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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

家元語録

2012-12-02 09:11:00 | 落語


家元の一周忌企画で
たけし、太田との鼎談の
CD付本をアマゾンで購入した。



喉の手術後で
相当のしゃがれ声だが、
晩年の家元の名調子が
記録されていて貴重であり
笑える内容だった。


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『魂理学雑談』

夢と現実

奈保子 教育分析で先生には4年間、夢分析をしていただきましたが、内的世界はもちろんのこと、自分を取り巻く外的世界にもより意識するようになりました。
佐々木 そうですか。そりゃ、夢分析の成果の一つでもありますなぁ。夢はたしかに価値あるもんやけど、現実生活に役立てるには、外的現実に対する認識力が相当に強くないといけないんやね。
奈保子 そうかといって、外的現実の認識に力を注ぎすぎると、夢に反応する力が弱くなる、ということがありました。
佐々木 そうなんです。そういうバランスがあるんですね。サイキック・エナジーがどちらに注がれるかによって違ってくるんです。
奈保子 そのあたりの按配が難しいですね。 
佐々木 うん。でも、夢には自律性があって面白かったでしょ。
奈保子 はい。それに、予知夢もあり、警告夢もあり、シンクロニシティックなこともありで、不思議な体験をずいぶんしました。 
佐々木 人の内界の不思議さだね。 
奈保子 あと、現実で判断に迷ったときは、夢に聞いてみようと思うようにもなりました。 
佐々木 それは賢明やね。もっとも、普通の人はなかなかそういうことはしないものだし、夢の価値をそこまで知らないだろうからね。
奈保子 いまだに、夢は荒唐無稽で価値のないものと思われてますものね。 
佐々木 それか、占い的な夢判断みたいなものとしてね。
奈保子 今も、自己分析を続けていますが、やはり、車の両輪みたいに実生活と夢との関連性をよく照らし合わせていかないと、単なる空疎で無益な分析になってしまう、といつも自戒しながらやっているんです。
佐々木 そう。それは正しい態度ですよ。私も、毎日見ている自分の夢で、実生活との照らし合わせを三度の食事を食べるように自己訓練しているんです。



