男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

核武装

2014年05月17日 | Weblog

エマニュエル・トッド、1951年生れ、フランスを代表する左派の知識人で歴史人口学者です。
氏は25歳(1976年)の時、処女作「最後の転落」を発表しソ連の崩壊を予言しました。2002
年の「帝国以後」では米国が衰退期に入ったと指摘し世界の注目を集めました。年初5日の
日経に「2014年、世界秩序の行方は」と題した中で、氏は次のような世界観を述べています。

米国は今、岐路に立っていて生まれ変わる過程にあり、軍事力や経済力は低下するが逆に
ソフトパワーは強まると評価。これに対しドイツの支配力が強まる欧州には懸念を示しました。
中国の台頭には懐疑的で悲観的な見方をし、ロシアについてはその外交力の巧みさを評価。
日本の経済政策「アベノミクス」については、国民の幸福を目指す態度が潜在的に込められ
ていると評価し、欧州にもこのような政策が出るのを望む・・としています。
(1月5日付日経朝刊9頁「日曜に考える」より抜粋)

そのトッド氏が「VOICE6月号」総力特集の中で「核武装大国・日本への期待」と題した対談
を行っています。氏の日本に対する核武装提言は今回が初めてではなく、2006年朝日新聞
のインタビューで核武装の提言をしていて、要旨は次のとおりです。

核兵器は偏在が怖い。広島・長崎の悲劇は米国だけが核を持っていたからで、米ソ冷戦期
には使われなかった。インドとパキスタンは双方が核を持った時に和平のテーブルについた。
中東が不安定なのはイスラエルだけに核があるからで、東アジアも中国だけでは安定しない。
日本も持てばいい」と述べ、被爆国である日本が持つ核への国民感情については「国民感情
はわかるが、世界の現実も直視すべき」としました(Wikipedia/エマニュエル・トッド9/10より)。

VOICE6月号で、日本の核武装について(2011年の福島原発事故の後も)その考えは変わら
ないとし、「他国の力を借りず、自力で国を守ることができないかぎり、日本が完全に安全に
なることはない」と述べています(同誌58頁)。・・・関連するURL4件を下におきます・・・

次回お送りするレシピは、ネギと魚の「ぬた」と「炊き合わせ」二題です。核武装は今の日本では
消化不良を起こしそうですが、レシピは二つとも消化の良い食材です。どうぞお試し下さい。



Wikipedia エマニュエル・トッド


Wikipedia帝国以後


PRESIDENT Online 核兵器よりも原発のほうが危険


日本経済新聞 日曜に考える 2014年、世界秩序の行方を占う



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