が
晩年にその教祖が目の前に現われて
神の本質を語る、という
フィクションとノンフィクションが
織り合ったような仕立ての
不思議な作風が面白い。
最近、60年来の教会を
離脱したので、
宗教が教団化したり
教会維持活動になると
人智や私利私欲が介入して
おかしくなるという説には
納得するものがあった。

二十歳の頃から
一年365日、入浴時に
落語のテープを聴いている。
25才の折、
故郷を離れ
遠く大阪の地に
赴任するという時に、
父親の落語全集のレコード20枚を
彼の地に持って行くのに、
父親のためには
テープに10本コピーして
置いていった。
父亡き後にも
実家にはそのテープが
残されてあった。
今、その実家に戻ってきて、
10年以上過ぎたが、
2本だけがまだ手元にある。
千本以上もあるテープで
久々にその1本を聞いてみたら
35年前のものとは思えぬほど
瑞々しいくクリアな音が
再現されて、驚いた。
テープもメーカー物ではなく
パチモンの安物なのに
まったく音質が劣化しておらず
まるでCDのような音で再生された。
古今亭志ん生の『唐茄子屋』が
落語をはじめて面白いと思った
作品なので、懐かしく聞いた。
殊に、多くある
志ん生の『唐茄子屋』音源でも
このNHK盤が絶品の上手さで
死ぬ前に聴くとしたら、
やはりこれにトドメを刺すだろう。
金馬の『薮入り』も
それに劣らずの絶品である。