命日

2012-11-21 06:03:00 | 落語


昨年の今日が、
家元こと立川談志が
75歳で没した日である。

近頃、一周忌企画が
いくつか放映された。

初めての高座もあったので、
DVDに録画しておいた。

立川談志は三遊亭円朝に並ぶ
落語の天才であり
立役者である。

この稀有の落語家の
謦咳に接せたのは
同時代に生きた者として
幸運だったと言えよう。

我が家には100枚にも及ぶ
CD全集とビデオ類、著作類が
揃っている。

30代のいっ時、
「追っかけ」をやっていたので、
直接に書いて頂いた色紙類も
手元にたくさんある。

今日は、生前の家元を偲んで
一席聴いてみようかと思う。


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『魂理学雑談』

トリックスター
奈保子 こういう混沌とした社会に登場が期待される、単なる道化者でなく、矛盾に満ちた存在であるトリックスターについてお伺いしたいのですが…。
佐々木 文化人類学者のラディンは、「訴える力と、珍しい魅力とを兼ね備えた人物で、創造者であり破壊者、贈与者であって反対者、他をだまし、自分がだまされる人物」と言うてますね。
奈保子 なんだか、選挙に登場して、ほんまに政治改革をしてくれそうな人を連想してしまいますが…。
佐々木 「Change!」とか言うてね(笑)。
奈保子 オバマ大統領もある意味、初の黒人大統領ということで、新しい世界の象徴のようでトリックスター的な要素があるかもしれませんね。
佐々木 たしかに、要素的にはあるかもね。ただ、一国の大統領がトリックスターでは国民が困るだろうけどね(笑)。
奈保子 …ですね(笑)。
佐々木 ユングは、世界中のトリックスターを分析してみて、人間の意識ができあがってくるときの「初期の未発達な意識の段階の反映」である、と言うてるんだね。
奈保子 つまり、現代人の意識のように、主体性や統合性を備えたものになる以前の、断片的で、刹那的、衝動的であった意識の段階ということでしょうか。
佐々木 そうですね。せやから、非近代社会の文化には、トリックスターの神話が多いんとちゃうかな。
奈保子 なるほど。そうなんですね。そういえば、子どもの心性も「断片的、刹那的、衝動的」であるという意味では、じゅうぶんにトリックスター的要素があるわけですね。
佐々木 そうそう。思春期は、現代でも、成人の意識ができあがる前の段階なんで、トリックスター的心性が働くんやね。
奈保子 そうですね。思春期の頃って、今想い出すと、なぜあんなことをしたのかわからない、と言うようなことをしたことがあります。
佐々木 そうでしょ。私も実は、「若気の至り」「汗顔の至り」という思い出が山ほどありますよ。時々、夜中にふと思い出したりすると、ワーッと絶叫したくなりますもんね(笑)。
奈保子 それは大変ですね(笑)。心の中にいるトリックスターを、うまく活躍させる人と、それに自分が乗っ取られてしまう人とでは、結果は異なってきますね。
佐々木 はい。ユングはトリックスターも元型の一つと言いましたが、それに同一化したり、憑依されたりすると、自我がコントロールできなくなって失敗してしまうことが起きますね。
奈保子 うまく活躍させれば、何らかの創造的な事ができるけど、同一化や憑依になると、無意識のうちにやってしまうことになり、マイナスの効果を持っているんですね。
佐々木 そうですね。
奈保子 モーツァルトの性格の一面なんか、多分にトリックスター的ですものね。
佐々木 なんたって、スカトロジー好きでしたから(笑)。
奈保子 トリックスターに同一化した人は、「ほとんど病気」かマニック(躁的)な状態に見えるんでしょうか。
佐々木 見えるかもしれへんね。なんか、パッパラパーっぽく見えるし、投げやりだったり、誇大妄想的だったり、嘘ついたり、時々、ほんまのこと言うたり…(笑)。
奈保子 始末におえないですね(笑)。
佐々木 おえない、おえない(笑)。ほんでもね、無意識的行為やけども、当人には結果的には、プラスの効果を生むことがあるんですわ。
奈保子 それと、会議や打ち合わせなんかで、みんなで真剣に考えても、なかなかいい案が浮かばないとき、トリックスターの一言で笑いが起こって、そこからふと新しい考えが開けたり・・・ということって、ありますよね。
佐々木 うん。そういう場面というのは日常よくありますね。それが、時折、あんがい真面目な人が冗談言うてブレイクスルーとなるときがありますから、それは、その人の内界のトリックスターがひょっこり顔を出すんでしょうかね。











たい平落語

2012-06-07 09:42:00 | 落語


ツタヤで2枚組を借りてきた。

三平一門は、こん平もこぶ平も
古典はからっぺたで
たい平にもまったく関心がなかったが、
笑点での物真似の器用さから
案外古典も演じれるのではと思ったら、
本寸法の噺がきちんと出来るので驚いた。

「七段目」「不動坊」「芝浜」と
どれも水準以上の真打芸であった。





ブラック落語

2012-01-27 06:57:00 | 落語


ブラックの新譜が
注文してから1ヶ月近く待たされて
やっと届いたが、聞いてみたら
『皇室アルバム』は
タイトルが違うだけで
過去に出たネタと被っていて
ガッカリするやら、腹が立つやら。hekomi



『談志が死んだ』も
さぞや思い入れたっぷりの
噺かと思いきや
『立川談志の正体』という
演目のネタとまるきり同じで
大損した気分である。

もう、即、ヤフオクで
転売する。


SWA

2012-01-17 07:58:00 | 落語


喬太郎の未聴の噺が聞きたくて
CDとDVDをまとめて3枚
アマゾンで購入した。

全部で9.000円もしたが、
テープにダビングしたら
ヤフオクに八掛けくらいで出品して
7.000円くらいは回収したい。