北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

そろそろ真っ当な経済を動かそう

2020-06-01 22:21:39 | フライフィッシング

 

 ようやくコロナ規制が解除になった週明け。

 いろいろな訪問案件が動き出すのは今週からでしょう。

 早速、ある自動車リース会社を訪ねて情勢分析と意見交換をしてきました。

 最近は会社でも自動車を買うのではなくリースで借りて仕事をするという会社が増えています。

 しかしコロナウィルス騒ぎによって、飲食店や観光産業は客足が途絶え安定的な収入が見込めない状況が続いています。

「そうなると車を保有することも負担になるのではないですか?」
「おっしゃるとおりです。廃業は最悪の選択肢ですが、その前にはまず保有する車を減らして苦境を耐えようとする会社も出てきます」

「そうなると買うよりは借りる方が有利ですね」
「はい、しかしリース車両を返却するのでも借りたときと同じ値段で返されるわけではありません。そこには需給が反映されるので、例えば1500万円だったリースのバスを返す時に『ニーズがないから』ということから値段が100万円にしかならない、ということもあるわけです」

「それではやはり会社は継続できないのではありませんか」
「なので私たちは優良な顧客に対しては、車を返却しなくても良いようにリース料金を待ってあげるという措置を取っています。良いお付き合いができている会社にはやはり無くなってもらっては困りますし、苦労をお互いに分かち合いたいと思っています」

「それは見上げたものですね」
「でもオーナー側にすれば、店子には健全に商売をしてほしいと願うはずです。さらに言えば、オーナーである我々の借金を待ってくれる金融機関かどうか、ということもあるでしょう。そこが取り立てを待ってくれれば、上流から川下まで皆で苦難を共有する体制ができます。しかし『自分への借金だけは耳を揃えて払え』という人がいれば、その取り立ては連鎖を生むことでしょうね」

「おお、まさに『奪い合えば足らぬ 分け合えば余る(あいだみつを)』というわけですね」

 分をわきまえて譲り合うことこそ社会が幸せになる道理だ、と言ったのは二宮尊徳です。

 苦しい時にこそ本質が見えてくるものです。


     ◆


「ところが不思議なのは、このお金の流れは車のリースだけではなく不動産だって同じことですよね」
「あれ、本当ですね」

「家賃が払えなければ倒産するか出てゆかなくてはならず、それでは店子は生きていけません。そこで家賃を補助するというのが今の国の姿勢です。大家さんも店子に出て行かれては困るという理屈は我々リースの世界と同じように思うのですが、まあ我々の声が小さいのかもしれません」

 
 車の中には観光関係のようにほぼ稼働がないところもあれば、物流を維持するためにトラック関係は景気が良いとも聞き及びます。

 なんとか皆で支え合ってこの苦しい状況を脱したいものです。

 少しずつ経済活動を動かし始めましょう。


  

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