先日洞爺湖温泉に泊まった際のホテルの朝食時のこと。
大広間に案内されて入ろうとすると、そこで葉書大の大きさの透明ビニールが配られていました。
「これはなんですか?」
「マスク入れです。食事の最中にマスクはこれに入れていただくと清潔です」
「おお、なるほど。ありがとう」
食事中にはちょっと置きどころに困るマスクですが、これはナイスアイディアです。
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昨日行った居酒屋さんでの会食時のこと。
案内された部屋のテーブルには、割りばしとB6サイズの紙が一枚置かれています。(一番上の写真のこと)
(これはなんだろう?)と説明書きを読むと、「こちらをマスク置きにご利用ください」とありました。
この紙は二つ折りになっていて、これを開いてマスクを入れておけば汚れないという仕組みです。
その紙がまたただの白い紙ではなくて、ちょっとカラフルな和風の伝統模様があしらわれています。
新しいニーズが当たり前になれば、それが一つの道具の誕生かもしれません。
ところで、このマスクの汚れを防ぐ「新しい道具」は一体何と呼べばよいのでしょう。
こちらのお店では「マスク置き」と呼んでいましたが、マスク袋? マスクはさみ? マスク紙?
それともここは"ハンガー"のように英語を使って「マスクカバー」?
統一された名前がついてからがデザインや色などに様々な工夫がなされる文化の始まりかな。
新しい常識を新しい形で表現しようではありませんか。