男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

はもの子の塩辛

2011年08月22日 | 魚介類

夏においしいさかな・・といえば、関西では「ハモ」が一番。活きがよい
ハモなら、どんな料理につくっても生臭さがなく、淡白で上品な味です。
スライスした松茸とミツバをあしらいにした「ハモしゃぶ」は、ぜいたくな
ようですが、年に1回はやらないと落ちつきません。松茸は中国産です。
国産の松茸なんぞは、薬にしたくても、口に入れることはできません。

「落としハモ」もよろしいですね。これは大きいハモは不向きで、身の丈
はせいぜい70~80センチほど、開いた身幅が6~7センチの、小ぶりな
ものがよい・・といいます。それよりちょいと大きめなのは「ハモシャブ」
向きで、更に大きいのは、照り焼きにするとおいしいですね。

レシピは小ぶりなハモの卵巣=眞子をつかって「塩辛」をつくりました。
今回つくってみて分かったこと、それは魚卵を水洗いすることにある・・
ということでした。冷水を何回も替えて洗うと、ピンク色をした眞子が、
真っ白になります。これでさかなの血がきれいに洗え、同時に生臭さも
とれるのです。できあがりは「珍味」というにふさわしいgoodな味でした。
小三の孫娘に食べさせたら「おいしい!」とよろこんでくれました。

レシピにつかったのは、小ぶりな「ハモのハラワタ」5尾分、値段は200円
でした。これで、ハモの子の塩辛と、次回お送りする「胃と腸の湯引き」と、
「きもと浮き袋のしぐれ煮」がたのしめました。おなじ5尾でも「身」を買うと
5千円はしますが、ハラワタなら200円・・料理する者の楽しみの一つです。  

ハモの出盛りの季節です。湯に落として冷水にとる「落としハモ」はてがるにできておいしいし、
照り焼きもよろしい。頭や骨などのアラがあったら、味噌汁にします。この日は「ハモの子」が
1パックありました。小ぶりで飛び切り活きのよいハモからとれた子を、塩辛に作ってみました。


材 料
新鮮なはもの子 5尾分 300g

用意するもの
冷水 適宜 ボール1杯の水に、冷蔵庫の氷1カップを入れる。

調味料
しお 25g 子の1/10量が限度
日本酒 1/3カップ
みりん 大さじ 1
昆布だしの素 1パック

作り方
はらわたを分解する
1.胆嚢をとりのぞく
2.子袋にくっついた血合をとりのぞく
3.肝臓を切りはなす
4.胃腸と浮き袋を切りはなす
5.最後に大きい子袋がのこる

子袋を冷水であらう
子にくっついた血合くずをフキンでふきとり、
冷水のなかで、やさしくあらう。
水に、子が流れでたら、網ザルですくい取る。
のこった水で、肝臓と胃袋をあらう。
肝臓などはもう1~2どあらってざるに揚げる。

子は、4~5回、水を変えてあらう。
子にくっついたモロモロをていねいにとる。
洗い終わったら、ザルにあげて水気を切る。
冷蔵庫で半日おき、じゅうぶんに水分をとばす。
はじめ、300gの子が260gになります。

あじをつける
調味料全部を弱火で煮てアルコールをとばし、調味液をつくる。
ボールに子をうつし、冷ました調味液をくわえてよくまぜる。
好みで、柚子こしょうか、一味とうがらしをくわえる。
水気をとばし、250gになったのが320gになりました。
ふたつきの器に入れて、1日冷蔵庫で寝かせる。
できたらすぐに食べられます。たらこに似た味です。





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