いよいよ明日は、都市計画学会北海道支部による、都市地域セミナー「鉄道遺産・鉄道資産を生かしたまちづくり」を開きます。
我々のセミナーは、道庁赤レンガ庁舎の二階会議室で、朝10時から。
私も午後に、会場を事前視察しようと赤れんが庁舎に行きましたが、なんと正面玄関が工事中で入れません。
バリケードを超えて階段を上った玄関はカギがかかっていて、私に気づいた警備員の方は、指で(北側へ回ってください)と伝えています。
北側へ回ればちゃんと入れましたが、どうにも案内が悪くて、(これでは明日は一般の来場者も混乱しそうだなあ)とちょっと不安になりました。
さて明日はどう案内しようかな。
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赤れんが庁舎へ入って二階に上り、場所をお借りする相手の北海道鉄道観光資源研究会を訪ねると、会の皆さんは朝から集まって、展示パネルやら鉄道模型などをたくさん持ち込んで準備を進めています。
まさに鉄道ファンの丹精込めた作品や展示には圧倒されますね。
明日のセミナーの会場は前にステージがあって、椅子を100席ほど並べるようになっています。さて、明日は何人くらい来てくれるものでしょうか。
そうこうしていると、明日の本番で基調講演をしてくださることになっている釧路市立博物館の石川さんから電話で連絡が入り、「札幌へ向かおうと、釧路駅まで来たら、列車が運休になっていました」とのこと。
今日の夜には、明日の出演者たちに集まってもらって事前の懇親会をしようと思っていたので、「ええ?間に合わないのでは?」と困り果てました。
その後に「飛行機で行けるかどうか確認してみます」という連絡が入り、「何とか乗れそうです」とのことで、とりあえずは一安心だったのですが、JRが運休になった理由が「信号機のボルトが抜けていて倒れたそうです」と聞いて、ガックリ。
「JRさん、頼むよ~」と言いたくなりました。
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夜の懇親会は、わが都市計画学会北海道支部と明日の出演者に加えて、会場を提供していただいた北海道鉄道観光資源研究会の永山代表ほか主要な方が加わって下さり、イベントの話、鉄道の歴史などで大いに盛り上がりました。
同研究会代表の永山さんは、「北海道の鉄道は、今非常に苦しい状態になっていますが、ここから反転して再び盛り上がるような機運があって、我々はそんな千載一遇の時を過ごしているような気がします」という前向きなお話を聞かせてくれます。
明日のイベントでは、我々の後にもそうそうたるメンバーの集まった話がずいぶん聞けそうで、楽しみです。
廊下をはさんだ反対側の展示会場では、お馴染みのNゲージという鉄道模型や、かつての駅や橋梁を「これでもか」というくらい忠実に再現したジオラマなども持ち込まれていて、このことに情熱を傾けている姿が見られます。
なんだか私の身体にも鉄分が入り込んできたみたい。
さてさて、明日の話が楽しみです。