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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

OB会の悲劇と言うか喜劇と言うか…

2015-01-23 22:53:34 | Weblog

 職場のOB会の新年交礼会が開かれて、声がかかったので出席してきました。

 退職公務員の皆さんによるOB会は最高齢が92歳で一番若い人で60歳。会員数は120名ほどですが、なんと半数が80歳代で、残りを70歳代と60歳代が半分ずつ。まあ皆さんお元気です。

 会費は年間2千円で、事業と言えば名簿を作ることと、亡くなった時のお葬式に会の名前が入った花輪と香典を送る慶弔事業がほとんど。

 我々が到着した時分にはもう総会は終わっていましたが、会長といろいろお話ができました。

「事業は例年と変わらないんですか?」
「ええ、でもちょっと規約の一部を変更しました」

「ほー、どういう変更ですか」
「実は当会は十年ほど前に当時の規約を変更して、会費を払わなくても良い『名誉会員』をつくろう、ということにしたんです。名誉会員の資格は80歳以上の会員と言うことで、当時は会員総数150名に対して80歳以上が10名いるかいないかでした」

「なるほど」
「ところがその後、皆さんお元気で当時70歳だった人はどんどん80歳以上になるし、その一方で新しい会員は増えなかったために、今では会員の半数近くが80歳以上の名誉会員になってしまって会の運営が難しくなってしまったんです…」

「ええ!それは大変ですね。このあとはどんどん慶弔費が出るでしょうし(笑)」
「はい、それで今度80歳を超える人から、名誉会員資格を85歳以上にすることにしました。当時はこれで良いと思ったんですけどねえ(笑)」
 
 歳をとるほど得をする制度って、高齢化社会ではどうもうまくいかなくなりつつあるようです。

 若者の負担を軽くするような制度で社会に活力を与えたいですね。

 まあもっともこの会では一番の若手が60歳ですが(笑)

 

コメント
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