神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

季節のあれこれ~春節茶会

2016-02-19 | お茶会
若いころは礼儀作法を学ぶためとしか思っていなかった茶道。
それがこんなに広がりと奥深さがあり、気負いなく楽しめるものと知ったのは本当にここ数年のこと。

そのきっかけを作ってくださったのが、森下典子先生の著書『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)』でした。

森下先生には昨夏「麗香茶課」で茶道の愉しみを体験する講座をご担当いただき
今年の秋にも続編をお願いしていますが、
ご縁をつないでくださったのは「麗香茶課」で薬膳講座を担当していただいている青柳敬子先生です。
青柳先生と森下先生は中高一貫校の同級生でいらっしゃいます。


2月7日、中国の嘉興から来日されている青柳先生のご友人が
日本の茶道を学ばれたいということで、森下先生に季節の茶会を開いていただくことになりました。
青柳先生に声をかけていただいて、私も御相伴に預かる機会を得ました。

普段はシノワな雰囲気の横浜の「香流」が和の茶室の趣に。
写真を撮り切れなかったのが残念ですが、掛け軸、お花、茶道具、お菓子、すべて森下先生が心を込めて選んでくださったもの。

森下先生の点ててくださったお濃茶はとても甘く旨みが感じられて美味しかったです。
先生のお話には中国のお客様のみならず、集まった中国茶仲間も頷きながら聞き入っていました。
先生の茶の湯への愛をしみじみと感じました。

中国のお客様の一人、陸さんは中国禅茶文化協会に所属し、杭州の霊隠寺のご住職からお茶を学んだ方。
返礼として、祁門紅茶のお点前を披露してくださいました。
優雅なお点前とお茶の甘い余韻に酔いしれました。

お茶を通しての日中交流の午後。
素晴らしい除夕のひと時でした。ありがとうございました。

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