男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

つぼみ菜のおひたし

2012年04月24日 | 野菜類

レシピは、春のつぼみ野菜のおひたしと煮ものです。つぼみ菜は読んで字の
ごとし・・アブラナ科が董立ちして、花が咲くまえのつぼみを摘みとったもので
今ごろ出さかりの、「菜の花」のつぼみが代表格です。ブロッコリーもそうです。

つぼみ菜は、野菜が力をためて、子孫をつくる営みの素だけに食べると力が
つくと言われます。実際に食べて力がつくかどうかわかりませんが、からだに
良さそうだ・・ということはわかります。

つぼみ菜の料理を、別名で「茎立ち料理」と言いますが、茎たち=「くきたち」と
読まず「くくたち」と読むのが正しいといいます。名目読みといって、習慣癖から
呼ぶ名残りで、「吾輩は猫である・9」に、その講釈が出てきます。「猫」は私に
とって、雑学大全みたいな書物で、一字一句が面白い本です。

名目読みは、習慣癖からの呼び名ですが、人の名前もそうです。銀行を退職し
て次の会社に勤めたころ、上司の麻雀友達に「松井」さんという方がいました。
普通に読めば「マツイ」さんですが、このかたの名をいうとき、その上司は決ま
って「マッツィさん」と言いました。耳に入ると「マッツさん」と聞こえました。

これなんかも、習慣癖の「名目読み」かもしれません。「猫」には杉原という人の
名を、「すいはら」と読まないといけない・・というセリフがあります。名目読みの
講釈の「URL」を最終行におきました。興味があるかたは、ご一読ください。

食料野菜のつぼみなら、大抵のものはおいしくたべられると思います。つぼみが過ぎて花になっても
りょうりに活用できる・・サラダのトッピングに、色とりどりの花をのせると、それだけできれいで楽しい。
今なら、レンゲやたんぽぽの花を、薄いころもで天ぷらにするときれい・・その他の花も利用できます。



材 料 つぼみ菜 200g ・・・好みの菜の花をつかう
  しろ菜、壬生菜、こまつ菜など

和え衣 すりゴマ、練りごま、削りかつお、からしみそなど好みの
和え衣を使う。削りかつおで和えるのが簡単でおいしい。

つぼみ菜は、やわらかいのですぐに火が通る。
おいしく作るには、ゆですぎないこと・・です

茹でるときは、たっぷり目の湯で茹で、一呼吸
して引きあげる・・ザルにとってそのまま冷ます・・
または、氷を入れた冷水に入れて色止をする・・
ここは、好みのやり方で下こしらえします。

和え衣 一番簡単なのは、削りかつおとお醤油であわせる・・
からし和えも、簡単な部類に入る・・溶きからしと
適量の出汁しょうゆで和えるだけ・・これがからし和え。

ゴマ和えも、すりゴマだけで和えるなら、簡単な部類に
入りますが、練りゴマを使うと、すこし複雑になります。

練りゴマそのものを、あぜ合わせるだけでも、時間が
かかる・・そのあと、すりゴマと和えたり、出汁しょうゆと
まぜあわせて、和え衣をつくる・・なかなか手がこんだ
和えものです。それだけにできあがりはおいしいです。

おいしく作るには、茹ですぎないことが一番。
次に、薄味にしあげ、野菜の旨みをひきだすこと・・です。

新鮮な野菜は、茹でただけでもおいしい・・和え衣は
野菜の味を引き立たせる役割・・と思ってつくります。
調味料は、お好みに応じて、おつくりください。

URL 名目読み・・沢庵禅師  結縄集・・棗夏目漱石「我輩は猫である・9」より



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キャベツと白菜のなべ

2012年04月24日 | だし・調味料・スープ類
「キャベツと白菜のなべ」としましたが、白ネギ、ホウレンソウ、生しいたけも加えます。それに油揚げを入れる
精進なべです。出汁は昆布のつけ出汁とかつおにしましたが、若い人には油揚げの代りにベーコン、出汁は
チキンスープがよいでしょう。とり手羽肉を水から煮出してスープをとり、好みの野菜を煮てもよいと思います。


材 料 はくさい 4枚 150g ・・・軸と葉先に分けざく切り
キャべツ 4枚 150g ・・・軸をとって、ざく切り
白ネギ 2本 100g ・・・5センチの斜め切り
ホウレンソウ 4株 150g ・・・軸と葉先に二分する
生しいたけ 4枚 60g ・・・7ミリほどの斜めきり
油揚げ 2枚 50g ・・・縦・横8等分に切る

調味料 つけ出汁 3カップ 540cc
削りかつお 一掴み 20g
日本酒 大さじ 3 30cc
淡口 小さじ 1 4cc

薬 味 もみじおろし 小さじ 2 ・・大根とおろしと赤おろしで作る

つけ汁 すだち 大さじ 1
かつお出汁 大さじ 4

作り方 ベースの煮汁をつくる
昆布のつけ出汁をふっとうさせ、削りかつおを
一掴み・・約20gを加え、弱火で1~2分煮る。
火を止めてそのまま冷まして、網ザルで漉す。
・・・ていねいにするときは、紙で漉します・・・
これに、日本酒と淡口を加えてなべに張ります。
・・・だしが濃いので、淡口はほんの少しでよい・・

つけ汁をつくる
ベースのかつお出汁を40ccとりおきして、これと
すだちジュースを合わせるだけ・・薬味のもみじ
おろしと良く合います。

食べるとき・・少しずつ煮ながら食べる
煮はじめには、油揚げ、白菜のじく、しいたけから・・
あとは適当に・・火が通りやすい具材ばかりなので
一度に多くを入れず、少しずつ加えながらたべます。

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